おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2018年版「中小企業白書」の335ページ「第 2-6-35 図 相手先を見付けたきっかけ別に見た、M & A 後の統合の過程における課題」をみましたが、今日は337ページ「コラム2-6-6 M&Aを検討したものの、実施しなかった企業の実態」をみます。
下図から、過去に M & Aを検討した者の検討・交渉状況について見てみると、実際に交渉に至った者の割合は24.4%に過ぎず、具体的な交渉に至らなかった者が大半であることが分かります。
M & Aを検討したが、具体的な交渉に至らなかった理由を見ると、「判断材料としての情報が不足していた」や「効果がよく分からなかった」といった実施の判断をするに至らなかった者が多く、次いで「相手先が見付からなかった」が続いていることが分かります。
この結果について白書は、「判断材料としての情報が不足していた」や「効果がよく分からなかった」という点は、実施企業のマッチング時の課題と共通しており、こうしたマッチング時の情報収集が円滑にできるようにすることが M &A の実施を推進していく上で重要な課題といえる、とあります。
何にでも言えることかと思いますが、成功話よりも失敗した人や苦労した人から聞く話の方が学ぶことが多いですよね。支援者はマッチング時の情報収集にポイントをおいた方が良さそうですね~!
昨日は2018年版「中小企業白書」の335ページ「第 2-6-35 図 相手先を見付けたきっかけ別に見た、M & A 後の統合の過程における課題」をみましたが、今日は337ページ「コラム2-6-6 M&Aを検討したものの、実施しなかった企業の実態」をみます。
下図から、過去に M & Aを検討した者の検討・交渉状況について見てみると、実際に交渉に至った者の割合は24.4%に過ぎず、具体的な交渉に至らなかった者が大半であることが分かります。
M & Aを検討したが、具体的な交渉に至らなかった理由を見ると、「判断材料としての情報が不足していた」や「効果がよく分からなかった」といった実施の判断をするに至らなかった者が多く、次いで「相手先が見付からなかった」が続いていることが分かります。
この結果について白書は、「判断材料としての情報が不足していた」や「効果がよく分からなかった」という点は、実施企業のマッチング時の課題と共通しており、こうしたマッチング時の情報収集が円滑にできるようにすることが M &A の実施を推進していく上で重要な課題といえる、とあります。
何にでも言えることかと思いますが、成功話よりも失敗した人や苦労した人から聞く話の方が学ぶことが多いですよね。支援者はマッチング時の情報収集にポイントをおいた方が良さそうですね~!