中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

人材不足により市場調査ができない!

2015年07月31日 05時09分59秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)169ページ「開拓する市場別に見た今後の市場調査の意識」をみましたが、今日は170ページ「開拓する市場別に見た市場調査に対応できる人材状況」をみます。

下図から市場を調査する意思はあるが対応できる人材がいるかどうかをみると、既存の市場開拓においては40%超の企業には対応可能な人材がいるが、新規の市場開拓においては対応可能な人材がいる企業は30%を下回っていることが分かります。

この結果について白書は、中小企業・小規模事業者も販路を開拓していくために、新規市場も含めた市場調査を実施する意思はあるものの、人材不足等の要因から十分な調査ができていない状況にあるといえる、としています。

そもそも市場調査とは何かということが定義されていないので、どういう人材が不足しているのかよく分からないのですが、この人材不足に対してどのような方向性があるのか、明日見ていきます!
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市場調査に満足していない!

2015年07月30日 05時13分26秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)166ページ「市場の把握状況別に見た売上目標の達成状況」をみましたが、今日は169ページ「開拓する市場別に見た今後の市場調査の意識」をみます。

下図から今後の市場調査の意識に関して開拓する市場別にみると、既存の市場及び新規の市場の開拓の双方において、60%超の企業が更なる市場調査を行う意思があることが分かります。

現状の市場把握で十分であると考えている企業は、既存市場開拓においては30.4%、新規市場の開拓においては18.2%となっています。

新規市場の把握度は低い状況にあるが、その状況に満足している全集は比較的少ないということですね。

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売上目標を達成したければ市場を把握せよ!

2015年07月29日 04時46分59秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)165ページ「開拓する市場別に見た業種別の市場把握状況」をみましたが、今日は166ページ「市場の把握状況別に見た売上目標の達成状況」をみます。

下図から市場の把握状況別に見た売上目標を達成した企業の割合をみると、既存の市場の開拓では、「市場のニーズの把握」、「市場の商圏(エリア等)」、「市場の規模(金額等)」のどの項目においても、市場を把握していると回答した企業が売上目標を達成している割合は60%近くになっており、把握していないと回答した企業が売上の目標を達成した割合を上回っていることが分かります。

また、新規の市場の開拓では、既存の市場開拓時に比べて売上目標を達成している割合が少ないものの、市場を把握している企業の方が、把握できていない企業と比べ総じて売上目標を達成している割合が高くなっている。

このことから、白書は、市場のニーズ、市場の商圏、市場の規模等を把握している企業ほど、売上目標は達成できている傾向にあることが分かる、としています。

売上目標を達成したければ市場を把握せよ、ということですね!

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市場開拓時に顧客を把握できているか?

2015年07月28日 05時04分24秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)164ページ「新規市場開拓の売上目標未達成企業が抱える課題」をみましたが、今日は165ページ「開拓する市場別に見た業種別の市場把握状況」をみます。

下図は開拓する市場を既存市場と新規市場の二つに分類し市場を開拓する際にどの程度市場を把握しているかを尋ねたものですが、これをみると、卸売業、小売業は商圏を把握していると回答した企業が他の業種に比べて高く、小売業は他業種に比べて市場のニーズを把握できていると回答した者の割合が既存市場の開拓、新規市場の開拓ともに低くなっていることが分かります。

また既存市場の開拓時と新規市場の開拓時の市場の把握度合いを比較すると、新規市場の開拓時は既存市場の開拓時に比べ全般的に市場の把握度合いが低くなっている。

これについて白書は、既存市場については普段の経営の中で取引先から情報を得るなどして市場を把握していくことができるが、新規市場を把握するためには一定の人員やコストをかける必要があるため市場を把握しづらい状況にあるのではないかと考えられる、とあります。

新規市場への参入でありながら、市場を把握しているというのは、ビジネスモデルが構築されていることの証と読めば良いのでしょうか。

白書は市場の把握状況について「規模〔金額面〕」、 「商圏(エリア、対象顧客等)」、「顧客のニーズ」の三つの要素に分類していくとあります。しばらく読んでいきましょう!

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新規販路開拓に向けた新たな課題とは??

2015年07月27日 05時04分35秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)164ページ「既存市場開拓の売上目標未達成企業が抱える課題」をみましたが、今日は164ページ「新規市場開拓の売上目標未達成企業が抱える課題」をみます。

下図から新規市場開拓の売上目標が未達成となった企業の販路開拓の各段階における課題をみると、昨日の既存市場開拓時の課題と同様の傾向であるが、「企画やアイデアを出すための情報収集に時間がかかる」と回答した企業が多いことが分かります。

白書はこれについて、新規販路開拓では顧客のニーズを満たす新しいアイデアを出すことにも課題を抱えている状況にある。

このように中小企業・小規模事業者の産業構造が変化する中で、中小企業・小規模事業者が直接市場に向き合う必要性が増し、こうした市場を把握するための人材の確保など、これまでにない新たな課題に直面していると考えられる、とあります。

人口減少により消費が縮小している中で、新規開拓を図るためのアイデアが従業員から出てくるような環境整備を図ることが、経営者の役割と理解しなくてはいけないのでしょうね!
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目標未達成の理由は何か??

2015年07月26日 06時08分47秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)163ページ「開拓する市場別に見た売上・利益の目標未達成の理由」をみましたが、今日は164ページ「既存市場開拓の売上目標未達成企業が抱える課題」をみます。

下図から既存市場開拓の売上目標が未達成となった企業の販路開拓の各段階における課題をみると、「販路開拓、商品・サービスの提供の段階」、「商品・サービスの開発の段階」における人材に開する問題が上位2項目となり、その割合も50%以上となっていることが分かります。

また「情報収集・分析の段階」に開する項目が3位から6位となっており、多くの企業が自社の強みを活かす市場の調査や市場の把握、販売チヤネルの選定に対して大きい課題を抱えており、その原因は人材不足であるということですね。

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売れない理由の根本原因は??

2015年07月25日 05時34分32秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)161ページ「開拓する市場別に見た売上・利益の目標達成状況」をみましたが、今日は163ページ「開拓する市場別に見た売上・利益の目標未達成の理由」をみます。

下図から売上の目標を達成できなかった理由を開拓する市場別にみると、既存市場の開拓では「商品・サービスの価格の問題」が最も多く、次いで「販売・提供する組織体制の問題」となっており、新規市場の開拓では「販売・提供する組織体制の問題」が最も多く、次いで「商品・サービスの価格の問題」となっていることが分かります。

白書はこの結果について、既存市場の開拓では売上目標は達成しやすいが、商品・サービスの価格の問題、つまり市場での競合他社との競争により売上目標が未達成となる傾向にあるといえる。

また、新規市場の開拓においては、売上目標を達成することが難しくその理由は人材の不足などの組織体制の問題が大きいといえる、としています。

この結果をみると売れない責任を誰かにを押しつけているように感じます。誰かのせいで売れないと責任をなすりつけるのではなく、どうしたら全体的なボトムアップが図れるを、売れないときに考えなくてはダメ!ということなのでしょうね!

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5社に1社は売上目標を設定しない!?

2015年07月24日 05時19分15秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)161ページ「業種別、市場別に見た販路開拓の取り組み状況」をみましたが、今日は161ページ「開拓する市場別に見た売上・利益の目標達成状況」をみます。

下図から開拓する市場別に売上・利益の目標達成状況をみると、既存市場の開拓においては売上目標を達成している企業は50%を超えているが、新規市場の開拓では売上目標を達成している全集は20%近くにとどまっていることが分かります。

また、新規市場の開拓については、そもそも売上目標を設定していない企業が20%近く存在していますが、これについて白書は、売上の「目標」を設定することは事業の進捗管理や取組内容の課題を把握することでも重要であるが、こうした目標を設定できていないのは、新規の市場の把握ができていないため、売上の見込みを立てられないことが要因として考えられる、としています。

売上目標を設定しない企業とは、取引先が長期間安定していて、恵まれた環境にあると勝手に推測してしまいます。

経営相談で売上高をいくら増やしたいというところから話が始まる場合があります。こういう場合は、お客様の「数」と「単価」から徐々に分解していくと整理しやすくなるので、売上目標を設定できない経営者は参考にしてください!

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販路開拓方法は業種により異なる!

2015年07月23日 05時02分41秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)160ページ「販路開拓において最も重視している市場」をみましたが、今日は161ページ「業種別、市場別に見た販路開拓の取り組み状況」をみます。

下図から新規顧客の獲得のための市場の開拓の取組について開拓する市場別にみると、製造業と卸売業は新規市場開拓を実施している割合が60%を超えており、既存市場の販路開拓よりも新規市場の販路開拓に取り組む割合が高<なっていることが分かります。

一方、小売業とサービス業は、既存市場の販路開拓に取り組む割合が60%近くあり、新規市場よりも既存市場の販路開拓に取り組む割合が高くなっています。また建設業は、既存市場及び新規市場の販路開拓に取り組む者もいるが販路開拓に取り組んでいない者の割合が最も高くなっていることが分かります。

業種的に販路開拓に対する取り組み方が異なるということですが、これを踏まえ、明日、販路開拓と売上と利益の関係を見ていきます!

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新規市場の開拓を重視していますか??

2015年07月22日 05時02分16秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)159ページ「自社の商品・サービスの販売対象」をみましたが、今日は160ページ「販路開拓において最も重視している市場」をみます。

下図から販路開拓する市場のうち最も重視している市場をみると、製造業及び卸売業は40%を超える企業が新規市場の開拓を最も重視している他方、小売業、サービス業に関しては新規市場開拓を重視する企業が3割前後となっていることが分かります。

これについて白書は、小売業、サービス業は地域需要志向型の企業が多いこともあり、既存市場の開拓を重視する企業の方が多くなっている。

また、建設業に開しては取り組んでいないと回答する中小企業・小規模事業者が50%を超えているが、これは特定の企業や事業者との取引が多く、新規顧客獲得活動を行う動機が弱くなっているためだと考えられる、としています。

では、売り上げ目標の達成状況はどうなっているのでしょうか?明日、見ていきます!

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自社の販売対象は??

2015年07月21日 05時02分54秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)157ページ「中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみましたが、今日は159ページ「自社の商品・サービスの販売対象」をみます。

下図から業種別に見た自社の商品・サービスの販売対象をみると、建設業は特定の企業・事業者の割合が56.6%と最も高くなっており、製造業と卸売業は民間事業者への直接販売が最も多くなっているが、他の業種と比較すると、民間事業者への間接販売も多くなっていることが分かります。

また小売業は個人消費者への販売が83.0%と圧倒的に多くなっており、サービス業は個人消費者及び民間事業者への直接販売、特定の企業・事業者への販売が多く、間接販売の割合は低くなっています。

この結果を踏まえ、中小企業は販路開拓において重要視している市場はどこでしょうか?明日、見ていきます!

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研究開発は営業利益を向上させる。が・・・

2015年07月20日 05時06分59秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)157ページ「製造業の規模別にみた売上高研究開発費率の推移」をみましたが、今日は157ページ「中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみます。

下図から中小製造業における売上高が研究開発費に占める割合と営業利益率の推移をみると、リーマン・ショック付近での特異的な動きはあるものの、総じて、売上高に占める研究開発費率が高い企業ほど営業利益率も高い水準で推移していることが分かります。

これについて白書は、中小企業の研究開発活動が営業利益率の向上に好影響を与えていることが分かる、としています。

研究開発型の経営者の中には、その技術を換金するための営業や経営管理が苦手で、結局、資金繰りが回らず事業が継続しないことがあります。

経営者が苦手とする機能を高い専門性を有する人材が連携して支援することができれば・・・と思うのですが!

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小規模事業者も研究開発費を投じている!

2015年07月19日 05時35分04秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)155ページ「米国における企業規模別の売上高研究開発費率」をみましたが、今日は157ページ「製造業の規模別にみた売上高研究開発費率の推移」をみます。

下図から製造業の従業員規模別に見た売上高に占める研究開発の割合をみると、企業規模が大きくなるほど研究開発費の売上高に占める割合が上昇していることが分かります。

また経年での変化を見ると、従業員数が5,000人以上の企業においては売上高に占める研究開発費は減少傾向にある一方で、従業員50人以上99人以下の規模の小さな企業においては、その比率が徐々に上昇していることが分かります。

これについて白書は、我が国の産業構造が変化する中で、中小企業・小規模事業者にも主体的に研究開発に取り組むようになり研究開発費を投じるようになってきている様子がうかがえる、としています。

では、研究開発費の成果とも言える営業利益はどうなっているのでしょうか。明日見ていきます!

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研究開発をどのように後押しするか?

2015年07月18日 06時17分32秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)154ページ「GDPに占める研突開発費の割合の推移」をみましたが、今日は155ページ「米国における企業規模別の売上高研究開発費率」をみます。

下図からアメリカの企業規模別の売上高研究開発費率をみると、規模の小さな企業ほど売上高研究開発費率は高く、規模が大きくなるについてその割合は低くなっていることが分かります。

昨日の我が国とは異なり規模の小さな企業が研究開発を積極的に行っている現状が明らかになったことについて白書は、昨今では製造業を中心に規模の大きな企業から安定的な受注を受けて事業を行うといった中小企業・小規模事業者の産業構造が変化しつつあり、そうした庇護に預かっていた中小企業・小規模事業者が自らの足で立ち、主体的な研究開発を行う必要性が出てきている。

今後、こうした動向を後押しするとともに、我が国のイノベーションを活発化するためには志ある中小企業・小規模事業者(ペンチャー企業も含む)において十分な経営資源の利活用が可能な環境を整備することが重要と考えられる、とあります。

方向性としては大賛成ですが、具体的にどのように中小企業や小規模事業者に向けた環境整備を行っていくのでしょうか。中小企業では手に負えないような煩雑な事務手続きをどうしたら解消できるのか、この部分で他国の取組をみてみたいですね!

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研究開発は大企業が担っている!

2015年07月17日 05時29分18秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)153ページ「イノベーション活動を実施した企業が経験したイノベーションの阻害要因」をみましたが、今日は154ページ「GDPに占める研突開発費の割合の推移」をみます。

下図から我が国のGDPに占める研突開発費の割合の推移を国際比較すると、欧州諸国に比ぺて我が国ではGDPに占める研究開発費が高い水準で推移していることが分かります。

次に、従業員規模別にみた売上高研究開発費を見ると規模が大きくなるにつれて売上高に占める研究開発費の割合が高くなっていることが分かります。

イノベーションと関連の深い我が国の研究開発費は規模の大きな企業が担っているということで、これは当然のように感じますが、白書は米国の状況と比較しています。明日、見ていきます!

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