車好きオヤジのブログ

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似た者同志?

2019-07-25 17:30:00 | インポート

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夫婦が離婚する理由の第1位をご存知だろうか。

 

予想の範囲内、何となくはお判りかと思うが「性格の不一致」である。

では長続きする秘訣はその逆なのかと考えれば一致すれば良いのか?

これはおそらく違う気がする。

 

まだ30年そこらのうちの例では参考にはならないだろうが、

身近なところでは自分の両親や知人を見ても

どう考えても同じような性格だとは思えない。

 

似た者同志の場合もあるだろうがお互い真逆な性格の方が

自分にないものを持っていることを認めさえすれば、

寧ろ己の欠落部分を互いに補完しあえるじゃないかと。

 

結婚は人生の中でも大きな決断のひとつには違いないが、

もっと気軽な友人関係の場合ならどうだろう。

案外何とはなく気が合うとか見た目の雰囲気、

ひとことふたこと言葉を交わすだけで仲良くなれるかどうか決まるように思う。

 

私がどう思うとかはさて置きメラビアンの法則とやらでは

人の評価は視覚と聴覚情報で評価の93パーセントが決まると

言われていることから「人は見た目が9割」なんて話もある訳だ。

 

最近周囲の友人達と話をするとやっぱり「血圧が・・・」とか

「老眼がね・・・」とか健康面の話題が必ずといって上る。

付き合う相手が若い者でも50過ぎ、

殆どは60以上の年齢となれば必然なのだろうが。

 

40代になった頃くらいまでは自覚症状の無い場合は特に問題ないと

スルーしていた項目もこの歳になると無視出来なくなっている。

 

自動車や電化製品のように部品を取り替えたり買い直したりは

無理な以上はもう病気や体質と仲良くやっていくしかないからね。

 

 

 

で、話は変わって先日オフ会のあったオヤジ2号(20ソアラ)、

購入後一番長い距離を走るというので今月末に切れる車検も

先に先月受けなおしたのである。

知らない人向けへの説明になるが車検は切れる1ヶ月前から

取得することが可能なのである。

 

毎月のようにドッグ入りしている2号だけに大きな問題があるはずもない。

 

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全国オフ会では滅多に出動させない雨天の走行をしてしまったので

改めてピカピカにしてやるか。

1号ではごく普通の水洗いは2号にはご法度だ。

古い車だけに錆は大敵なのと電装系にも不安がかなりあるからね。

 

車検が取れて喜んでいたのもつかの間。

またまた不具合が発生だ。

 

実はオフ会直前のこと昨年末に購入したレカロDSV。

バブル崩壊以後はシンプルな路線に変わっていったが、

新品発売当時は機能満載のレカロの高級品なのだ。

こいつも2号同様かなり年季の入った代物だ。

 

元々使用頻度が低い助手席側はパッと見、新品かと思うような極上物である。

だが運転席側はそれなりに使用感があるのは仕方がないが、

その後ディーラーでATシフトレバーのカバーを交換させた時に

電気系は関係ない作業にも関わらず運悪く(?)

ショートさせられてしまった挙句ドアやルームランプが点かなくなり、

ジャンクションボックス、インテグショナルリレー等の

舌をかみそうな部品を探すのに数ヶ月掛かったのである。

レカロの方もDSV用配線を何とか入手し無事に使えるようにはなっていた。

当然ながらそれらは全て中古部品でしか入手不能だ。

 

それが突然シート座面の前と後にある高さ調整機能が止まってしまったのだ。

何度かスイッチの上昇、下降を試みたものの、

それ以上触ってまたショートさせてしまったりすると身も蓋もなくなるではないか。

 

冷静になって考えてみればいかに見た目が綺麗なレカロの高級機種と

いってもメンテナンスは車同様に必要に決まっている。

 

やはり餅は餅屋、レカロはレカロ専門業者に依頼するが

結局は安くつくだろうと初代のオヤジ1号で世話になった

堺のフリースタイルに5年ぶりに行って来た。

http://gazoo.com/my/sites/0001453927/kurumazukioyaji/Lists/Posts/Post.aspx?ID=95

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若干痩せたかなと思う程度で店主のTさんも変わらず元気だ。

全国からの修理の依頼品が山のように並べて置かれていた。

 

一応修理内容の明細を拾い出して見積し、了承すれば取り掛かる形だが、

一度でもお世話になればオトモダチ気分の私のこと。

口頭ですぐの手配をお願いして帰ってきた。

 

修理に出している間は代用のレカロを装着してくれるのも有難い。

今回オヤジ号にセットされたのはスポーツタイプのSR。

前回もそうだったようにレンタル品ながらリペア専門店のシートは

ウレタンの張りもパンパンである意味修理に出した物より

快適な場合もあるだろうと思う。

 

沢山のバックオーダーを抱えているここのお店。

秋口にはDSVも帰って来れるだろうか。

 

余談になるがネットで見つけたDSV、切れた保証書を見てみたら

何とこちらも色々とお世話になっているSさんのJETSETでの販売品。

Tさんにその話をすれば「いやあSさんは私のレカロの師匠なんです。」とな。

業界では超有名なSさんの事は判ってはいたが何とも奇遇なつながりですな。

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全国オフ会で出会った多くのソアラユーザーみたいに「一筋ソアラ愛」とか

「一生添い遂げるぞ」みたいな強い気持ちや矜持の無い私だし、

その上に色々と手は掛かるわ、単純にいつまで乗り続けられるかなんて

思うだけの2号なのだがよくよく考えてみれば

調子が悪くなるのも人に喩えりゃ後期高齢者だもんな。

私自身はまだそこまでの歳にはなってないが自分に投影してしまい、

結局は仕方ないよな「よしよし」等と納得してしまうのが不思議なんだよなあ。

 

(了) 


行かずに後悔するより・・・

2019-07-18 22:30:00 | インポート

カーテンから差し込む朝陽で何となく目が覚めた。

しまった!一瞬寝坊したと慌てて飛び起きたのも理由があった。

 

昨日片道約400キロの道のりを雨が降る中を2号運転で来たからでもなく、

到着後の列車事故の影響で前夜祭に行けなかったからでもない。

 

出発の前日のこと、翌日は昼前に出れば余裕で到着と安心したのがマズかった。

 

取引のある銀行関係で大阪のホテルでの催しがあり、

毎度のことながら立食形式の食べ物なんてロクな物でも出ないので

乾杯だけ済ませて主催者側のお偉いさんにだけ出席アピールを済ませて、

早々に退場し何処か一人で一杯やって帰ろうかと思っていた矢先。

 

タイミング良くEちゃんから電話が掛かった来たのだ。

「オヤジさん今、何処なの?晩御飯でも一緒に食べに行きません~?」

当然のごとく二つ返事で地元の居酒屋で会うことになったのである。

 

そこまでは計算通りで美味しい刺身に焼酎、楽しい会話で文句なし。

二次会にスナックで飲んで帰ろうと思ったらもう1軒だけ付き合ってと言う。

幸いそこは今より自宅の近くだがタクシーでそこに送り込んで帰ろうと思ったら、

降りたEちゃん店先で男3人組と話しこんでいるじゃないの。

てっきりEちゃんが酔っぱらいに絡まれてるのかとタクシーを降りれば

その連中の一人が偶然にも客先の課長だったのよ。

実際は飲み屋が沢山入っているビルで

何処が良い店か教えてと言われただけだったらしい。

 

結局そいつらも引き連れて店に入ったのが運の尽き。

帰宅は午前2時半、翌朝は寝不足と二日酔いでフラフラ。

朝一旦会社に出向いたものの動いてなければ

即、眠ってしまいそうな状態だったからなのだ。

 

正直かなり不安があったものの車の運転と電車移動の時は

緊張しているからか全く大丈夫だったのが不思議なくらい。

 

で、起きて時計を見ればまだ午前5時半。

おそらく遠足や運動会前の子供と一緒で今日の期待と楽しみで

疲労なんてのを吹き飛ばしてしまったからなんだろうな。

 

ホテルからは車で15分の会場は「チロルの森」という観光施設。

オフ会以外にも家族連れでも遊びに来れる場所である。

その一角を予約占有してオフ会の会場が設営されている。

入場受付8時からで開会式は10時から。

あまり早く行き過ぎてもと7時半に行ってみてビックリ。

その時には幹事達の車も含めてもう30台位集結しているではないか。

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車の置き場も年代別に10から40までのソアラを停めるように区分けされ、

尚且つ仲間同士や出身地ごとにある程度置ける配慮も考えられていた。

 

入場受付のテントで傘を片手にチケット配布をしている男性こそが

あの「纏さん」だと胸のバッジで判った時は嬉しくなっちゃいましたね。

ネットだけでやり取りしただけの人物、まあイメージとはギャップがあるのは

当たり前だが纏さんはそれ以上に全く私の想像外の人でした。

背が高く若いのにまず驚く、おそらくは30代後半か40代前半ではないか。

また何かスポーツをしているのかモヤシみたいな体型でなく、

バスケットかバレーでもやっていそうな胸の筋肉は着ているシャツからでも

十分に判るような体つきをしている。

当たりが柔らかく物腰も低いがまあ本気で喧嘩はしたくはないくらい強いだろう。

前夜祭のキャンセル代も参加者で賄えたからと受け取ってもらえなかった。

 

私が案内されたのは初対面ながら同じ関西地区の常連メンバーで

私の自宅から30分くらいに住むKIYOさん、息子を同伴の参加だ。

いつもの関西ソアラ会のメンバーながら色々な事情で

たまたま私とは入れ違っていただけだったのだ。

地元で年齢的にも近いのもあり当然話は弾む。

因みに彼は新車発売当時からの根っからのソアラワンオーナーでもある。

 

その後も続々とやってくるソアラ、またソアラの集団。

あっという間に9時過ぎるとかなり一杯になってきた。

Tさんも朝早出の運転でKIYOさんの反対隣に駐車。

 

この頃になると予報通りの雨も上がって曇り空になってきたからまた驚き。

みんなの気持ちや纏さん達の実行委員会の思いが天に通じたようだ。

 

そのうち誰かが受付方向を見て「まる助さんが来た来た!」

彼もソアラ会では超常連の人気者、窓を開けて皆に手を上げ挨拶しながら

私の前をゆっくりと通過し一番奥の九州地区の場所に停まった。

 

また彼も嬉しい方の大きな誤算だった。

気の優しい面倒見の良い人なのは間違いないが

男の私から見てもカッコイイ男性だ。

見た目はそう今は亡き原田芳雄の若い頃を髣髴とさせ、

それよりもう少し背を高くしたようなチョイワル親父予備軍みたいな雰囲気。

こりゃあ女性にさぞかしモテルだろうなあ。

いやもう既に博多辺りでは泣かせた女も数え知らずなのかも知れない。

なんて思いながら早速日頃のお礼に挨拶に出向く。

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会場のあちこちでは「よう1年ぶり!」とか「近いのに全国オフでしか会えないね。」

とか皆さん非常に和気あいあいのさながら同窓会の気分のよう。

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主催者の纏さんは色々と忙しいし、まる助さんも引っ張りだこで

あまり長い時間は話せなかったけど無理してでも行って良かった。

ヴァーチャルで出会いリアルに触れる醍醐味、魅力は格別だ。

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纏さんのHPでの全国オフ会案内のキャッチコピー。

「行かずに後悔するより、行って一生の思い出を作りましょう!」

この言葉に全てが表現されていると言っても過言ではない。

 

往きも帰りも予報通り雨中の運転だったというのに、

結局オフ会開催中は最後の閉会式まで雨は全く降らないままだった。

纏さん自作のパーツも買ったし抽選の景品もしっかりいただいた。

 

後は帰り支度に2号の駐車区画のガムテープを剥がして全て終了だ。

車に戻るとキャップを斜交いに被ったお兄ちゃんが

カメラでパシャパシャ撮っている。

20代かと思うカメラ小僧風の若者から「オーナーさんですか?」と聞かれて

話をすればソアラのオーナーでありながら某雑誌の記者だと言う。

旧車の専門誌なんてあるのも全く知らなかったんだけどね。

 

20ソアラの場合3リッターや2リッターのツインターボ車が殆どで

私が見た限り低グレードのVXというのはこれ1台しか無かっただろう。

どうもフェチというかオタクというのか珍しいと写真を撮られ、

確約は出来ないけど仮に雑誌に載せても大丈夫ですかというので

快く了解し連絡先だけ教えておいた。

もし掲載されたら是非購入するとしよう。

 

纏さん本当に有難う、お世話になりました。

お陰様でとにかく楽しい一日でした。

ある意味ソアラだからこそ全国にこれだけの熱心なオーナー達がいて、

情報交換やメンテナンス等を懸命にやって維持出来ているのではと思う。

 

トヨタ関係者の皆さん、これをご覧になったならアフターパーツの

再販検討を是非ともお願いしたい。

少なくともこれだけの熱いユーザーがいるのは判っていただけたかと思う。

 

だって「世界にひとつ、日本にソアラ」だろ。

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(了)


G○20サミット開催

2019-07-15 17:30:00 | インポート

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G20とは「Group of Twenty」の略称で主要国首脳会議(G7)に

EU、ロシア及び新興国11カ国の計20カ国・地域からなるグループである。

 

先月28日(金)から29日(土)にかけて大阪で

サミットが行われたのはご存知の通り。

実際には代表メンバーに加えて8つの招待国と9つの国際機関が参加し、

護衛や関係者を入れると相当な数の来賓が来日することとなった。

 

そうなると当然その2日間は勿論、開催前の数日間は大阪各地での

警備や巡回など警察官も地元だけでは賄いきれず、

全国から集められたのは32000人の動員であった。

 

伊丹空港周辺の一般道路での検問はかなり厳しく、

コンビニ経営する知人は夜中に帰宅するところで引っかかり、

トランクのゴルフバッグをクラブまで抜かれて逆さに振られる徹底ぶりは

果たして当日にトランプ大統領が来たのでやはりと思った通りとなった。

 

そんな喧騒を避け前日に北海道へ脱出していたのはサミットとは関係なく、

事前に「カムリ・クラウン・Beloved Carオーナーズオフ会」参加が

決まっていたからなのは正直に告白しておこう。

 

 

 

というような話には全く関係なく、オヤジ2号の話である。

そうご隠居さんから「あのボロ車」と称された

29年前に製造されたソアラのお話。

 

クレイジーキャッツの「ハイ、それまでよ」みたいになっちゃうけど、

ちょいと程度の良い割には安い車じゃないかと飛びついたのが運の尽き?

 

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次々と起こる不具合に既に補修部品がメーカー在庫なしとなっている中では

ディーラーやショップだけでは限界があるというもの。

彼等も仕事、生活がかかってるだけにお金にならない事を

気安く受けてくれないのは当たり前なのだ。

 

ソアラ愛好家達にすがるしかもう思いつく方法はなかった。

ネットサーフィンで辿りついたのは「まる助さん」のHP。

http://www.marusuke.com/

九州の方でとっても親切、またソアラのガルウイング化とか

オリジナルのマニュアルミッション製作等も行う本格的な

九州では知る人ぞ知るソアラオーナズクラブの重鎮でした。

 

私の住所を伝えるとすぐに近くのTさん、

「20特殊部隊隊長」を紹介してくれたのでした。

また同様の活動をしている長野県の「纏さん」も紹介いただきました。

この方も雑誌やマスコミに何度も取り上げられる程の有名なソアラオーナー。

http://matoimatoi.blog.fc2.com/

 

その後もシフトレバーカバーをディーラーで交換依頼した際に

そこの整備士がレカロシートの電線を短絡(ショート)させてしまい、

結局シートの配線は直ったもののルームランプやカーテシランプが

点かなくなり調べてもらうと「ジャンクションボックス」、「インテグレショナルリレー」が

必要だと判った時もまる助さんが中古の部品(新品はもうない)の

出物を探してくれたりと非常にお世話になりっぱなしだったのだ。

 

ソアラは毎年一度恒例で全国オフ会が開催されている。

今年は纏さんが代表幹事で信州で行われ

総数200台以上のソアラが集まる予定らしく、

まる助さんもTさんも当たり前のように参加するとのこと。

 

当然私も行くっきゃないというので本番当日7月14日(日)の

日帰り約800キロは還暦オヤジには辛いので、

前日夕方に近くのビジネスで一泊して初参加することにした。

 

梅雨時期だけに仕方ないとは言うものの数日前から関西は雨天で、

当日の信州の予報も100パーセントほぼ雨。

 

前日は宿泊組有志の前夜祭(まあ宴会です)が予定されており、

それにも参加すると連絡し纏さんにも快諾してもらっていた。

 

実はオフ会会場には近いものの私の宿泊ホテルはギリギリでの参加表明で、

彼らのホテル近くの前夜祭場所までは電車で30分ほど移動しなくてはならない。

 

纏さん300数十人の世話をしていて準備や打ち合わせ等とても忙しいはずだが、

私には最寄りの岡谷駅から現地までの往復時刻表まで事前連絡があった。

丁寧に調べていただき有難い話だがどこまで細やかなのかと驚く方が先だった。

 

遅れるつもりは毛頭なく時間に余裕を取ったせいもあって、

雨の高速をゆっくり走っても午後15時半には宿泊先に無事到着。

 

前夜祭の集合19時までは何もすることがない。

まあ付近を散策しがてら早めに向かうとしよう。

 

ホテルから駅まで徒歩約5分。

ちょっと田舎ののどかな感じの駅なのに改札入ると何となく騒がしい。

 

切符を購入しプラットまで来ても電車の到着時刻表示がない。

ホテルにこちらが到着する直前に列車事故があり、

その影響で大きな遅延が起きていたのである。

https://breaking-news.jp/2019/07/13/049737

 

まあそれでも時刻はまだ16時前、早めに来ていて良かったと

プラットで持参した小説でも読んで待つとしよう。

この安心感がその後に急転直下のエライ目に

遭うことになるとはこの時は夢にも思う訳なんて全くなかった。

 

何度も到着時刻の訂正がアナウンスされ、

ようやく約2時間後の18時頃に来ると判った。

纏さんにも駅から連絡しておいたので多少遅れても大丈夫だろう。

 

土地勘がないのに加えて事故の発生場所が前夜祭会場付近だと

知ったのもかなり時間が経過してからのことだった。

 

運行は下車する予定の広丘駅手前で遮断されており、

その一つ手前の塩尻駅までは行けると判ってはいたのだが

一気に向かうのではなく各駅停車のピストン輸送とでも表現すれば良いのか

岡谷から二駅次の辰野駅で一旦降りて乗ってきた電車は逆報告に戻り、

先の駅から迎えに来る電車も少し行けば降車するというような状況なのだ。

 

車両の終着の塩尻駅からはダッシュでタクシーに乗らねば間に合うまい。

慌てて塩尻を降りてタクシー乗り場まで行くと待ち人数は10数人。

幸い時刻は19時までは少し時間があり何とかなりそうだ。

と、思ったものの待てど暮らせどタクシーが来ない。

よくよく考えれば日頃は駅前のタクシーなんてあまり無さそうな

田舎の駅で都会みたいに次々と来ると思うのは甘い考えだった。

 

ぽつりぽつりと進むものの残り5人程度まで行ってふと後ろを見れば

もう既に100人くらいは並んでいただろう。

時刻はもう19時半。

 

そこに駅構内からのアナウンスが。

「下り(岡谷方面)は現在のところ列車の運行時間が不明です。」

ん?なんやとそれじゃ仮にタクシーで遅れて行ったとしても

ホテルに帰れなくなるではないか。

 

集団心理とは怖いもので後に並んでいたタクシー待ちの客のかなりが

一斉に駅に走って戻りだしたらこちらも更に不安になる。

このままタクシー待ちをしていたところでギブアップ。

纏さんに事情を説明してキャンセルし駅に戻った。

時刻は20時、この時点でホテルを出てから4時間以上経っていた。

 

構内では「只今、懸命な復旧作業をしております。

ご迷惑をお掛けしますが暫くお待ちください。」の繰り返し。

 

ようやくあった新たなアナウンスは

「先に事故車両を移動しますので黄色い線の内側に離れてお待ちください。」

冒頭の写真はその時のものである。

 

自転車並みの速度で私の前を特急列車が通り過ぎたのは21時過ぎていた。

ようやく乗れたのは21時半、但し往きと同じ二駅行けばまた降りなくてはならない。

 

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次の迎えのピストンは30分後の予定、但しこれもあくまで予定。

もういい加減疲れてヘロヘロになった私は駅改札に行き

タクシー乗り場の有無だけ聞いて辰野駅で下車。

幸い誰も待っていない1番待ちだったが万が一タクシーが来なくても

予定の列車に乗ってもらって結構だと駅員から許可をもらっていたが、

地元の皆さんは慣れているというか電車の来ない駅から

普通に何度も自販機や駅前売店まで自由に改札を出入りしていた。

 

結局電車の予定時間よりは早くタクシーに乗れたが

岡谷駅前に着いたのは22時半だった。

車で来た片道時間より長い近くて遠い前夜祭会場となってしまった。

 

さあ気を取り直して明日は本番会場に行くぞ~!

 

(つづく)

※タイトルはもうすっかり話題にもならなくなった各国首脳会議風にしているが、

  よく見てもらえばGの後に○印があるのが判るだろう。

  本当はこちらに一文字入れてもらえば有難い。

  当然mocchiさん辺りならご存知かと思うのだが。