夫婦が離婚する理由の第1位をご存知だろうか。
予想の範囲内、何となくはお判りかと思うが「性格の不一致」である。
では長続きする秘訣はその逆なのかと考えれば一致すれば良いのか?
これはおそらく違う気がする。
まだ30年そこらのうちの例では参考にはならないだろうが、
身近なところでは自分の両親や知人を見ても
どう考えても同じような性格だとは思えない。
似た者同志の場合もあるだろうがお互い真逆な性格の方が
自分にないものを持っていることを認めさえすれば、
寧ろ己の欠落部分を互いに補完しあえるじゃないかと。
結婚は人生の中でも大きな決断のひとつには違いないが、
もっと気軽な友人関係の場合ならどうだろう。
案外何とはなく気が合うとか見た目の雰囲気、
ひとことふたこと言葉を交わすだけで仲良くなれるかどうか決まるように思う。
私がどう思うとかはさて置きメラビアンの法則とやらでは
人の評価は視覚と聴覚情報で評価の93パーセントが決まると
言われていることから「人は見た目が9割」なんて話もある訳だ。
最近周囲の友人達と話をするとやっぱり「血圧が・・・」とか
「老眼がね・・・」とか健康面の話題が必ずといって上る。
付き合う相手が若い者でも50過ぎ、
殆どは60以上の年齢となれば必然なのだろうが。
40代になった頃くらいまでは自覚症状の無い場合は特に問題ないと
スルーしていた項目もこの歳になると無視出来なくなっている。
自動車や電化製品のように部品を取り替えたり買い直したりは
無理な以上はもう病気や体質と仲良くやっていくしかないからね。
で、話は変わって先日オフ会のあったオヤジ2号(20ソアラ)、
購入後一番長い距離を走るというので今月末に切れる車検も
先に先月受けなおしたのである。
知らない人向けへの説明になるが車検は切れる1ヶ月前から
取得することが可能なのである。
毎月のようにドッグ入りしている2号だけに大きな問題があるはずもない。
全国オフ会では滅多に出動させない雨天の走行をしてしまったので
改めてピカピカにしてやるか。
1号ではごく普通の水洗いは2号にはご法度だ。
古い車だけに錆は大敵なのと電装系にも不安がかなりあるからね。
車検が取れて喜んでいたのもつかの間。
またまた不具合が発生だ。
実はオフ会直前のこと昨年末に購入したレカロDSV。
バブル崩壊以後はシンプルな路線に変わっていったが、
新品発売当時は機能満載のレカロの高級品なのだ。
こいつも2号同様かなり年季の入った代物だ。
元々使用頻度が低い助手席側はパッと見、新品かと思うような極上物である。
だが運転席側はそれなりに使用感があるのは仕方がないが、
その後ディーラーでATシフトレバーのカバーを交換させた時に
電気系は関係ない作業にも関わらず運悪く(?)
ショートさせられてしまった挙句ドアやルームランプが点かなくなり、
ジャンクションボックス、インテグショナルリレー等の
舌をかみそうな部品を探すのに数ヶ月掛かったのである。
レカロの方もDSV用配線を何とか入手し無事に使えるようにはなっていた。
当然ながらそれらは全て中古部品でしか入手不能だ。
それが突然シート座面の前と後にある高さ調整機能が止まってしまったのだ。
何度かスイッチの上昇、下降を試みたものの、
それ以上触ってまたショートさせてしまったりすると身も蓋もなくなるではないか。
冷静になって考えてみればいかに見た目が綺麗なレカロの高級機種と
いってもメンテナンスは車同様に必要に決まっている。
やはり餅は餅屋、レカロはレカロ専門業者に依頼するが
結局は安くつくだろうと初代のオヤジ1号で世話になった
堺のフリースタイルに5年ぶりに行って来た。
http://gazoo.com/my/sites/0001453927/kurumazukioyaji/Lists/Posts/Post.aspx?ID=95
若干痩せたかなと思う程度で店主のTさんも変わらず元気だ。
全国からの修理の依頼品が山のように並べて置かれていた。
一応修理内容の明細を拾い出して見積し、了承すれば取り掛かる形だが、
一度でもお世話になればオトモダチ気分の私のこと。
口頭ですぐの手配をお願いして帰ってきた。
修理に出している間は代用のレカロを装着してくれるのも有難い。
今回オヤジ号にセットされたのはスポーツタイプのSR。
前回もそうだったようにレンタル品ながらリペア専門店のシートは
ウレタンの張りもパンパンである意味修理に出した物より
快適な場合もあるだろうと思う。
沢山のバックオーダーを抱えているここのお店。
秋口にはDSVも帰って来れるだろうか。
余談になるがネットで見つけたDSV、切れた保証書を見てみたら
何とこちらも色々とお世話になっているSさんのJETSETでの販売品。
Tさんにその話をすれば「いやあSさんは私のレカロの師匠なんです。」とな。
業界では超有名なSさんの事は判ってはいたが何とも奇遇なつながりですな。
全国オフ会で出会った多くのソアラユーザーみたいに「一筋ソアラ愛」とか
「一生添い遂げるぞ」みたいな強い気持ちや矜持の無い私だし、
その上に色々と手は掛かるわ、単純にいつまで乗り続けられるかなんて
思うだけの2号なのだがよくよく考えてみれば
調子が悪くなるのも人に喩えりゃ後期高齢者だもんな。
私自身はまだそこまでの歳にはなってないが自分に投影してしまい、
結局は仕方ないよな「よしよし」等と納得してしまうのが不思議なんだよなあ。
(了)