主力が完全に抜け、野手陣は暗黒期を迎えるかと思われた猫上高校野球部だけども、なんと転生プロにして天才肌の「亀井」が入部してくれて、なんとか野手陣の要が出来て一安心（ただその年の新入生は何をとち狂ったのか１塁手ばかりが３人も入ってくるとかいうアホみたいなことになったけどね）
まぁそんな亀井もまだ１年だし、ぶっちゃけ他の野手陣に関してはやはり去年と比べると小粒なせいもあってか、甲子園出場はちょっと難しいかなぁとか思ってたんだけども、エース千賀がかなり踏ん張ってくれて、なんと３年連続で出場することが決定した
で、そんな３度目の甲子園も気づけば準々決勝まで勝ち進み、監督の心配とは裏腹にチームは大躍進を続けてたｗ
そしてその準々決勝の相手は秋田の強豪「仙北北」
強豪の名に恥じぬ戦力で、猫上高校を遥かに凌駕する選手層の厚さなんだけども、千賀が踏ん張り８回まで９安打２失点という好投を魅せる
そして同点で迎えた９回裏猫上高校の攻撃
下位打線ながらも6,7番が連続出塁するも、８番島田は三振で倒れて１アウト１.２塁
続く千賀を変えようかと思ったんだけども、ここぞという時に打ったりするし延長戦を見据えると代える訳にもいかないので続投
これが上手く当たり、センター前ヒットを放ちこれで１アウト満塁
ここで勝負だと思い、１番鳥山を下げ特性「満塁男」を持つ高江洲を代打に
これが見事に的中し、なんと代打サヨナラ満塁ホームランを放ってゲームセット！
なんとか準決勝にまで駒を進めた
そして準決勝の相手は愛知の名門「木曽川」
これまた見事なまでの戦力の高さなんだけども千賀が素晴らしいピッチングで相手を封じ、野手陣がなんとか相手のエース浅尾を攻略して3－0で勝利（つか、浅尾もそうなんだけども超スローボール持ちのピッチャーが強すぎる）
これで２年連続決勝へと進んだんだけども…いやほんとこの戦力でここまでこれるとは思ってもみなかったｗ
そして連覇の掛かった決勝の相手は前回夏の大会準決勝で戦った石川代表、名門「白山水産」！
去年は主砲「岩川」のホームラン攻勢で10－6と大量得点で勝利出来たんだけども、今年はホームランバッター不在で半ば投手力メインでここまで勝ち進んできただけにどこまでやれるか心配だったんだが…
８回にここまでなんとか２失点で抑えてきた千賀が打ち込まれ、さらに８回、９回とこちらの打線を完全に封じ込まれて4－2で負けたしまった…
まぁ正直、今年は甲子園の決勝どころかその甲子園自体に出場出来るかどうかという戦力だったので、ほんとここまで来れただけで爺監督としては大満足で、連覇を逃して悔しいとかそういった感情などは無く、選手たちにはただただ「頑張った」「君たちは最高のチームだった」と伝えたい
そして夏の大会連覇を逃した猫上高校だけども、なんとこれまで延々と逃してきた春の選抜への出場を決め、危惧した暗黒時代はなんだったのか？と思えるレベルの大躍進をしているんだが…とりあえず１、２年のみで戦う甲子園がどんなもんなのか、そしてどこまでやれるのかを楽しみに初戦を迎えることにしよう
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