中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

高収益企業の方が効果を実感している!!

2016年10月31日 04時33分20秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)189ページ「第 2-3-23 図 高収益、低収益別に見た海外展開投資のきっかけ」をみましたが、今日は190ページ「第 2-3-24 図 高収益、低収益別に見た海外展開投資による効果」をみます。

下図から海外展開投資の種類別に見た効果を、高収益企業と低収益企業で比較したものを見ると、いずれの海外展開投資についても、「海外の新市場・顧客の開拓」の効果について、高収益企業の方が低収益企業に比べて効果を実感している企業が多いことが分かります。

また、生産拠点を設ける直接投資については「売上の拡大」、「利益率・生産性の向上」、「海外市場の情報の蓄積」、販売・サービス拠点を設ける直接投資については「売上の拡大」、「海外市場の情報の蓄積」、「自社のブランド・認知度向上」、インバウンド対応については「売上の拡大」の項目が同様に高い割合となっていることが分かります。

これらの結果について白書は、以上をまとめると、海外展開投資により得られる効果について、高収益企業と低収益企業とでは違いがあり、高収益企業の方が「売上の拡大」、「海外の新市場・顧客の開拓」といった効果を実感していることが分かる、とあります。

では、高収益企業はどのような取り組みを行っているのでしょうか?明日、見ていきます!

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コストダウンでは収益性が高まらない!!

2016年10月30日 04時25分51秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)188ページ「第 2-3-22 図 インバウンド対応における課題」をみましたが、今日は189ページ「第 2-3-23 図 高収益、低収益別に見た海外展開投資のきっかけ」をみます。

下図から海外展開投資を行ったきっかけについて、高収益企業と低収益企業とで比較したものを見ると、高収益企業は「取引先の海外移転に伴い、要請があったため」、「新しい市場であり、先行参入するメリットがあるため」、「製品・サービスに自信があり海外で販売しようと考えたため」、「競争は激しいが市場として高成長しているため」といったきっかけで海外展開投資を開始した企業が多いことが分かります。

低収益企業については、「取引先の海外移転に伴い、要請があったため」、「新しい市場であり、先行参入するメリットがあるため」といった高収益企業と同じきっかけで海外展開を開始した企業が多いが、一方で「製造工程等のコストダウンのため」、「投資費用が比較的安いため」といったきっかけで海外展開を開始した企業が高収益企業に比べて多くなっていることが分かります。

この結果を踏まえ白書は、高収益企業は、コスト削減目的というよりも、自社の製品やサービスに自信があり、海外が市場として成長しているために、海外に進出している傾向にあることが分かる、とあります。

結果を見ると納得ですが、動機がコストダウンでは収益性が高まらないということが、なんとも皮肉な結果ですね!

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インバウンド対応していますか??

2016年10月29日 05時18分38秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)187ページ「第 2-3-21 図 直接投資における課題」をみましたが、今日は188ページ「第 2-3-22 図 インバウンド対応における課題」をみます。

下図からインバウンド対応を行っている企業が抱えている課題を見ると、インバウンド対応については、輸出や直接投資に比べて投資を行っている企業数そのものが少ないが、これを見ると、「販売先・訪日外国人の確保」の課題が最も多く、次いで「海外市場動向についての情報・ニーズの把握」、「不規則な需要への対応」、「自社の製品・サービスの良さを伝えるのが困難」の順になっていることが分かります。

魅力がある地域資源を持つ地域に行くと、なぜインバウンド対応していないのかと思ってしまいますが、実際に上記のような課題に直面すると対応することが困難になるのもうなずけますね!

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直接投資を行っている企業が抱えている課題とは??

2016年10月28日 04時49分01秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)186ページ「第 2-3-20 図 輸出における課題」をみましたが、今日は187ページ「第 2-3-21 図 直接投資における課題」をみます。

下図から直接投資を行っている企業が抱えている課題を見ると、直接投資については、生産拠点、販売・サービス拠点を設けている企業共に「外国人人材の確保・労務管理」、「現地の法制度・商慣習への対応」を挙げる企業が多いことが分かります。

この結果について白書は、これは、生産拠点、販売・サービス拠点を設けている企業共に現地法人を設立するため、現地で活用するための外国人人材を確保し、商取引に係る現地の法制度や
商慣習に対応する必要があるためと考えられる。

さらに、生産拠点を設けている企業は、「品質管理・納期管理」、「為替変動のリスク」、「海外展開を主導する日本人人材の確保・育成」の割合が高いことが分かる。

これは、現地生産を行うために品質管理・納期管理が必要になり、販売・仕入を行う際に為替の問題に注視しなければならないためと考えられる。

また、販売・サービス拠点を設けている企業は、「現地パートナー企業・商社等の確保」、「海外展開を主導する日本人人材の確保・育成」、「コスト管理・代金回収リスク」の割合が高いことが分かる。

これは、現地の販売先を確保するために、現地のパートナー企業を探す必要があり、また現地の営業所をサポートするために海外での勤務経験や語学力に長けた日本人人材を雇用する必要があるためと考えられる、とあります。

このように文書で見ると「当たり前」に感じてしまいますが、根底には、言葉の違い以上に、文化の違いがあるので、その多様性を楽しめる器を持たないと難しいようですね~!

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輸出の課題は不変の課題!

2016年10月27日 04時16分23秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)182ページ「第 2-3-18 図 中小企業における海外展開投資の重要度」をみましたが、今日は186ページ「第 2-3-20 図 輸出における課題」をみます。

下図から輸出を行っている企業が抱えている課題を見ると、「現地パートナー企業・商社等の確保」の課題を挙げる企業が最も多く、次いで「為替変動のリスク」、「現地の法制度・商慣習への対応」、「コスト管理・代金回収リスク」の順になっていることが分かります。

この課題は机上と現場でこれまでに何回も見たことがある、まさに「不変の課題」です。

自社の限られた経営資源を投資しながらも、こういう基本的なことが高い壁になって待ち構えているので、海外進出前によき相談者を探すことをオススメします!!

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海外展開を重要視していないってホントですか??

2016年10月26日 05時05分40秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)179ページ「コラム 2-3-1 ①図 外国人メッシュ分析」をみましたが、今日は182ページ「第 2-3-18 図 中小企業における海外展開投資の重要度」をみます。

下図から中小企業における海外展開投資の重要度について見ると、海外展開投資を重要視していない中小企業が約8割も存在していることが分かります。

ここまでを踏まえ白書は、本節では我が国の中小企業の海外展開投資の効果と実態について見てきたが、海外展開投資により海外需要の獲得に取り組む企業も徐々に増えてきてはいるものの、企業全体に占める割合で見ればまだまだ少なく、海外展開投資を重要ではないと考えている企業もかなり高い割合でいることが分かった。

しかし、第 2-3-3 図で示したとおり、海外展開投資を行うことで海外市場の開拓、売上の拡大といった効果を実感している企業がいることからも、今後我が国の中小企業が、内需が縮小する中で稼ぐ力を強化していくためには、海外展開投資による外需の獲得が重要である、とあります。

この結果を素直に受け取れないですね。業種にもよりますが、多くの中小企業経営者は海外が重要であるとは認識していながらも、諦め感から、重要ではないと回答しているような気がしますね。可能性のある中小企業を支援していくのが、我々の役割ということですね!

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「リーサス」を知っていますか??

2016年10月25日 04時31分58秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)178ページ「第 2-3-17 図 インバウンド対応実施企業の割合」をみましたが、今日は179ページ「コラム 2-3-1 ①図 外国人メッシュ分析」をみます。

下図について白書は、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)及び経済産業省が、地方自治体による様々な取組を情報面から支援するために、2015 年 4月より提供している「地域経済分析システム(通称:「RESAS」(リーサス)」という。)を活用することで、訪日外国人旅行客の実態、消費動向等を把握することが可能である、とあります。

外国人メッシュ分析とは、本システムの中の観光マップの中にある、2015 年 9月に拡充した機能であり、外国人の滞在状況を10キロメートルと1キロメートル単位のメッシュで表示することで、人気スポットや、訪問数が少なく今後重点的にPR すべきスポットを把握することができる。

また、10キロメートルメッシュ単位については、当該メッシュに滞在した外国人が合わせて訪れているほかのメッシュが表示され、地域間の相関関係が把握できるので、周遊パターンも把握することができ、観光の地域間連携の検討に活用することもできる(データは、2014 年 11月から2015 年 4月の半年間の積算。データ出所は株式会社ナビタイムジャパンの「インバウンドGPSデータ」)。

コラム2-3-1 ①図は、10 キロメートルメッシュ単位による外国人の滞在状況のヒートマップとメッシュ間の外国人の移動関係を表示したものであるが、東京都、大阪府等の主要都市はヒートマップが赤くなっている一方で、それ以外の地方についてはメッシュが全く表示されていない場所も多いことが見て分かる。

また移動関係については、主に東京、大阪の主要都市と地方がつながっていることから、東京、大阪近郊の空港が窓口になって外国人が我が国を訪れ、その後地方を訪れていることが推察される、とあります。

このリーサスについては昨年度の白書でも取り上げられていたので、言葉に記憶がありますが、そのときのブログにも操作性に触れています。

今回、改めて、「リーサス」から人気スポットを検索しようと思いましたが、感覚的に操作ができないので、まずは「操作マニュアルダウンロード」を読まないいけないようです。。。

方向性はとても面白そうなのに、なぜか親しみを持てないのは、こういう発想であることが多いですよね!

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インバウンド対応を行う企業とは?

2016年10月24日 04時54分40秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)177ページ「第 2-3-16 図 投資時期別・規模別に見た海外現地法人の国・地域構成の推移」をみましたが、今日は178ページ「第 2-3-17 図 インバウンド対応実施企業の割合」をみます。

下図から、インバウンド対応を行っている企業の割合を業種別・規模別に見ると、全業種で見るとインバウンド対応を行っている企業は3.9%であるが、インバウンド消費を獲得しやすい業種を見ると、小売業は6.1%、宿泊業、飲食サービス業をはじめとしたサービス業は7.5%の企業がインバウンド対応を行っており、規模別に見ると、従業員20人以下の企業に比べ、21人以上の企業の方が、インバウンド対応を行っている割合が高いことが分かります。

この結果について白書は、訪日外国人旅行客に商品を提供する小売業や、宿泊業、娯楽業、飲食サービス業等の、訪日外国人旅行客に触れる機会が多いサービス業を中心に、海外の需要を取り込むべくインバウンド対応に取り組み始めている。

また、規模の大きな企業ほど従業員の余裕があるため、インバウンド対応を行いやすいことが考えられる。

インバウンド対応は国内にいながら訪日外国人旅行客の需要を取り込むものであるため、輸出や直接投資に比べて取り組みやすい投資であると考えられるが、輸出や直接投資に比べて遅れている。

そのため、より多くの中小企業がこの機会を活かし、インバウンド対応に取り組むことで、海外需要の獲得による売上拡大を図ることができる、とあります。

観光地にあるだけでインバウンドの対応を求めてしまいがちですが、従業員の数についても念頭に置かなければならないということですね!

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従来の海外展開の流れに変化が生じている!!

2016年10月23日 04時59分59秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)176ページ「第 2-3-15 図 海外子会社を保有する企業の業種構成の推移」をみましたが、今日は177ページ「第 2-3-16 図 投資時期別・規模別に見た海外現地法人の国・地域構成の推移」をみます。

下図から、海外現地法人の国・地域の構成の推移を規模別に見ると、2011年頃から企業規模を問わず中国へ直接投資を行っている割合が減少傾向に転じていることが分かります。

他方で、ASEANをはじめとしたそのほかのアジア諸国の割合が大きく増加してきており、最近の我が国企業の直接投資先は中国からアジアの新興国へシフトしていることが見て取れます。

この結果について白書は、このような動きの背景には、中国の経済成長の減速や先行き不透明感や、人件費の高騰等が大きく影響しているほか、製造業のみならず卸売業やサービス業をはじめとする様々な業種の企業が、生産拠点や販売・サービス拠点として中国以外の国・地域により大きな魅力やビジネスチャンスを見いだし、重点とする投資国・地域を移していると推測される。

このようなことからも、製造業を中心とした「安価な人件費や旺盛な需要を求めて中国に生産・販売拠点を設ける」という従来の海外展開の流れに変化が生じていることが分かる、とあります。

私が初めて中国に行ったのは1996年だったでしょうか。当時は完全に安価な人件費を求めての工場進出で、中国での販売はまだ先のことと考えていた記憶がありますね。ということは、あと十年すると、世界はもっと変わっているのでしょうね!!
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様々な業種が海外進出している!

2016年10月22日 05時50分21秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)175ページ「第 2-3-14 図 規模別に見た海外子会社を保有する企業割合の推移」をみましたが、今日は176ページ「第 2-3-15 図 海外子会社を保有する企業の業種構成の推移」をみます。

下図から、海外子会社を保有する企業数の業種構成の推移を規模別に見ると、依然として大企業・中小企業共に製造業が大きなシェアを占めていますが、2008年から2013年までの推移を見ると、少しずつではあるが製造業の占める割合が減少傾向であり、その一方で卸売業、情報通信業、サービス業といった業種の割合が徐々に増加してきていることが見て取れます。

この結果について白書は、近年の人口減少によって内需が縮小している中、海外の需要を獲得するために卸売業、小売業、サービス業といった様々な業種が海外進出していることが推察される、とあります。

確かに海外に行くと、この会社が海外展開しているのかと驚くことがありますね!では、どのような地域に海外進出しているのでしょうか。明日、見ていきます!!
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海外子会社を持つ中小企業が増えている!!

2016年10月21日 04時40分45秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)174ページ「第 2-3-13 図 規模別・業種別に見た直接投資企業数の推移」をみましたが、今日は175ページ「第 2-3-14 図 規模別に見た海外子会社を保有する企業割合の推移」をみます。

下図から、海外子会社を保有する企業の割合の推移を規模別に見ると、大企業と同様に中小企業全体としても年々増加基調にあり、それに比例して中小製造業の直接投資割合も増加していることが分かります。

自分の肌感覚から比較すると、大企業が低くて中小企業が高いような気がしますが、では、その業種構成はどうなっているのでしょうか。明日、見ていきます!!
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小売業、サービス業が直接投資を開始している!!

2016年10月20日 05時09分46秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)173ページ「第 2-3-12 図 規模別・業種別に見た直接輸出・間接輸出企業の割合(2015 年)」をみましたが、今日は174ページ「第 2-3-13 図 規模別・業種別に見た直接投資企業数の推移」をみます。

下図から、直接投資を行っている中小企業数の推移を規模別・業種別に見ると、2001年と2006年の比較では、大企業・中小企業共に直接投資企業数は大きく増加しており、2006年と2009年の比較ではリーマン・ショック等の影響により大企業・中小企業共に直接投資企業数が若干減少してはいるが、その後の2009年から2014年にかけては大企業・中小企業共に増加傾向に転じていることが分かります。

この結果について白書は、2014年の直接投資をした中小企業(6,346社)のうち、「製造業、小売業、卸売業以外の中小企業」(1,590社)についても2009年から大きく増加していることからも、従来の製造業を中心とした直接投資だけではなく、小売業、サービス業をはじめとした様々な業種の中小企業が直接投資を開始していることが推測される、とあります。

小売業、サービス業のビジネスモデルを輸出するのは考えるだけでも気が遠くなりそうですが、それでもこれだけ多くの中小企業が行っているというのは刺激を受けますね!!
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小売業、サービス業は輸出が行われていない。。。

2016年10月19日 04時33分27秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)172ページ「第 2-3-11 図 規模別に見た輸出企業数と輸出額(製造業)」をみましたが、今日は173ページ「第 2-3-12 図 規模別・業種別に見た直接輸出・間接輸出企業の割合(2015 年)」をみます。

下図から、直接輸出・間接輸出企業の割合を規模別・業種別に見ると、製造業、卸売業における大企業・中小企業の直接輸出・間接輸出企業の割合が比較的高い一方で、小売業、サービス業については、企業規模を問わずほとんど輸出が行われていないことが分かります。

レストラン、パン屋、さらにはホテル等、東京で人気があるお店は海外から輸入された小売業やサービス業が多いので、日本食や旅館のおもてなしが輸出される時代が近い将来来るようなきがしますね!

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1社当たりの輸出額は極めて小さい!!

2016年10月18日 04時08分09秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)170ページ「第 2-3-9 図 業種別に見た直接輸出企業数の推移(中小製造業)」をみましたが、今日は172ページ「第 2-3-11 図 規模別に見た輸出企業数と輸出額(製造業)」をみます。

下図から、年間の輸出企業数と輸出額を大企業と中小企業での比較を見ると、輸出企業数については、我が国の輸出企業7,225社のうち約9割の6,397社が中小企業であるのに対し、輸出額については、我が国の年間輸出額56.80兆円のうち中小企業が占める割合は3.38兆円と僅か1割弱であることが分かります。

この結果について白書は、このことからも、中小企業は大企業に比べて、1社当たりの輸出額が極めて小さいことが分かる、とあります。

では、中小製造業以外の輸出の動向についてはどうなのでしょうか?明日、見ていきます。

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従業員規模が大きい企業ほど輸出をしている!

2016年10月17日 04時31分58秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)169ページ「第 2-3-8 図 直接輸出企業の業種構成(中小製造業)」をみましたが、今日は170ページ「第 2-3-9 図 業種別に見た直接輸出企業数の推移(中小製造業)」をみます。

下図から、直接輸出企業の業種構成のうち、上位5業種についての輸出企業数の推移を見ると、最も多い生産用機械器具製造業がリーマン・ショック直後を除き一貫して増加傾向であるが、そのほかの4業種については、いずれも足下の数年間はリーマン・ショック前と同程度の水準で推移していることが分かります。

次に、下図から従業員規模別の中小製造業の輸出企業の割合を、2009年と2013年で比較したものを見ると、従業員規模が大きい企業ほど輸出を行っている企業の割合が高くなる傾向にあることが分かります。

この結果について白書は、規模が大きい企業ほど、2009年から2013年の上昇幅が大きいため、比較的規模の大きな製造業が直接輸出企業数の増加をけん引しているといえる、とあります。

この結果を従業員規模が大きいほど輸出を行っている割合は高いことを当然と捉えるのではなく、自社がどのようにしたら従業員をさらに生かせるのかを考えるデータにしなくてはならないということですね!

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