中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

借金が多い業種、少ない業種!

2016年12月31日 07時00分03秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)291ページ「第 2-5-16 図 企業規模別に見た無借金企業の割合」をみましたが、今日は292ページ「第 2-5-17 図 無借金の中小企業の業種構成と中小企業全体の業種構成の比較」をみます。

下図から、無借金の中小企業の業種別構成と中小企業全体の業種別構成比の比較を見ると、「建設業」、「製造業」、「卸売業,小売業」は企業全体の構成比に比べ無借金企業の割合が低いが、他方で、「情報通信業」、「不動産業,物品賃貸業」、「学術研究,専門・技術サービス業」は、無借金企業の割合が高くなっていることが分かります。

この結果について白書は何も触れていませんが、肌感覚として、業種毎に借金に対する考え方が違うのは分かる気がしますね!!

ということで、今年もあっと言う間の一年でした。大変お世話になりました。また来年もよろしくお願い致します!

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大企業の4割が無借金経営である!!

2016年12月30日 05時06分39秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)290ページ「第 2-5-15 図 中小企業の負債比率の分布の推移」をみましたが、今日は291ページ「第 2-5-16 図 企業規模別に見た無借金企業の割合」をみます。

下図から、金融機関からの借入れがない、「無借金企業」の割合の推移について見ていくと、中小企業・大企業共に無借金企業の割合は上昇傾向にあり、大企業は2014年時点で4割を超える企業が無借金となっていることが分かります。

この結果について白書は、過去30年間を見ると、長らく中小企業の方が無借金企業の割合が高かったが、リーマン・ショック以降は無借金企業の割合が横ばいとなっており、足下では大企業の方が無借金企業の割合が高くなっている、とあります。

大企業の4割が無借金経営とは驚きですね!!

潤沢な内部留保があるから、借金が返済できるのでしょうが、これほど余裕があるのであれば、積極的な設備投資や賃上げを行って欲しいと考えるのは不思議ではないですね!!

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儲かっている企業は借金を返済している!!

2016年12月29日 05時17分24秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)289ページ「第 2-5-14 図 無借金企業と借入条件変更企業の収益力イメージ図」をみましたが、今日は290ページ「第 2-5-15 図 中小企業の負債比率の分布の推移」をみます。

下図について白書は、1984年は負債比率が30%以内の企業が多く、1999年には負債比率が30%を下回る企業が減少し、30%を超過する企業が増え、足下の2014年には、負債比率が30%を下回る企業の比率が1999年に比べ僅かに上昇している、とあります。

これについて白書は、1984年の負債比率のボリュームゾーンであった企業のうち、高収益の企業は借入れを減少させ無借金となる一方で、収益力の低い企業は借入金の削減が進まず、負債比率が高まったと考えられる、とあります。

儲かっている企業は借金を返済しており、更なる借金をしていないということですね。借金をしてまで取り組みたいことがないということが、今の日本を象徴していますね!!

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無借金企業は収益力が高い!!

2016年12月28日 05時00分28秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)288ページ「第 2-5-13 図 借入金の変化状況別に見た経常利益率平均」をみましたが、今日は289ページ「第 2-5-14 図 無借金企業と借入条件変更企業の収益力イメージ図」をみます。

下図について白書は、高収益企業の一部は潤沢な内部留保の蓄積により借入金の返済を進めるうち、借入金を全て返済し、無借金の企業になっていく。他方で、低収益企業の一部は、事業拡大期には資金調達により借入れを増加させるが、収益力が悪化すると借入金の返済負担が増加し、資金繰りに窮し、借入条件の変更を行うこととなる、とあります。

昨日、私は積極的に借り入れする企業とそうでない企業には利益率の差はないと書きましたが、読み違えていたようです。

借入れを増加させる企業と減少させる企業には収益力に差があり、特に中小企業においてその差が大きいようです。どのような理由なのでしょうか?明日から見ていきます!!

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借入金が多いと経営がルーズなのか??

2016年12月27日 04時41分26秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)287ページ「第 2-5-12 図 借入金が増加している企業と減少している企業の割合の推移」をみましたが、今日は288ページ「第 2-5-13 図 借入金の変化状況別に見た経常利益率平均」をみます。

下図から、借借入金の変化状況別に見た経常利益率平均の推移を見ていくと、中小企業・大企業共に借入金が増加している企業に比べて、減少している企業の方が、収益力が高いことが分かります。

この結果について白書は、収益力が高い企業ほど、内部留保の蓄積が進み、借入金の返済が進んでいるということが考えられる。

また、借入れが減少している企業は、中小企業・大企業共に経常利益率が同じ水準であり、利益率が高く借入れを減少させている企業は企業規模が変わってもその収益水準は変わらないことがいえる。

借入れが増加している企業と減少している企業の利益率の差を見ると、中小企業は大企業に比べ高い水準にある。

また、規模別にその推移を見ると、大企業は80年代初頭の2%から80年代後半にかけて1%前半まで低下し、その後バブル期には2%台に上昇するが、以降は2000年代後半まで緩やかに低下していく。

2008年のリーマン・ショック時に再び2%台まで上昇するが、以降は再び低下しており、足下では1%台半ばとなっている。

このような動きは中小企業でも同様に見られるが、中小企業においてはほぼ全ての景気後退期にこの差が拡大していることがいえる。

こうした借入れを増加させている企業と減少させている企業の利益率の差は金融機関のリスク許容度合いを示す指標になると考えられる。

つまり、借入れを減少させている利益率の高い企業よりも、相対的に利益率が低い企業に対して貸出しを増加させるとその利益率の差は拡大するため、この差が拡大することは金融機関がリスクを許容した結果であると推測できるからである。

この考えをもとに再び第 2-5-13図を見ると、中小企業においては、景気後退期には企業の支援をすべく金融機関のリスク許容度合いが上昇しているものの、景気拡張期にはリスク許容度合いが弱まっており、長期的には90年代半ばの2%強から足下の1%強まで弱まっているといえる。

ただし、直近では上昇傾向にあり、再びリスクの許容度合が上昇する兆しが見られる、とあります。

私の中小企業のクライアント様を見ても、積極的に借り入れする企業とそうでない企業には利益率の差はない、つまり、借入が多いと経営がルーズと感じるのは大きな誤解ということですね!

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借入金が増加していますか?減少していますか??

2016年12月26日 05時36分33秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)285ページ「第 2-5-11 図 規模別に見た貸借対照表の推移」をみましたが、今日は287ページ「第 2-5-12 図 借入金が増加している企業と減少している企業の割合の推移」をみます。

下図から、借入金が増加している企業と減少している企業の割合の推移を見ていくと、大企業は1990年代初頭までは借入れが増加している企業と減少している企業の割合が同水準であったが、1990年代半ば以降は減少している企業の方が多くなっており、その乖離幅は拡大傾向にありますが、中小企業は1980年代半ば以降減少させている企業の割合が高く、その乖離幅も大企業同様に拡大傾向にあることが分かります。

この結果について白書は、このように、1990年代半ば以降は企業規模の大きさを問わず、金融機関からの借入金が増加している企業よりも、借入金が減少している企業の数の方が、相当程度上回っている。

ただし、この借入金の増減別に見た企業の割合は、借入金の増減量は考慮していないため、前項までで見てきた企業規模別の借入金の推移とは異なる動きをしている。

これは企業が資金を調達する際、1年間に必要な資金を一度に調達するなど、資金をまとめて調達するケースが多いためであり、単純に借入金が減少している企業の割合が高いことは、借入金の総量が減少していることとは異なる点に留意が必要である、とあります。

今、借入がしやすい環境にあると経営者から聴くことが多いので、この結果も納得ですが、では、借入れが増加している企業と減少している企業の財務状況にはどのような違いがあるでしょうか。明日、見ていきます!

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大企業の貸借対照表は大きくなるが・・・

2016年12月25日 07時15分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)282ページ「第 2-5-10 図 サイトギャップ等の推移」をみましたが、今日は285ページ「第 2-5-11 図 規模別に見た貸借対照表の推移」をみます。

下図について白書は、中小企業は、1993年から2005年にかけては25.4兆円減少(▲4.5%)し、2005年から2014年にかけては38.3兆円増加(+7.1%)している、とあります。

いろいろと説明があるのですが、白書が言いたいことは、大企業は必要運転資金が増加に転じているが、中小企業は必要運転資金が緩やかに減少し、足下でも伸び悩みが見られる、ということです。

白書は、まとめとして、大企業は、海外を中心とした関係会社への投資を積極的に進め、その投資金額が直接金融での調達額や内部留保増加分以上の金額であったため、金融機関からの借入れを増加させた。

これに対して中小企業は、資産規模を維持する中で、内部留保の範囲内で設備投資を実施し、大きく借入れは伸びなかったということです。

一言で言えば、大企業の貸借対照表は大きくなり、中小企業のそれは以前のままということです。そういう雰囲気が中小企業には蔓延していることも納得できますね!

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必要運転資金とサイトギャップの関係

2016年12月24日 06時30分45秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)281ページ「第 2-5-9 図 必要運転資金のイメージ図」をみましたが、今日は282ページ「第 2-5-10 図 サイトギャップ等の推移」をみます。

下図について白書は、以下のように説明しています。

必要運転資金は売上債権と仕入債務との差に、棚卸資産を加えたものとも言い換えられるため、それぞれを月商で除すと、必要運転資金月商倍率は、売上債権月商倍率と仕入債務月商倍率の差(「サイトギャップ」という。)に、棚卸資産月商倍率を加えたものといえる。

「製造業・非製造業」共に大企業の方が必要運転資金月商倍率は大きかったが、その差は縮小しており、製造業においては中小企業が大企業を上回る水準となっている。

大企業製造業の必要運転資金月商倍率が縮小することで、相対的に中小企業製造業は必要運転資金の負担が増加しているといえる、とあります。

難解な書き方でわかりにくいですが、要するに、中小企業の資金繰りが悪化している原因を探っている訳です。もう少し読み進んでみましょう!!

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企業間信用、必要運転資金、売上債権・・・という専門用語

2016年12月23日 07時24分59秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)268ページ「コラム 2-4-5 図 情報セキュリティ普及啓発事業の全体像」をみましたが、今日は281ページ「第 2-5-9 図 必要運転資金のイメージ図」をみます。

下図について白書は、以下のように説明しています。

企業に運転資金が必要となるのは、財やサービスを販売してその代金を回収するまでに、立て替えをする資金が発生するためである。

製造業の例でいえば、一般的には材料を仕入れ、その材料から商品を製造し、商品を販売して代金を回収するまでが一連の流れとなる。

その際に企業間信用を利用すると、仕入債務、棚卸資産、売上債権が発生するが、売上債権、棚卸資産は現金化されていないため立て替えている資金となり、仕入債務は立て替えされている資金となるため、立て替えている資金の方が多くなれば、必要運転資金が発生する。

小売業で一般消費者が顧客となるような事業者であれば、販売は現金で行い、仕入は企業間信用を利用する場合が多く、このような場合は立て替えている資金の方が少なくなり、必要運転資金は発生しない。

また、必要運転資金が発生する事業者の場合、事業の規模が拡大すれば必要運転資金も増加するが、必要運転資金が発生しない事業者の場合は、事業の規模が拡大しても必要運転資金は発生しない状態が続く。

我々にとっては至極当たり前の日常用語なのですが、中小企業者に向かってこういう専門用語を多用すると学習意欲が急速に低下してしまうということを思い出しました。教えるってホントに難しいですよね!

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情報セキュリティ対策でセミナーを受けたくなったら・・・

2016年12月22日 05時00分56秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)266ページ「第 2-4-43 図 情報セキュリティ体制に関する課題」をみましたが、今日は268ページ「コラム 2-4-5 図 情報セキュリティ普及啓発事業の全体像」をみます。

下図について白書は、中小企業の情報セキュリティ対策への取組を支援するため、独立行政法人情報処理推進機構(以下、「IPA」という。)では、全国の中小企業向けに普及啓発コンテンツの提供や各種セミナー等を実施している、とあります。

このIPAの主な取り組みとして、

①中小企業にて情報セキュリティ対策を実施・支援する際に必要な実践的な知識を習得するための全国セミナー開催及びカンファレンスを通じた専門家育成の強化。

②地域中小企業支援機関が開催する研修会への情報セキュリティ講師の無償派遣。

③「中小企業の組織的な情報セキュリティ対策ガイドライン」の改訂及び中小企業実態訪問調査を実施し、実態把握及び直接指導の実施。

④情報セキュリティに関する豊富なコンテンツ・ツール類を集約した中小企業を支援するポータルサイト「iSupport」の機能強化。

をあげています。

かつて「2000年問題」で大騒ぎになりましたが、次は「2020年問題」、「2038年問題」等があるようです。また個人情報についても情報処理の役割は重要ですので、こういう専門機関に相談するのも一つの選択肢になりますね!

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スキル・ノウハウ・人手不足

2016年12月21日 04時56分25秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)266ページ「第 2-4-42 図 個人情報の取扱規模別に見た外部リソースの利用状況」をみましたが、今日は266ページ「第 2-4-43 図 情報セキュリティ体制に関する課題」をみます。

下図から企業の情報セキュリティ体制が抱える課題を見ると、「スキル・ノウハウ不足」が62.8%と最も多く次いで「人手不足」、「経費上の問題」が5割弱と多くなっていることが分かります。

この結果について白書は、対策をどのように進めていくべきかという情報の不足と対策を実行する経営資源の不足を強く感じていることが分かる、とあります。

すべての取り組みは経営資源の不足に行き着いてしまうことが、中小企業の弱さであることをここにも感じますね!

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情報セキュリティも外部リソースを上手に活用しよう!!

2016年12月20日 05時07分13秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)265ページ「第 2-4-41 図 リスクの影響についての検討状況別に見た情報セキュリティトラブル発生時の対策」をみましたが、今日は266ページ「第 2-4-42 図 個人情報の取扱規模別に見た外部リソースの利用状況」をみます。

下図から情報セキュリティのためにどのような外部リソースを利用しているかを個人情報の取扱件数規模別に見ていくと、個人情報の取扱件数5,000件以上の企業では、5割弱が「外部のベンダー、システム会社を利用」と回答しており、22.7%の企業が「外部機関主催の研修に参加」となっていることが分かります。

他方、個人情報の取扱件数が5,000件未満の企業や把握していない企業では、外部リソースの利用状況は総じて低くなっており、利用していないという回答が5割超となっていることから、この結果について白書は、セキュリティ対策を効率的に進めていくには、外部リソースを上手に活用していくことも重要である、とあります。

買わない!持たない!というオフバランス経営は情報セキュリティ面でも同様ということですね!

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セキュリティトラブルが発生した時にどのような対策を取りますか??

2016年12月19日 05時05分19秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)264ページ「第 2-4-40 図 情報セキュリティに関する防止対策を行ったことによる効果」をみましたが、今日は265ページ「第 2-4-41 図 リスクの影響についての検討状況別に見た情報セキュリティトラブル発生時の対策」をみます。

下図から情報セキュリティに関するトラブルが発生した際の対策を見ると、「影響について検討し、定期的に見直ししている」企業の方が、対策を実施している割合が高くなっており、「影響について把握していない、想定をしていない」企業は対策について「検討していない」と65.7%が回答していることが分かります。

この結果について白書は、情報セキュリティトラブルの被害想定ができていない企業ほど、セキュリティトラブル発生時の対策への取組が遅れている企業が多いことが確認できる、とあります。

CIOを設置できるほどの企業規模でなくても、このような対策が取れるように検討しておかなくてはなりませんね!

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情報セキュリティから得られる効果とは??

2016年12月18日 06時34分08秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)262ページ「第 2-4-39 図 リスクの影響についての検討状況別に見た情報セキュリティに関する防止対策の取組状況」をみましたが、今日は264ページ「第 2-4-40 図 情報セキュリティに関する防止対策を行ったことによる効果」をみます。

下図から、情報セキュリティに関する取組を行うことによる企業への効果を見ると、「従業員の意識向上」が50.6%と最も多く、次いで「リスク顕在化の防止」が33.0%と多くなっていることが分かります。

また「システム投資の見直し」、「取引先からの評価向上」といった企業価値の向上につながっているという回答も1割程度存在していますが、他方で「効果を実感できていない」という回答も3割程度確認できます。

経営者の取り組みへの思いがそのまま従業員に伝わっているような気がしますね!

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セキュリティ対策の優先度が低いために・・・

2016年12月17日 06時30分14秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)261ページ「第 2-4-38 図 個人情報の取扱規模別に見た情報セキュリティに関する防止対策の取組状況」をみましたが、今日は262ページ「第 2-4-39 図 リスクの影響についての検討状況別に見た情報セキュリティに関する防止対策の取組状況」をみます。

情報セキュリティに関する防止対策の取組状況を情報セキュリティリスクが顕在化した場合の影響について検討しているか否かで回答割合を比較した下図から見ます。

この結果について白書は、情報セキュリティリスクの影響について検討がなされていない企業では、「重要情報のパスワードでの管理」、「従業員への研修」といった比較的コストはかからないがセキュリティ対策を進める上では重要な取組が遅れていることが分かる。

以上の結果から、個人情報の取扱件数が5,000件未満の企業では、情報セキュリティトラブルの影響についての検討が進んでおらず、セキュリティトラブルが発生した際の被害についての想定ができていないことから、経営の中でのセキュリティ対策の優先度が低く、取組が進んでいない実態が明らかになった、とあります。

経営者にとって、経営の優先度は、売上と資金繰りと従業員だと思うので、こういう結果になってもやむを得ない気もしますが、それではダメ!ということなのですね!

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