中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

労働生産性の差は業種・業態の違いにある!

2016年08月14日 05時53分51秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)67ページ「第 1-3-5図 製造業における労働生産性の平均値」をみましたが、今日は68ページ「第 1-3-6図 非製造業における労働生産性の平均値」をみます。

下図から非製造業について2014年における業種別、規模別の労働生産性の平均値を見ると、非製造業における労働生産性の業種別平均は中小企業では飲食サービス業の299万円/人から金融・保険業の1,420万円/人と幅広く分布しており、また大企業でも、飲食サービス業の376万円/人から不動産業,物品賃貸業の1,986万円/人と、製造業と比べ業種による平均労働生産性の差が大きくなっていることが分かります。

この結果について白書は、「非製造業」を業種大分類別に分けて平均を確認すると、業種間に最大で約4~5倍の労働生産性の差が存在しており、中小企業の中で最も平均労働生産性の高い金融・保険業と、大企業の中で最も平均労働生産性の低い飲食サービス業を比較すると、中小金融・保険業の方が大企業飲食サービス業よりも約3.7倍、労働生産性が高くなっていた、とあります。

これらを踏まえると、労働生産性の差は、製造業や非製造業、企業規模の差以上に、業種、業態の違いが影響を与えているとということです!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆