車好きオヤジのブログ

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Oh! Bon、Yeah!!!

2018-08-14 18:29:00 | インポート

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7月末某日の暑い日のことだった。

 

昼前の西名阪自動車道の郡山インターからの帰路は

エアコンの調子がもうひとつなのも苦にならない、

いや場合によっては効きが良くなったのかと思うくらいの

ご機嫌なドライブとなった。

 

往路に比べて車が軽い。

車重が変わった訳じゃない。

 

踏み込むアクセル開度が浅くても進むという意味だ。

今朝と同じように踏むと思った以上にスピードが出てしまう。

 

空いている道路も浮かれて覆面の御用になっちゃならんと

慌てて速度を落とすこともしばしば。

法隆寺インターを過ぎてpapaさんのお膝元の

香芝インターも軽快にやり過ごす。

 

丸きりの受け売りになるが非分解エンジンオーバーホールの

TEREXSのS氏からはこれをした効果を実感出来るのは

それをする前の状態を知っている者、

つまりオーナーしか判らないかもと聞いていた通りだった。

 

本来走行距離は10万キロを越えた車に推奨のもので、

まだ44000キロを過ぎた程度の2号にはどうかと思ったのも

全くの杞憂だったと言えるだろう。

考えれば28年前の車でエンジン内部の洗浄などは

おそらく1度もしてなかっただろうからね。

 

今日のところは仮退院中の身でもあり一旦ディーラーへと

2号を戻すとしよう。

 

帰宅してからすぐにS氏にメールで報告すると

「今回のTEREXSでオイル系統はリセットされたのでしばらくは問題ないです。

吸気ラインにも汚れが蓄積されている可能性がありますので

機会があればワコーズのRECSの施工をお勧めします。

吸気バルブや燃焼室の汚れを効率的に排出することが可能です。」と返事が来た。

 

 

ワコーズ(WAKO'S)というのは正しくは

株式会社ケミカル和光という会社の商品ブランド名であり、

その名の通り潤滑剤やオイル、クリーナー等の自動車関連の

製品を数多く販売していて、

一般ユーザーの認知度はどうか不明ながら

大手量販店や専門ショップ等の店頭ではお馴染みだ。

特にモータースポーツに力を入れているのもあって、

レースをする者や走りに拘るドライバーには御用達の商品群なのである。

 

http://www.wako-chemical.co.jp/recs/product-info/

 

RECSは価格も排気量によって違うものの野口英世が数人分と

これまた微妙に食指のそそる範囲の金額ではないの。

 

施工店舗を調べてみれば自宅から車で10分の場所に

主に欧州車のメンテナンスを扱うBという専門店があり、

電話をすると国産車も施工してくれるとの話だった。

 

ドックインしているディーラーは盆休みで1週間休業だし、

明けても暫くは電装屋の手が空くまではそのままの状態だ。

 

再度連れ出してRECSに行くとしよう。

早速予約を入れたのは書くまでもない。

 

カーショップBは近くの国道沿いにある店で、

日常頻繁に通っている場所だというのに

京町屋のように間口が狭くてつい

普段は全く気づかず通り過ぎてしまっていた。

 

入って見て案外広いのと入庫している車を見て驚いた。

聞いてはいたものの国産車は1台もない。

ポルシェ、ベンツ、BMW、VWとさながら輸入車ディーラー

顔負けのフルラインナップ。

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これら全てが点検や整備、チューニング等で順番待ちを

しているのだから忙しいのは間違いない。

社長のN氏は長身でモデル体型のイケメン。

服装や店内の雰囲気はシックでお洒落な

ラウンジかブティックのような感じ。

 

やはり高級外車オーナーにきっちりとターゲットを向けた

経営方針なのだろう。

 

2号の作業は短時間(約30~40分)なのでBMWやAUDI達の間に

割り込ませてもらおう。

 

価格面では圧倒的な差があっても希少性や所有する自己満足度は

それらのオーナーに負けてないなんて心の中で一人ほくそ笑んでると、

 

N氏も「この時代の車でこのコンディションの個体があるのは

全く信じられないですねえ!」と心憎い台詞が出るのも

外車オーナー向けのストロベリートークなのだろうか。

 

空調の効いたラウンジのような部屋の1面には大きなガラスが

嵌めてあり作業をそこから見学出来るようになっている。

 

RECS掲載写真は他車のものだが専用のボトルから滴下して

注入する姿から通称「点滴」とも呼ばれている。

 RECS-05.jpg

点滴が終われば最後の儀式。

溜まった薬剤を完全燃焼させる為に大きく空ぶかし。

信じられないくらいに白い煙がモクモク、ボワッ~と出て、

排気ガスが透明になったらおしまい。

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さて効果は如何に?

 

もうお決まりのワンパターンはご承知ですね。

 

(つづく)


Oh2!・・・Ahh・・・。

2018-08-04 12:00:00 | インポート

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それでなくても連日の猛暑で鬱陶しいというのに

のっけからお見苦しい写真で申し訳ない。

以下たいしたこともない話がダラダラと続くので

気分を害された方は読み進めず退場いただくのをお勧めします。

 

 

 

年齢の割には見た目はそこそこイケテル、

いや正気に告白すると俺の好みのタイプ。

 

若かった頃はかなりの美人でさぞモテモテだったのが今でも十分伺える。

 

「脱いだら凄いのよ」とも聞いてはいた。

 

まるで美魔女のようじゃないかと思ったのも確かなんだが、

まさかそういう状況になるとは思ってもみなかった。

 

脱がせたらそりゃあ驚く結果が待っていた・・・。

 

その実は超若作りの後期高齢者である。

その外見からは想像出来なかったが、

下から上げて横から寄せてと涙ぐましい努力が行われていたのだ。

 

 

と書き出しからスケベ親父の浮気日記みたいになってしまったが、

女性の話ではなく車のお話。

 

 

高年式車とは全く違ってその状態を維持する為の努力、

労力がかなり必要なのを今になってひしひしと感じているのだ。

 

古い車のオーナーになるのを舐めていた訳ではなかったが、

焼酎を一杯引っ掛けてネットサーフィンしながら

勢いでポチってしまったのはちょいとばかり軽率だったのは否めん事実だ。

 

遠出をするつもりもなく発売当時に手が出なかった車を普段使いで

ノスタルジーに浸って街乗りするだけの気持ちだったのにな。

 

前回書いたようにエアコンの件で現在2号はディーラーに

預け放しの状態が続いている。

どうやら最低エアコンコンプレッサーの交換は避けられなさそうな話だ。

 

専門の電装系業者も忙しいようでバックオーダーを抱えており、

その列に並ぶだけでも日数が掛かるらしい。

 

2号に対しては若い頃のように飛ばすような走行をする気もないし、

ノーマルな状態でただ静かに走りたいと思うだけなんだが、

どうやら古い車にそれを望むのは非常に贅沢な事のようだ。

 

つまり普通に走行しようとするのなら常日頃からそれなりに

メンテナンスをしなければならないという事なのである。

 

そうなると自分で多少なりとも整備できる腕と

時間が掛かってもこつこつ進めて行くような人物が

旧車オーナーの本来の姿だろう。

それ以外にと考えればそれなりの費用を掛けるのも覚悟できる者だろうか。

 

単に軽い気持ちで購入した俺にはいずれもその資格は無いねえ。

後はいつまで付き合うのか、いつ別れるのかというだけだろうな。

 

 ケンドール.jpg

 

ところでエンジンのオーバーホールって聞いたことないだろうか。

大半のユーザーは知らなくても当然、

まず必要ないというか10万キロ以上走行した車なんかで

エンジンをバラシして内部の洗浄や場合によってはカムとか

クランク、ピストン等の部品も交換したり組み直ししたりする

整備作業のことだからね。

 

ついOVERHOLEかと思いがちだけど

実はOVERHAULなのは更に知られてないだろう。

 

日本の場合車検制度があり3年若しくは2年ごとに車屋が

検査に合格出来る範囲で点検、整備するだけなので

そこまでの手間暇を書けるユーザーは殆どいないだろう。

 

それでなくとも車検でお金が掛かるのに必要以上の出費をするなら

その前に古い車なら新車でなくとも程度の良い中古に買い替える方が

長い目で見れば安上がりだわね。

 

ところが購入した当初からかなり古い車だという場合は

全くその逆のパターンになる。

つまり普通に使うとして常に何処かがイカレルか

事前に手を入れるかを大前提で考えなければならないのだ。

どこまで2号と付き合うのかまだ判らない以上

少なくとも今の時点では俺もオーバーホールまでは正直考えていた訳ではない。

 

では何故必要なのかと説明するとエンジンに対しては

レース等をする様な特殊な用途でない通常の走行なら3000キロとか

5000キロ毎の定期的なオイル交換でまず10万キロは大丈夫なのだが、

車が古くなるとそのオイルが段々と燃焼室に入り込んで

ガソリンと一緒に燃えてスラッジと呼ばれるオイルのカスが

エンジン内に蓄積、溜まってくるのだ。

 

冬場以外でマフラーから青白い煙が出ている車を見たことがるだろう。

それは多分この症状だと思う。

そのまま放置するとエンジン本体がやられてしまい更に大きな出費になる。

 

車種や状態によっても違うので幾らとは言えないけど一旦エンジンを

分解して各部品を整備するというのは最低でも諭吉10人では足らないだろう。

 

たまたま29,800円でそれに近い整備効果があるというのを

たまたまネットで目に留まり気になっていたのである。

価格から予想できる通り実際にエンジンを下ろして解体、

清掃するのではないがね。

 

TEREXというものである。

http://terexs.co/

 

フラッシングの一種なのだが通常のものと違うのは洗浄液が特殊で

エンジンオイルと同じような成分で温度を上げて循環させるという点が

大きな特徴である。

 

実走行しているのに近い状況、エンジンを掛けて洗浄オイルを廻すのである。

最初は緩く、そして徐々にスロットル開度も上げていく。

 

元の2号オーナーはトヨタディーラーで定期的に点検整備していただけでなく、

走行距離も43000キロ弱と少ないのもあり、

効果については若干懐疑的ではあったもののちょっぴり気になり

このHPのSさんに問い合わせて何度かのやり取りの末、

試してみる気になったという訳さ。

 

予約状況も事前に調整し都合が良い日が取れた後にエアコン不良が発生。

その日だけディーラーから仮退院の許可をもらい、

わざわざ往復3時間掛けて奈良まで行ってきたのである。

 DSC_0394.JPG

果たしてその効果はあったのか無かったのか?

 

気がつけばまたいつも以上に長く書いちゃったね。

顛末は次回とさせていただきましょう。

 

 DSC_0397.JPG

 

(つづく)