中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

無業者を掘り起こそう!!

2017年12月31日 05時54分45秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」518ページ「第2-4-37図 短時間労働者の就業時間増減希望の有無」をみましたが、今日は519ページ「第2-4-38図 就業希望がある無業者数の推移」をみます。

下図から就業希望がある無業者の推移を見ると、潜在的に就業希望がある無業者は男女合わせて 1,000 万人以上存在し、2012年時点で、非求職者は 15~59 歳の男性で 93.2 万人、同じく 15~59 歳の女性で 309.2万人、男女 60 歳以上においては 215.7 万人となっていることが分かります。

白書は、女性の労働参加の進展によって、15~59歳の女性の就業希望がある無業者数は1997年時点と比較し、直近調査年において減少こそしているものの、依然相当数が就業希望を持ちながら労働参加に至っておらず、シニアについては全体に占める割合が増加傾向にある。

このような、潜在的に労働参加の意向のある人材をいかに労働力として活用できるかが、当面の労働力人口の減少に対応するために必須の取組だといえる、とあります。

無業者という言葉の響きが違和感を感じますが、人手が集まらない中小企業は無業者を掘り起こすことを検討せよということなのでしょうね。

ということで、今年も一年間、毎朝欠かさずブログを書きました。いろいろとありながらも無事に一年間仕事ができたことは、当たり前のようですが、実がものすごく恵まれた環境にあるのでしょうね。皆様に感謝申し上げ、今年最後のブログとさせていただきます。よいお年をお迎えください!!

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労働時間の増加による人手不足の解消も難しい!!

2017年12月30日 05時13分53秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」517ページ「第2-4-36図 女性・シニアの労働力人口比率と就業率及びミスマッチ解消時の労働力人口比率」をみましたが、今日は518ページ「第2-4-37図 短時間労働者の就業時間増減希望の有無」をみます。

下図から短時間労働者の就業時間増減希望の有無を見ると、実際の短時間労働者のうち就業時間の増加希望を持つ割合は極めて少ないことが分かります。

この結果について白書は、女性やシニアの一人当たりの労働時間の増加による人手不足の解消についても期待は難しいと、とあります。

こうした状況を踏まえ、現状の労働参加が頭打ちの状況であることを踏まえると、完全失業者の定義には含まれない潜在的な就業希望者も含めて労働参加率を高める必要がある。以降では、こうした就業希望がある無業者の労働参加の制約要因を分析する、とあります。

明日から見ていきます!!

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女性もシニアも完全雇用の状態に近い!!

2017年12月29日 04時53分15秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」516ページ「第2-4-34図 男女60歳以上の就業者数と就業率の推移」をみましたが、今日は517ページ「第2-4-36図 女性・シニアの労働力人口比率と就業率及びミスマッチ解消時の労働力人口比率」をみます。

下図から女性やシニアについて、2016 年における労働力人口比率と就業率の実績及び、「適当な仕事がありそうにない」、つまりミスマッチのために求職活動を断念している者まで含めた潜在的労働参加率を見ると、やはり女性もシニアも完全雇用の状態に近いことが分かります。

この結果について白書は、就業率は労働力人口比率に近接しており、ミスマッチにより労働参加を断念している者を含めても、現状のままでは先行きの労働力の供給源としての余地が大きいとは言い難い、とあります。

シニアだけでなく女性労働力にも余力はないということなんですね。となると、完全雇用に近い状況であれば賃金は上がるはずなのに、上がらない。。この原因を突き止めないといけませんね!!

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シニアの労働参加が進んでいる!!

2017年12月28日 04時52分46秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」515ページ「第2-4-33図 男女別・産業別・雇用形態別に見た、雇用者数の推移」をみましたが、今日は516ページ「第2-4-34図 男女60歳以上の就業者数と就業率の推移
をみます。

下図からシニアの就業状況について、60 歳以上の就業者数と就業率の推移を確認すると、2012 年以降一貫して 60~64 歳の就業率、65 歳以上の就業率共に上昇しており、実数で見ると、 60~64 歳の就業者数が足下で減少しているのに対して、65 歳以上の就業者数の増加幅が大きいことが分かります。

次に、下図から、対前年の人口、就業者数に対する増加率を確認すると、60~64 歳、65 歳以上共に、特に 2012 年以降人口の増加率を就業者の増加率が上回っており、就業率の数値以上にシニアの労働参加が進んでいる状況が確認できます。

シニアの労働参加は進んでいないという認識を持っているのは私だけではないと思いますが、それは勘違いであったということですね。改めます!!

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女性やシニアが重要な労働の担い手である!!

2017年12月27日 04時55分07秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」509ページ「コラム2-4-2⑩図 中小企業における仕事と介護の両立支援制度の周知方法」をみましたが、今日は515ページ「第2-4-33図 男女別・産業別・雇用形態別に見た、雇用者数の推移」をみます。

下図からどのような産業においてこのような女性の雇用者数の増加が寄与しているかについて、2013 年から 2016 年の雇用者数の変化を男女別に見ると、我が国経済の緩やかな回復基調の影響もあり、合計について確認すると、男性・女性共に全ての雇用形態において雇用者数は増加していることが分かります。

この結果について白書は、産業の内訳を確認すると、第 1 部第 3 章で指摘した産業構造の変化もあり、「医療・福祉」において正規の職員・従業員(女性)が 29 万人増、非正規の職員・従業員(女性)が 21 万人増であり、とりわけ女性の寄与度が大きい。

そのほかの産業について確認すると、「卸売業」、「生活関連サービス業、娯楽業」を除く全ての産業において、女性の正規の職員・従業員数が増加している。

また、非正規の職員・従業員の女性については、「小売業」、「教育、学習支援業」、「その他サービス業」といったサービスの産業を中心に増加幅が大きくなっている、とあります。

いよいよ白書も終盤にさしかかってきました。多様な働き方を支えるのは、女性とシニアと叫ばれている通り、雇用は増えているようです。白書はどのように考えているのか、読み進んで行きます。

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介護について支援制度の設計やその周知を図る!!

2017年12月26日 06時00分55秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」508ページ「コラム2-4-2⑨図 中⼩企業が考える従業員の仕事と介護の両⽴⽀援に当たっての課題」をみましたが、今日は509ページ「コラム2-4-2⑩図 中小企業における仕事と介護の両立支援制度の周知方法」をみます。

下図から中小企業における両立支援制度の社内での周知方法や相談窓口の設置状況について見ると、周知方法については「特に周知していない」とする回答が 26.1%、相談窓口については「特に相談窓口を設けていない」とする回答が 35.5%となっていることが分かります。


白書は、従業員が企業の支援制度の周知不足や相談体制の未整備から、社内で支援制度があることを知らずに自発的に離職を選択することがないよう、中小企業は、平時から相談できる体制を整え、従業員の介護に係る実態把握を進め、支援制度の設計やその周知を図ることが必要だと、とあります。

介護問題は倫理観としては理解できますが、経営が窮迫している経営者が対応するのは困難だと思います。ですが、困難だからできない、やらないというのが最もダメだということなのでしょうね。厳しい問題ですね。。。

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仕事と介護の両立支援の取組を検討せよ!!

2017年12月25日 05時01分26秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」507ページ「コラム2-4-2⑦図 就業者から見た、介護をしながら仕事を継続する上で必要だと考える企業の取組」をみましたが、今日は508ページ「コラム2-4-2⑨図 中⼩企業が考える従業員の仕事と介護の両⽴⽀援に当たっての課題」をみます。

下図から中小企業が認識している従業員の仕事と介護の両立支援に係る課題を見ると、「従業員間の公平性の確保・摩擦の軽減」が最も高く、35.8%となっており、そのほか、「休業者の補填が難しい」、「急な遅刻・早退・欠勤等のリスク」、「仕事の配分・管理が複雑化」のような、介護を事由とした休暇・休業に伴う業務の補填や調整についても課題として認識する傾向が強く、また、「支援に当たってノウハウが不足」と回答する中小企業も 2 割超存在していることが分かります。

白書は、中小企業においても、実際に介護を行いながら働く従業員の有無にかかわらず、将来を見越して仕事と介護の両立支援の取組を検討することが求められるが、突発的な事由による労働時間の変動や、他の従業員との公平性の担保等の課題へ対応するためには、両立支援のための人事制度等の設計だけでなく、運用面での事前の準備や、平時から全ての従業員へワーク・ライフ・バランスへの理解を浸透させること、不足しているノウハウを補完するような取組等の、側面的な支援の取組も必要であると考えられる、とあります。

中小企業は介護について見て見ぬ振りをしていた現状があるかもしれませんが、もうそれでは通じないということですね!!

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フレキシブルな勤務を求めている!!

2017年12月24日 07時01分50秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」505ページ「コラム2-4-2⑤図 介護事由による離職時の就業意向と離職後の変化」をみましたが、今日は507ページ「コラム2-4-2⑦図 就業者から見た、介護をしながら仕事を継続する上で必要だと考える企業の取組」をみます。

下図から勤務時間や勤務日数に関する企業の取組について、家族に要介護者がいる者といない者の別に必要だと考える企業の取組を集計した図を見ると、家族に要介護者がいる者では、「半日や 1 時間単位の年次有給休暇」や「突発的な事由による遅刻・早退・欠勤の許可等の労働時間・労働日数の弾力的運用」について、相対的に重視する傾向があったことが分かります。

この結果について白書は、介護・看護に当たっては、予期せぬ突発的な事象が発生することも想定されるため、このようなフレキシブルな対応を企業に求めていることが考えられる、とあります。

次に、従業員規模別に勤務時間や勤務日数に関する制度や取組の状況を確認すると、制度面での対応については、規模が大きくなるほど整備が進んでいることが分かります。

白書は、他方で、「突発的な事由による遅刻・早退・欠勤の許可等の労働時間・労働日数の弾力的運用」については規模間の差は縮小しており、6~20 人規模の企業について最も取り組まれ
ている割合が高かった。

なお、従業員規模にかかわらず、就業者が重視している「フレックスタイム制を含む変形労働時間制」については、取り組まれている割合は 2 割以下となっている、とあります。

私自身も大企業での勤務時代は気軽に「フレックスタイム」をとっていましたし、クリスマス明けは「大型連休」をいただいていた記憶があります。中小企業に行くと、このようなキーワードを聞くことは皆無に等しいので、こういうところが働きづらさになっているということでしょうね!!

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介護離職者の経済負担が増している!

2017年12月23日 05時01分05秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」503ページ「コラム2-4-2③図 介護をしている者の就業状態」をみましたが、今日は505ページ「コラム2-4-2⑤図 介護事由による離職時の就業意向と離職後の変化」をみます。

下図から40~59 歳の介護を機とした離職者で、離職前の雇用形態が正社員だった者について、離職時の就業意向や離職前後の変化を見ると、就業の意向については、男女共に半数以上が継続就業を希望しており、また、離職後の変化については、特に経済面について「非常に負担が増した」、「負担が増した」とする回答が 7 割を超えていることが分かります。

次に、前職を介護・看護のために離職した正社員の労働移動について見ると、男女共に、離職による無業期間が長期化するほど、就業希望のある無業者となる割合が高く、女性については、復職する場合、非正規の職員・従業員となる割合が、男性に比べ相対的に高いことが分かります。

これについて白書は、介護離職により経済面において負担が増える傾向があること、多くの介護離職者が継続就業の希望があることから、仕事と介護の両立を可能にする取組が中小企業にも求められるだろう、とあります。

少子高齢化の先進国である日本がこの問題に対してどのように取り組むのかを、我々世代が考えていかないといけないということですね!!

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介護をしながら働く者は今後ますます増加する!!

2017年12月22日 05時00分40秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」501ページ「コラム2-4-2①図 介護を行う者の年齢構成」をみましたが、今日は503ページ「コラム2-4-2③図 介護をしている者の就業状態」をみます。

下図から介護を行う者のうち、自営業者を除く雇用者についてその雇用形態を確認したものと、無業者について就業希望を確認したものですが、これを見ると、介護をしながら正規の職員・従業員として働く者は半数近くおり、また、無業者の中でも 3 割近くが就業希望を持っていることが分かります。

次に、介護をしながら働く雇用者 240 万人について、男女別・年齢階級別に雇用者数と、雇用者数に占める割合を見ると、女性については 50 ~64 歳までの各年齢階級で、1 割以上もの雇用者が介護をしながら働いており、また、男性については 55~64 歳の各年齢階級において、他の年齢階級に比べその割合が高くなっていることが分かります。

白書には、現在、介護をしながら働く者は約 291 万人おり、うち、自営業者を除く雇用者は約 240 万人となり、高齢化の進展から今後ますます増加することが見込まれるとあります。

昨日も経営者と老老介護の話をしていましたが、中小企業にとっては、労使ともに切実な問題になっていますね!!

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仕事と介護の両立は重要な課題である!!

2017年12月21日 05時00分26秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」497ページ「第2-4-30図 働きやすさ別に見た、中小企業就業者の今後の就業の意向」をみましたが、今日は501ページ「コラム2-4-2①図 介護を行う者の年齢構成」をみます。

下図から介護を行う者を年齢階級別に見ると、55 歳以上の割合が 6 割超、雇用者に限っても約半数を占めることが分かります。

白書は、下図から規模が小さくなるほど 55 歳以上の従業員の割合が高くなっていることを踏まえると、中小企業において、仕事と介護の両立はより重要度と緊急度の高い事項ともいえる、とあります。

白書には、現在、介護をしながら働く者は約 291 万人おり、うち、自営業者を除く雇用者は約 240 万人となり、高齢化の進展から今後ますます増加することが見込まれると、あります。

人材の定着を考える際、今後重要性を増すことが予想されるのが、従業員の仕事と介護の両立支援ということですね。読み進んでいきます!!

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職場の満足度が下がるほど離職したくなる。。。

2017年12月20日 05時14分30秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」496ページ「第2-4-28図 就業者の働きやすさ別に⾒た、経営者の振る舞いや職場環境(中⼩・中核⼈材)」をみましたが、今日は497ページ「第2-4-30図 働きやすさ別に見た、中小企業就業者の今後の就業の意向」をみます。

下図から中小企業に就業している者について、働きやすさ別に今後の就業の意向を見ると、職場の満足度が下がるほど明確に「すぐにでも転職したい」の割合が高まっていることが分かります。

以上を踏まえ白書は、ここまで見てきたように、中小企業における人材の採用・定着に向けては、例えば昇給・昇進等の人事評価制度といった社内制度の整備だけでなく、時間外労働の削減
や職場環境への配慮等、働きやすい環境の整備に向けた取組を併せて行うことで、より効果を発揮すると考えられる。

また、就業者から見ても、中核人材、労働人材の別にかかわらず、職場の環境整備に向けた仕事の采配の最適化や、経営陣含めた社内でのコミュニケーションの円滑化が、就業の満足度に大きな影響を与えることが推察される。

中小企業における人材の定着のためには、社内制度の整備とともに、雰囲気のいい職場環境づくりに努めることで、従業員の就業の満足度を高め、離職の可能性を減らしていくことが必要であるといえる、とあります。

人口減少の中にあって、中小企業が新規に人材を雇用することはこれまで以上に難しい環境に突入しているようです。そのような中で、離職を防ぐためにも、従業員の満足度も高めなくてはならない。経営者の仕事は増える一方ですね。。。!!

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経営者には労使の立場を超える振る舞いが求められる!!

2017年12月19日 05時01分09秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」494ページ「第2-4-26図 未実現項⽬別に⾒た、今後の就業の意向(中⼩・労働⼈材)」をみましたが、今日は496ページ「第2-4-28図 就業者の働きやすさ別に⾒た、経営者の振る舞いや職場環境(中⼩・中核⼈材)」をみます。

下図から実際に中小企業に就業している中核人材について、現在の職場が働きやすい・働きづらいと回答した者別に、就業先の経営者の振る舞いや、職場環境に関する取組項目の該当状況を示したものです。

これを見ると、現在の職場を働きやすいと感じている就業者と、働きづらいと感じている就業者の差が特に大きいのは、「個人の家庭等の事情を「お互い様」と考えフォローしあっている」、「上下関係に縛られず意見を出しやすい」、「業務上のノウハウが共有されている」、「経営者・経営幹部と従業員の意思疎通が円滑」といった、職場でのコミュニケーションや業務の円滑化に関わる項目であることが分かります。

次に、同様の質問を労働人材について見ると、上図で見た中核人材の傾向と同じく、「個人の家庭等の事情を「お互い様」と考えフォローしあっている」、「上下関係に縛られず意見を出しやすい」、「従業員間のコミュニケーションが活発」といった職場のコミュニケーションや風通しの良さに関わる項目について、「働きやすい」と回答した者と「働きづらい」と回答した者の差がとりわけ大きいことが分かります。

白書は、「所定労働時間内で仕事を終える雰囲気がある」については中核人材に比べてより両者の差が顕著であり、労働人材においては、長時間労働の是正についても、更に職場の満足度に与える影響が大きいことが示唆される、とあります。

経営者には、労使という立場の違いはあるものの、同じ環境にあることを考慮に入れた対応が求められるということですね。納得ですね!!

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職場環境を整えていますか??

2017年12月18日 05時11分39秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」492ページ「第2-4-24図 ⼈材確保の成否別に⾒た、⼈材の定着や育成のために中⼩企業が有効だと考える取組」をみましたが、今日は494ページ「第2-4-26図 未実現項⽬別に⾒た、今後の就業の意向(中⼩・労働⼈材)」をみます。

下図から中小企業に就業する労働人材について重視する項目上位五つについて図を見ると、特に「職場環境・人間関係への配慮」が就業先で実現されていない場合、7 割以上が離職意向を示しており、うち、「すぐにでも転職したい」、「すぐにでも企業・独立したい」とする即時の離職意向は 2 割を超えていることが分かります。

次に、人材確保に関して、経営者の振る舞いや職場環境について、人材確保の成否別に見ると、まず、経営者の振る舞いや仕事の采配について確認すると、特に「業務量・業務負担が公平」、「能力伸長・ライフスタイル等を考慮した仕事の配分を行っている」といった、仕事の采配に関わる項目について差が大きいことが分かります。

次に、従業員同士のコミュニケーションや、仕事のしやすさの項目については、総じて人材確保の成否により明確な差が生じており、特に「上下関係に縛られず意見を出しやすい」、「所定労働時間内で仕事を終える雰囲気がある」といった、風通しの良さや、長時間労働の抑制に関わる項目について差が生じていることが分かります。

職場環境、人間環境、そして、経営者の振る舞いは、いずれも経営者にとって耳の痛い声です。しかし、こういう声が遠慮無く届くような職場は、むしろ風通しが良いということの証左なのでしょうね!

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離職願望は人間の性なのかも・・・

2017年12月17日 05時54分30秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」491ページ「第2-4-23図 年齢別に見た、人材の定着や育成のために就業者が重要だと考える企業の取組」をみましたが、今日は492ページ「第2-4-24図 ⼈材確保の成否別に⾒た、⼈材の定着や育成のために中⼩企業が有効だと考える取組」をみます。

下図から人材の定着や育成に向けて自社で行っている取組の中で、有効だと認識している項目を人材確保の成否別に見ると、「能力や適性に応じた昇給・昇進」は、人材確保成功企業、人材確保不成功企業共に最も回答割合の高い項目であることが分かります。

次に、就業者が重視する取組が、就業先で実施されていない場合に、今後の就業の意向にどのように影響するかについて、中小企業に就業する中核人材が重視する項目上位五つを抽出して確認したものを見ると、本調査における中小企業に就業する中核人材全体の今後の就業意向に比べ、「職場環境・人間関係への配慮」が実現されていない場合、「すぐにでも転職したい」、「すぐにでも起業・独立したい」とする意向が強いことが分かります。

白書は、「機会があれば転職したい」、「機会があれば起業・独立したい」と合わせると、7 割近くが現在の就業先からの離職意向があることが分かる。

同様に、「時間外労働の削減・休暇制度の利用促進」についても実現されていない場合、離職意向に与える影響が相対的に大きいことがうかがえる、とあります。

経営者であっても離職したいと思うときもあるので、離職願望は人間の性なのかもしれませんね。いずれにしても、そういう気持ちをいかに早く発見して消化するかが、経営者の役割ということなのでしょうね!

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