Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

2012-08-04 00:15:00 | コラム
天野祐吉がコラムで力説しても変わらないのだから、
自分のような似非ライターがいっても変わるわけがないのだが、何度も批判しているGREE系? のテレビCMが絶えなくてウンザリする。

タレントがケータイのゲームに興じながら、ヒトリゴトをいうアレである。

好感度の高い綾瀬はるかやベッキーがやってもダメなものはダメ、この安さと発想の貧困さが日本の映像表現のレベルを「一気に」下げている。

芸がなさ過ぎでしょうよと。

では『巨人の星』を持ってきたauに芸があるのかというと、そうともいえない。
その亜流で丹下段平を登場させるCMまで出てきたが、ジャン・レノにドラえもんを演じさせたトヨタのほうが気が利いている、、、ものの、
ひねりという点では、ハイジをギャグ化した家庭教師のトライに軍配を上げたい。






要するに、
美人はもちろん好きだが、タレントに頼ってばかりのクリエイターは情けないよねと。


そんなこといいつつ、書籍やCD、AVなどは「顔」、つまりジャケ買い・表紙(装丁)買いすることが多いのだけれども。

たとえば本年度の『甲子園2012』(朝日新聞社)は、この表紙(トップ画像)にやられて購入した。

モデルのチアガールちゃんには申し訳ないが、モノスゴ美人というわけではない。
ないが、とくに唇がいいというか、なぜこの子を表紙に持ってきたのか、よく分かる。
たぶんこの子の起用により、売り上げは「ちょっと」増えている、、、はずである。

そんなわけで。
不覚にも? 表紙(装丁)買いしたうえに、内容もよかったと感じた本を5つほど挙げてみたい。


(1)『SCHOOLGIRL COMPLEX』

こんな表紙だが、エロ本ではない。

女子高生のパーツ写真集といえばいいのか、一昨年、一部では馬鹿売れした傑作。

自分、なぜか二部持っているし。

(2)『怪奇版画男』

漫画を手作りの版画で表現した怪作。
単行本化された際、パッケージはもちろん、目次や奥付までもが版画で表現されており、
このこだわりは「異常」だと思った。

(3)『おんなのこ AV女優2』

AV女優たちに肉迫した、傑作インタビュー集。
内容も類似作品を寄せつけぬディープなものだったが、「雰囲気抜群の」この表紙で手に取った男子諸君、多かったのではないか。

(4)『金閣寺』

新潮社の三島本はオレンジを基調とし、かなりそっけない。
そっけないが、このひとの作品にはそれがあっているのだと思う。

(5)『家畜人ヤプー 最終増補決定版』

いろんなタイプの装丁が発表され、その度に(一部で)売れたが、これがいちばん

深過ぎるSMの世界を先鋭的なコミックで表現したことにより、手に取り易かったひとも多かったのでは?


なんか、それ系? ばかりだが・・・・・。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『スプラッターで笑いたい』

コメント (1)
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