実は、今日は結婚記念日で、我が街に来た南こうせつのコンサートに行きました。
何でも、70才になり歌手デビュー50周年、それに今年初めてのソロコンサート、
我が街の文化会館でのソロコンサ-ト初演とかで、やけに張り切っていました。
なかなか、知っている歌が出て来なかったのですが、やはり終演近くに「神田川」と
一緒に唄ってくれました。
一番の歌詞が着物に違いないのに服となっているのはおかしいと言われていますが、
私なりの独説をコメントに入れました。
夢一夜 〜Live Sound〜 南 こうせつ
Youtube 2016/09/16 に公開
「夢一夜」
作詞:阿木燿子、作曲・唄:南こうせつ
1. 素肌に片袖 通しただけで
色とりどりに 脱ぎ散らかした
床に広がる 絹の海
着ていく服が まだ決まらない
苛立たしさに 口唇かんで
私ほんのり 涙ぐむ
あなたに逢う日の ときめきは
あこがれよりも 苦しみめいて
ああ 夢一夜 一夜限りに
咲く花のよう 匂い立つ
2.恋するなんて 無駄なことだと
例えば人に 言ってはみても
あなたの誘い 拒めない
最後の仕上げに 手鏡みれば
灯の下で 笑ったはずが
影を集める 泣きぼくろ
あなたに逢う日の ときめきは
歓びよりも せつなさばかり
ああ 夢一夜 一夜限りと
言い聞かせては 紅をひく
あなたを愛た はかなさで
私はひとつ 大人になった
ああ 夢一夜 一夜限りで
醒めてく 夢に身をまかす
<二木紘三のうた物語>に解説があります。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/07/post_74e0.html
これは、着物を着たいが自分の心情に合ったものがなく、洋服を選んでみたもののそれも決まらない自分の心の置き場所の不安定さを謡ったものではないのでしょうか。
これが最後の逢う瀬と決めた女心を見事に表現していると思った次第です。
感情には、お釈迦様のいう俗欲がつきものですから、謹厳実直の方から見れば「けしからん」、普通の方から見れば「そうなのよ」、でしょうか。
努力ばかりするのも、しんどいし・・・。
リズムよく暮らしたいですね。