おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の468ページ「第2-4-3図 事業展開の方針別に見た、人材の過不足状況」をみましたが、今日は470ページ「第2-4-5図 ⾮製造業における業務領域別に⾒た⼈材不⾜の状況」をみます。
下図から非製造業における人材不足の状況を、業務領域別に確認すると、成長・拡大志向企業においては、フロントオフィスの人材の不足感が最も強く、中核人材では 5 割、労働人材においては 6 割を超える企業が「営業・販売・サービス」について不足を感じていることが分かります。
この結果について白書は、非製造業の中でも、労働集約的であり、生産と消費が同時に行われる傾向の強い業態のサービス業等においては、一般的に在庫を持つことができず、また、機械化等によるフロントオフィスの省力化が難しいため、人手不足の影響を強く受けている可能性が示唆される、とあります。
また、白書は、非製造業も製造業と同様に、「財務・会計」については比較的不足感が小さい傾向にある。これは、業務の一部について、顧問税理士・会計士等への移譲を進めやすいこと、会計ソフト等の IT 導入の効果により、比較的少人数で対応することが可能であること等が背景として考えられる、とあります。
昨日も小規模事業者のコンサルティングを行いましたが、「財務・会計」について、一人目の経営者は全く分からない、二人目の経営者はすべて税理士に任せていると仰っていました。ほとんどの経営者がこのどちらかに入ると思いますが、人材が不足する現況においては経営者は、カバーできていない部分を補完しないといけないのかもしれませんね。
昨日は2017年版「中小企業白書」の468ページ「第2-4-3図 事業展開の方針別に見た、人材の過不足状況」をみましたが、今日は470ページ「第2-4-5図 ⾮製造業における業務領域別に⾒た⼈材不⾜の状況」をみます。
下図から非製造業における人材不足の状況を、業務領域別に確認すると、成長・拡大志向企業においては、フロントオフィスの人材の不足感が最も強く、中核人材では 5 割、労働人材においては 6 割を超える企業が「営業・販売・サービス」について不足を感じていることが分かります。
この結果について白書は、非製造業の中でも、労働集約的であり、生産と消費が同時に行われる傾向の強い業態のサービス業等においては、一般的に在庫を持つことができず、また、機械化等によるフロントオフィスの省力化が難しいため、人手不足の影響を強く受けている可能性が示唆される、とあります。
また、白書は、非製造業も製造業と同様に、「財務・会計」については比較的不足感が小さい傾向にある。これは、業務の一部について、顧問税理士・会計士等への移譲を進めやすいこと、会計ソフト等の IT 導入の効果により、比較的少人数で対応することが可能であること等が背景として考えられる、とあります。
昨日も小規模事業者のコンサルティングを行いましたが、「財務・会計」について、一人目の経営者は全く分からない、二人目の経営者はすべて税理士に任せていると仰っていました。ほとんどの経営者がこのどちらかに入ると思いますが、人材が不足する現況においては経営者は、カバーできていない部分を補完しないといけないのかもしれませんね。