象が転んだ

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リーマンとオイラーに魅せられて(7/16更新)〜果てしなく続く、リーマン&オイラー探訪の旅〜

2018年07月15日 06時45分30秒 | 数学のお話

 昨日&一昨日と、”リーマン”ブログのバックナンバーを見て下さった方、ホント有難うです。
 特に、リーマン”その1”にアクセスが集中してるみたいですね。

 実をいうと、”その1”は一番最初に投稿したとあって、褒められた内容にはなってません。勿論、書いてる事は正しいのですが。非常に薄っぺらです。大半が『リーマンと数論』と、ウエブ上でチマチマと拾ったものをコピペしただけで、今から見返すと、全く恥ずかしい限りです。


 最初は、軽い気持ちで”リーマン予想”に興味を持ち、NHKの番組でリーマン予想が証明されたら、暗号解読が可能になる?とあったので、それを鵜呑みにし、軽いノリと安直なウケ狙いで、この”リーマン”ブログを投稿しただけなんです。

 ブログを立ち上げた当初は、”ベーブ・ルース”と”マリリン・モンロー”の二本柱で推し進めようと思ってたんですが。全くアテが外れ、アクセスは閑古鳥状態でした。


 そこで、逆転の発想というか。あえて超”堅いネタ”で、安易なウケを狙ったんですが。これが見事にハマり、次はその逆の、超”エロい”コールガールネタで、安直なウケを狙ったんですが。これまたピタリと当りました。でも、流石に”コールガール”は次第に失速しますが。

 お陰で、以降は、自由にのびのびと、失われた青春を謳歌するように、楽しくブログを書かせてもらってます。


 勿論困った事も沢山起きます。リーマンの印象が余りに強すぎて、未だにロングヒット状態で、3回ほどで辞めようと思ってた”リーマン”ブログも、とうとう15回に達しました。


 元々、数理系は大の苦手で。リーマンという名前はかろうじて知ってるくらいでした。2回3回と投稿するに連れ、私めもそれなりに勉強しました。
 しかし、元々勉強が苦手は私は、すぐに挫折します。でもリーマンブログのアクセスは非常に安定し、全く無視する訳にも行かず、色んな書物を読んでは勉強しました。勉強というより、探訪ですね。

 
 でも、奇跡というのは、誰にも何処にでも何時でも起きるんですね。”その3”辺りから、変化が出てきました。オイラーとの出会いです。”博士が愛した数式”とかで名前は一応は知ってました。

 勿論、オイラー積とか、オイラーの積分表示とか全くのチンプンカンプンです。その時何気なく閃いたのが、オイラーをスターダムにのしあげた、”バーゼル問題”(その4の4参照)です。この発見こそがゼータの闇に光を差し込み、リーマン予想に繋がったのですが。

 私もこの”バーゼル問題”にのめり込み、不思議とスムーズに理解できたから、今に至ってるんです。それからは不思議と紐解くように、オイラーにリーマンに魅せられていくんです。オイラーの謎はリーマンの謎であり、オイラーの夢はリーマンの夢であり、オイラー予想はリーマン予想なんです。

 この時、挫折してたら、リーマンブログも僅か3回でオジャンだったでしょうに。事実、バーゼル問題の証明の方法は幾つかあります。高校の数学でも解けますが、東工大に行ける程の学力がないと駄目ですね。このやり方では勿論、私には解けませんでしたが。

 オイラーはsinx=0の解による因数分解の積と、sinxのマクローリン級数による和が繋がる事を、偶然にも思い付いたといいます。私もそれに近い閃きが起こったのです。信じられないかも知れませんが。

 それ以来、オイラーに浸かりきりです。勿論、毎日じゃないですよ。1週間から10日ほど時間を空けないと、私の貧相な脳みそは潰れてしまいます。故に、様々なジャンルのブログを書こうと努めてるんですが。

 ”その4”を大きく更新し、4つのパートに分けたのも、オイラーの物語を”リーマンの謎”の中で充実させたかったんです。しかし、その”オイラー物語”が、少しですが、一段落したと思ったら、今度はリーマンです。 


 リーマン予想のメインは、リーマンの”自明な素数公式”と言われてます。リーマンは、、解析接続を使い、ゼータ関数を複素数の領域にまで押し広げ、それを素数分布(素数公式)に応用するのですが。実に見事な手法ですが、恐ろしく難解で、数多くの数学者が挫折した事でしょうか。

 リーマンは、自ら予想した、”実部が1/2上にある筈のゼータ関数の虚根”を自ら手計算したんですが。その貴重で偉大な計算公式を”粗雑な計算”と決めつけ、論文には提出しなかったんです。
 
 お陰で、リーマン予想は未だ150年ほど経っても、未解決となってるのです。後に、リーマンの後輩であるジーゲルリーマン・ジーゲル公式として発表するのですが、それがリーマンの幻の”第3の解析接続”であり、リーマンが愚痴った”粗雑な計算”だったんですね。

 こういったリーマンのゼータ関数、素数公式の発見は、彼の一部の偉業でしかありません。リーマン予想とは、私達が人類が思ってる以上に、非常に大きく広くて、深く暗い闇なのです。


 安易な気持ちで、”リーマンの謎”をブログにした事を正直後悔してますが。”案ずるより産むが易し”で、新たに書き直すよりも、過去に書いたやつを次々と更新して、膨らましていった方が、近道かなとも思います。


 という事で、まずは、”その1”から順次、更新&追記していこうと考えてます。先は全くの不透明ですし、どれだけ時間が掛かるかも判らないですが、マイペースでゆっくりと更新していこうと思います。出来るだけ、流れや展開を崩さずにしていこうと思います。お陰で、3連休は潰れそうかな?そうでもないか。
 



2 コメント

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無理なさらずに (unknown)
2018-07-16 11:41:47
お久しぶりです。Rionです。

私は数学なんて大の苦手なんですが。その気持ちよく分ります。何か得体の知れない凄いモノに惹かれる感覚というのかな。偉そうなこと言ってますね。

転んださんも無理なさらずにマイペースでいいですよ。コールガールブログも慣れてくると結構楽しいです。私でもエスコートレディになれるかしら?なんてね。
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Re:無理なさらずに (lemonwater2017)
2018-07-17 03:26:47
Rionさん、少し早過ぎですが、お早うございます。

全くですね。怖いもの?に触れたがるという、人間の好奇な心理ですかね。何だか探検家に近い気分です。

 数学的センスとは、”言葉で抽象的に考えるセンス”とあり、抽象的に考えたがる”男脳”の方が有利とされてますが。全くの偏見で、”イメージで直感的に捉えるセンス”の方がずっと大切な気もします。

 でも、あまり身体に脳みそによくない学問であることは確かですね。ま、無理するだけの脳みそがない事が救いなんですが。

 それと、”コールガール”ブログ読んで頂いて有難うです。特に女性に読んで頂きたく立ち上げたんで、嬉しい限りです。
 
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