おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「小規模企業白書」の148ページ「コラム 2-1-4 ①図 過去の起業経験の有無」をみましたが、今日は149ページ「コラム 2-1-4 ②図 再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去の事業を辞めた理由」をみます。
下図から再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去に事業を辞めた理由について、はじめに男性について見てみると、男性は年代によらず、「資金繰り、資金調達が難しかった」の割合が最も高くなっていることが分かります。
またそのほか、34 歳以下の年代は「人材確保・育成が難しかった」、「必要な設備等の確保が難しかった」、35~59 歳と60 歳以上の年代は「収入が少なかった」、「新たな顧客・販路の開拓が難しかった」、「業績が悪化した」等の割合がそれぞれ高くなっています。
次に、女性について見てみると、34 歳以下の年代は「資金繰り、資金調達が難しかった」、「新たな顧客・販路の開拓が難しかった」、「時間的・肉体的な負担が大きかった」の順になっており、一方で 35~59 歳と60 歳以上の年代については、「収入が少なかった」、「家庭の問題(結婚・出産・介護等)のため」、「資金繰り、資金調達が難しかった」等の割合が高くなっています。
白書は、男性については、資金繰りや資金調達が困難であることが理由として最も強くなっている。また、34 歳以下の男性については、人材や設備の確保が困難という理由の割合が高いことからも、事業規模を大きくしようとしたものの、人材や設備等の経営資源が確保できなかったために、事業を辞めたものと考えられる。このように、男性は年代によって事業を辞めた理由が多岐にわたっていることが分かる。
他方で、女性については、資金繰りや資金調達が難しかったことよりも、事業による収入が少なかったことが事業を辞めた理由としては強く、さらに、結婚・離婚・出産・育児・介護といった家庭環境が変化したことや、事業に対して時間的・肉体的な負担が大きかったことにより、事業を辞めている割合もまた男性に比べて高いことがうかがえる、とあります。
撤退の理由は様々であり、必ずしも資金繰りに限らないということがポイントです。固定観念は持たない方が良いですね!!
昨日は2017年版「小規模企業白書」の148ページ「コラム 2-1-4 ①図 過去の起業経験の有無」をみましたが、今日は149ページ「コラム 2-1-4 ②図 再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去の事業を辞めた理由」をみます。
下図から再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去に事業を辞めた理由について、はじめに男性について見てみると、男性は年代によらず、「資金繰り、資金調達が難しかった」の割合が最も高くなっていることが分かります。
またそのほか、34 歳以下の年代は「人材確保・育成が難しかった」、「必要な設備等の確保が難しかった」、35~59 歳と60 歳以上の年代は「収入が少なかった」、「新たな顧客・販路の開拓が難しかった」、「業績が悪化した」等の割合がそれぞれ高くなっています。
次に、女性について見てみると、34 歳以下の年代は「資金繰り、資金調達が難しかった」、「新たな顧客・販路の開拓が難しかった」、「時間的・肉体的な負担が大きかった」の順になっており、一方で 35~59 歳と60 歳以上の年代については、「収入が少なかった」、「家庭の問題(結婚・出産・介護等)のため」、「資金繰り、資金調達が難しかった」等の割合が高くなっています。
白書は、男性については、資金繰りや資金調達が困難であることが理由として最も強くなっている。また、34 歳以下の男性については、人材や設備の確保が困難という理由の割合が高いことからも、事業規模を大きくしようとしたものの、人材や設備等の経営資源が確保できなかったために、事業を辞めたものと考えられる。このように、男性は年代によって事業を辞めた理由が多岐にわたっていることが分かる。
他方で、女性については、資金繰りや資金調達が難しかったことよりも、事業による収入が少なかったことが事業を辞めた理由としては強く、さらに、結婚・離婚・出産・育児・介護といった家庭環境が変化したことや、事業に対して時間的・肉体的な負担が大きかったことにより、事業を辞めている割合もまた男性に比べて高いことがうかがえる、とあります。
撤退の理由は様々であり、必ずしも資金繰りに限らないということがポイントです。固定観念は持たない方が良いですね!!