つれづれに

きままに書きます。
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記憶の不思議

2008年10月23日 | Weblog
というほどのことはないけれど、
記憶のよみがえりは不思議なものです。

今日は病院の掛け持ち。
これまで、ず~とかかっていた病院ではなく、中断していた内科と歯科へ。

内科の方で服用していた薬が、化学治療中、あごの骨に炎症を起こす可能性があるというので、その薬の服用を中止していました。

その間に歯の治療をするという約束になっていたのですが、約束不履行。

慌てて、歯科にも急患といって、見てもらいました。
そこで、この間の治療内容について説明をすることに。

のんでいた薬の名前を教えなくてはいけないのに、肝心の服用中止の薬の名前が出てきません。
どこにも記録がなくて、諦めて座っておりました。

それが不思議なことに先生が現れて、尋ねられた瞬間にすらすらと「ボxxン」

我ながら、びっくり。

この薬をのんでから2~3ヶ月以内は抜歯はしない方がいいそうです。
思いだせたから、良いようなものの危ないところでした。

そういえば、もう10年近く前になりますが、こんなことがありました。
すでにアルツハイマーを発症していた母が行方不明になった事がありました。

チラシをあちこちに配り、探したのですが、2晩たっても、見つからならなくて・・・。
生きた心地がしなかった夕方、
突然鳴った電話。
「xxxxxさんのお宅ですか?」
xxxxxさんというのは母の苗字。

そうなのです。
母が昔住んでいた所の近くにいることを知らせる電話だったのです。
バスや電車に乗って1時間半の場所でした。
もちろん、母は自分がどこにいるのか理解は出来ていなかったのです。

自宅の電話番号もいえなかった母が、
突然私の家の電話番号を口にしたのだそうです。
信じられないことです。
その奇跡的な出来事で母は無事私のうちに帰ってこれたのです。

この時も記憶の復活の不思議さに驚かされたのでした。

脳というのはまだまあだ不思議の領域です。