秘書にゃんこ*万年筆

2021-11-02 | 日々の暮らし
 中学に入って間もない頃、休み時間の度に私の教室にやって来る男の子がいました。

幼い感じに見えたので同学年かと思っていたら、なんと上級生と知って驚き、

後に、私に会いに来ていたのだと聞いて、さらに驚いたものでした。

でも目が合うと逸らされ、話し掛けられることもないまま時が流れてゆきました。

わざわざ修学旅行のお土産を買って来てくれた際も、直接手渡すのではなく、

我が家の隣に住む上級生が届けてくれるという、まるで回覧板


 やがて卒業のとき。

母に相談して、お土産のお礼に当時は定番だった万年筆を贈ることにしました

上級生の教室には行きにくいと思っていたところ、偶然にも階段の踊り場で会い、

「ご卒業、そして高校の合格、おめでとうございます」

差し出した箱を受け取ったときの、耳まで染めた泣き笑いのような表情は今も憶えています。


 あの日を最後に会うこともないまま数十年。

その後、どんな人生を歩んだのかなぁ。。


 先日、雑誌の付録で万年筆を入手しました。

鉛筆やボールペンとは違う、ノスタルジックな書き味に浸ってみましょうか。



ウェッジウッド ワイルドストロベリーの万年筆と同じくジャスパーブルーのボールペン


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