おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「年齢階級別ジニ係数」をみましたが、今日は「一人当たりの支出水準」をみます。
総務省「家計調査(総世帯)」(平成23年)をもとに世帯主の年齢階級別の世帯人員一人当たりの
1年間の支出をみると、世帯主が60~69歳の世帯が132.7万円で、70 歳以上は126.9万円となっていることが分かりおり、世帯主が65 歳以上の世帯の支出は全世帯の平均を上回っていることが分かります。
先日、高齢者世帯の年間所得(平成21(2009)年の平均所得)は307.9万円であることをみましたが、一人当たりの支出が132万円であるので夫婦二人であっても十分に余裕があると読むことができます。
また諸雑費(理美容品等)、こづかい(使途不明)、交際費で構成される「その他の消費支出【赤斑】」が最も多いのが60歳以降であることもこれを裏付けていると思います。
何より、この図をみると、30歳代が最も支出が少なくなっています。この年代は結婚、子育て、マイホームとお金がかかる年代であるにもかかわらず、食費をはじめとして全体の生活費を切り詰めているのが感じ取れます。
高齢者の年金は自分で積み立てたものではなく、我々現役世代に賦課されていることを考えると納得できないものがありますね。
昨日は「年齢階級別ジニ係数」をみましたが、今日は「一人当たりの支出水準」をみます。
総務省「家計調査(総世帯)」(平成23年)をもとに世帯主の年齢階級別の世帯人員一人当たりの
1年間の支出をみると、世帯主が60~69歳の世帯が132.7万円で、70 歳以上は126.9万円となっていることが分かりおり、世帯主が65 歳以上の世帯の支出は全世帯の平均を上回っていることが分かります。
先日、高齢者世帯の年間所得(平成21(2009)年の平均所得)は307.9万円であることをみましたが、一人当たりの支出が132万円であるので夫婦二人であっても十分に余裕があると読むことができます。
また諸雑費(理美容品等)、こづかい(使途不明)、交際費で構成される「その他の消費支出【赤斑】」が最も多いのが60歳以降であることもこれを裏付けていると思います。
何より、この図をみると、30歳代が最も支出が少なくなっています。この年代は結婚、子育て、マイホームとお金がかかる年代であるにもかかわらず、食費をはじめとして全体の生活費を切り詰めているのが感じ取れます。
高齢者の年金は自分で積み立てたものではなく、我々現役世代に賦課されていることを考えると納得できないものがありますね。