灯火親しむべし * 10月に読んだ本

2024-11-02 | 本が好き

唐の時代の漢詩の一部である「燈火稍可親」を書き下すと「灯火親しむべし」となり、

「ようやく涼しくなった秋の夜は、灯のもとで読書をするのがよい」 という意味になります。

そして昨日11月1日は「紅茶の日」

 

 

灯の点いていないキャンドルと、満席で入れなかった「北浜レトロ」の紅茶

 

 

『Bon Chic』* アンティーク系の雑誌で目の保養

『積木の恋』* 本格的 BL 小説と知らずに借りてしまいました(しっかり読了

『十角館の殺人』* どんでん返しの叙述トリック

『毎日の言葉』*「すみません」の語源を調べて授業の参考に

『あなたを待ついくつもの部屋』* 東京 大阪 上高地の帝国ホテルにまつわるお話

『すべての、白いものたちの』『引き出しに夕方をしまっておいた』* ハン・ガン作品

 

 

『家族じまい』 と、サイドストーリーの詩集『いつかあなたをわすれても』

認知症になった女性の夫、娘、姉、姪たちの受け止め方と、それぞれの家庭の事情。

北国の女性が強く逞しく潔い『誰もいない夜に咲く』『霧』も 桜木紫乃作品。

 

一年中「読書の日」で「読書週間」、「紅茶の日」のような毎日ですが、やはり秋は格別です。

さて、お次は何を読みましょう

 

 

お読みくださいまして、ありがとうございます。

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2 コメント

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桜木紫乃 (hirorin)
2024-11-03 20:40:20
フェアのようなラインナップですね。
なんか、読んでしまうんですよね。
『家族じまい』は、だいぶ前に読んだけれど、なかなか重いテーマ、でも誰しも避けて通れないもの~
ハン・ガンさん、ノーベル文学賞ですね。どんな感じの作風なんでしょうかね。前に韓国の女性作家さんので話題になった『82年生まれ キム・ジヨン』をリタイアしてしまった私・・・

韓流ドラマは、毎日見てるのですが、今は「ゴールデンスプーン」。ただ、あちらの文化?習慣?お金のある親族にすごく色々ねだるのが、ちょっとなじめなくて。結納が男性も女性に贈るのにもびっくり。それも品目書いて!
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hirorin さんへ (Juliet)
2024-11-04 05:53:49
hirorin さん、おはようございます

>『家族じまい』は、だいぶ前に読んだけれど、なかなか重いテーマ、でも誰しも避けて通れないもの~

道東のどんよりとした気候が舞台のことが多いためか、
いずれの作品もカラッとした明るさは感じられませんよね
でも、ついつい引き込まれて、教えていただいた作品をスタートに次々と読んでいます

>ハン・ガンさん、ノーベル文学賞ですね。どんな感じの作風なんでしょうかね。

詩集を2冊読み終わり、次は小説を読んでみようと思います。
原書で読めたら、もっとダイレクトに作風が感じられるのでしょうけれどね。

>韓流ドラマは、毎日見てるのですが、今は「ゴールデンスプーン」。

銀のスプーンではなく金

『パラサイト 半地下・・・』で階段や坂道が身分の差を表しているように、
文化や習慣など、日本と異なるところが多々ありそうですよね。
『冬ソナ』で初雪の日にユジンが遅れた「婚約式」。
そういうものがあるのだと初めて知りました
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