Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(15)

2012-08-29 00:15:00 | コラム
坊主以外で印象に残る映画のキャラクターといえば・・・

もちろん『タクシードライバー』(76)の「モヒカン」トラビス、
『フィフス・エレメント』(97)の「赤髪」リールー(トップ画像)、
『メジャーリーグ』(89)の「カボチャヘア」リッキー、
『ノーカントリー』(2007)の「おかっぱ」シガー、
『マルコヴィッチの穴』(99)の「もっさり? ヘア」ロッテ、
『エターナル・サンシャイン』(2004)の「赤髪」クレメンタイン、

渋いところ? でいえば、『ヤング・アインシュタイン』(89)の主人公とかキテレツで悪くないかと。


髪の毛そのものが物語を引っ張っている―といえば、
ディズニーの『塔の上のラプンツェル』(2010)があるが、個人的には『二十日鼠と人間』(92)が印象に残る。
シェリリン・フェンの美しい黒髪を、知的障害を持つジョン・マルコヴィッチが優しく撫でていたのだが・・・という物語だった。


坊主に話を戻すと、山田邦子がやった時代よりも違和感がなくなった―のは、『G.I.ジェーン』(97)のデミ・ムーアの功績、、、ではなく、たぶんICONIQの影響が大なのだろう。

知り合いの女子にもひとりだけ居るが、それはそれはキュートである。
彼女はもう8年くらい坊主を続けているので、もう髪の生えた状態を想像出来ないほど、なのだった。

それでも男子に比べ、リスク? が大きく、勇気を要する髪型であることだけは変わらない、、、のだろうね。
日本において男子がスカート穿いて街を歩けば振り返られるのと同様、坊主の女子は「二度見」されるだろうから。


まぁでも、似合っていれば無問題、みたいな時代にはなってきているとは思う。


高校生の自分が「唐突に」坊主となって教室に入ったとき、クラスメイトたちはざわついた。

皆の頭に浮かんだことばは、聞かなくても分かった。
ずばり、不祥事である。

そう、現代でさえ「坊主イコール罰」という認識は残っているわけで、
きのうまでオールバックだった男が坊主頭と化しているのだから、本人は相変わらずヘラヘラ顔のままだが、誰もが「アイツは悪さをしでかした。万引きか?」みたいな感じで自分を「遠目に」観察するのだった。

停学にもならず、単に坊主だけで済ませるって、考えてみたら中途半端な処分なのだけれども。

なんのことはない、
女子に振られたから、気分一新のため坊主にしたのだった。

漫画に出てくる女子、みたいだが。

自転車ですれ違う「名前も知らない、他校のヤンキー」に恋文―またもや、恋文だ―を渡すため彼女を呼び止めたとき、
彼女は、驚きとも冷笑とも捉えられる微笑を見せた。

「わたしに?」というより、「あなたが?」という感じ。

せめてボンタン穿いてよ、みたいな。

それは偏見か。
いやけっこう、当たっているような気がする。

付き合えるかどうかよりもまず、惚れたということを伝えたい―現在でもそんな感じで恋をすることが多いのだが、
数ヶ月前までいじめられっこだった自分が、肥満児だった自分が、童貞捨てたばかりの自分が、ヤンキー系の女子に告白をしたという勇気だけは認めてもらいたい。


そして。
NGであることは「なんとなく」分かっていたので、伝えただけでスッキリした自分。

こころだけでなく身もスッキリしたほうがいいだろうと、坊主頭にしたのである。


・・・・・まぁ、イタい青春だわな。






…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『もうちょっと真剣に取り組んでいれば、けっこうモテたかも。』

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする