おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2015年版ものづくり白書の116ページの「図123‒22 管理的職業従事者及び役員に占める女性の割合」を見ましたが、今日は135ページの「図123‒53 開廃業率の比較」を見ます。
下左図から我が国の開廃業率をみると、英米の約半分程度であり、新陳代謝が進んでいないのが現状であることが分かります。
次に上右図をみると、米国では経済を牽引する代表的な企業の約3分の1は、1980年以降設立の新しい企業であり、こうした新しい企業の時価総額は約3.8兆米ドルと米国 GDP の2割を超える規模になっていいますが、一方、我が国では、企業数は約8分の1、民営化・合併・ホールディングス化などの新規設立以外の企業を除いた時価総額は約700億米ドルにしか満たない状況であることが分かります。
白書は、この結果について、ベンチャー企業が次々と生まれ、世界をリードする新産業が創出され、経済のメインプレーヤーとして十分に活躍していくことが経済の好循環を回すうえで極めて重要である、とあります。
私が中小企業診断士の勉強を始めた20年前に「開廃業率」という言葉に強いインパクトを感じた記憶がありますが、残念ながら、その後変わっていないということですね。
昨日は2015年版ものづくり白書の116ページの「図123‒22 管理的職業従事者及び役員に占める女性の割合」を見ましたが、今日は135ページの「図123‒53 開廃業率の比較」を見ます。
下左図から我が国の開廃業率をみると、英米の約半分程度であり、新陳代謝が進んでいないのが現状であることが分かります。
次に上右図をみると、米国では経済を牽引する代表的な企業の約3分の1は、1980年以降設立の新しい企業であり、こうした新しい企業の時価総額は約3.8兆米ドルと米国 GDP の2割を超える規模になっていいますが、一方、我が国では、企業数は約8分の1、民営化・合併・ホールディングス化などの新規設立以外の企業を除いた時価総額は約700億米ドルにしか満たない状況であることが分かります。
白書は、この結果について、ベンチャー企業が次々と生まれ、世界をリードする新産業が創出され、経済のメインプレーヤーとして十分に活躍していくことが経済の好循環を回すうえで極めて重要である、とあります。
私が中小企業診断士の勉強を始めた20年前に「開廃業率」という言葉に強いインパクトを感じた記憶がありますが、残念ながら、その後変わっていないということですね。