うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

生と死。インドで感じるサントーシャ。

2007-07-12 | Yoga
1枚目は、バンガロール・アートオブリビンクアシュラムでの夕日。
写真では見えにくいが、沢山の色で雲を染める夕日。


2枚目は西ガート山脈上空8000メートルの夕日。
雲の中一瞬だけ拝めた。


誕生を朝日とするなら、死は夕日。
私たちは、いつか例外なく必ず死にます。

インドの思想家 クリシュナムルティーは・・・
『生の現実は無味乾燥な仕事の繰り返しであり、それは常に戦いや葛藤を伴うものである。生の現実は孤独の苦痛であり、貧富にまつわる悲惨とあさましさ、野心、自己満足の追求、成功と挫折、悲観などが我々の生のすみずみまで覆っている。
戦いの勝敗、果てしない快楽の追求、こうしたものを我々は人生と呼んでいる。
宗教的な生は彼岸(あの世)にはなく、人間の苦悩全体を抱えた此岸(この世)にある。』と言います。

インド・ガンジス川のほとりの街にバナラシと言う街があります。
ここで、生きるものはみな沐浴をしカルマを祓い、死しては火葬され、偉大なるガンガーに流されます。
インドは、生と死が見事に同居していると感じます。

『ヒアーサントーシャム』
ケララの言葉で『私は幸せよ!』と言う意味だが、現代の日本人の解釈する幸せとはちょっと違うようです。
インドで生きるには相当なエネルギーが必要。生活するだけでも、決して楽な環境ではない。
『どんな環境にあっても、幸せは心に中にある。心の中にある幸せを自分でみつけるものだ。』
そんな真意がある表現だそうな。

昔の日本人なら『常楽我浄』と言う禅の言葉で言い返せば理解出来たかも知れない。

あなたは幸せに生きてますか?

もし、不幸と感じるなら、今日1日だけでも幸せな部分を探して生きてみませんか?


マユーラの森 oji-3


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