61年8月13日生まれ・現在51歳。
名古屋出身。
公式サイト
本年最後の列伝です。
本ブログ移転後、最初の列伝が(151)の北村一輝さん。
それが4月のことで、約9ヶ月で26人の俳優さんしか取り上げていません。
にっぽん女優列伝に入る頃には、自分は40歳を過ぎているという計算です。
あぁ恐ろ? しい・・・。
三谷幸喜の作品に連続出演していることから「東京サンシャインボーイズ」出身のように認識されている近藤芳正(こんどう・よしまさ)さんですが、実際は客演というポジションでした。
しかし三谷組であることは確かで、ほとんどの三谷作品に出演を果たしています。
物腰柔らかく、おひとよしっぽい―という見た目はキャラクター設定にも活かされ、ほとんどの作品で「そんな感じ」のキャラを好演しています。
じゃあ演技ではなく地じゃないか・・・なんてことも考えますが、いやいや、そんなイメージのために生じる哀感などをじつに細やかに演じ、こういうひとが「ある種の物語」に必要とされるペーソスを担っている、ということなんじゃないでしょうか。
※この映画では、心霊研究家を演じている
<経歴>
中学生のころにNHKの『中学生日記』(76~78)に出演、演じることに喜びを見出す。
高校を卒業後に「劇団青年座」の研究所に入所、ここで演技の基礎を学ぶ。
元は舞台畑のひとですが、自分は映画のことしか分からないので映画限定で。
映画俳優デビュー作は、87年の『キクロプス CYCLOPS』。
飯田譲治による、SF的な短編でした。
『12人の優しい日本人』(91)でピザの配達人を演じて以降、
『ラヂオの時間』(97)では鈴木京香の旦那、『みんなのいえ』(2001)ではマンション管理人など「なにかしらの役」で三谷映画をサポートし、それは『THE 有頂天ホテル』(2006)、『ザ・マジックアワー』(2008)、『ステキな金縛り』(2011)という具合に現在もつづく。
『私立探偵 濱マイク』のシリーズでも好演し、
『我が人生最悪の時』(93)、『遙かな時代の階段を』(94)、『罠』(96)に連続出演。
『濱マイク』はテレビ版も創られましたが、それぞれのエピソードで監督が変わるという野心的な企画でした。
あの青山真治まで演出を担当して映画小僧は熱狂したのだけれど、視聴率を含めて評判は芳しくありませんでした。
逆にいえば映画小僧が熱狂すればするほど、テレビドラマは当たらないのかもしれません。
おととい終了した、『ゴーイングマイホーム』(=是枝裕和)のように。
そのほかの作品に・・・
『マルタイの女』(97)、『のど自慢』(99)、『ekiden 駅伝』(2000)、『ウォーターボーイズ』(2001)、『ココニイルコト』(2001)、『ドラゴンヘッド』(2003)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『あしたの私のつくり方』(2007)、『東京少女』(2008)、『風が強く吹いている』(2009)。
10年代に入ってもキャリアは好調で、『BANDAGE』(2010)、『太平洋の奇跡 ―フォックスと呼ばれた男―』(2011)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(2012)と話題作がつづきます。
そして最新作は、イーストウッド「最高傑作」のリメイク『許されざる者』(2013)。
どの役をやるのでしょう、権威に媚びる作家かな? ちょうどいいと思うのですけれど。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『家で海パン、ダメですか』
名古屋出身。
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本年最後の列伝です。
本ブログ移転後、最初の列伝が(151)の北村一輝さん。
それが4月のことで、約9ヶ月で26人の俳優さんしか取り上げていません。
にっぽん女優列伝に入る頃には、自分は40歳を過ぎているという計算です。
あぁ恐ろ? しい・・・。
三谷幸喜の作品に連続出演していることから「東京サンシャインボーイズ」出身のように認識されている近藤芳正(こんどう・よしまさ)さんですが、実際は客演というポジションでした。
しかし三谷組であることは確かで、ほとんどの三谷作品に出演を果たしています。
物腰柔らかく、おひとよしっぽい―という見た目はキャラクター設定にも活かされ、ほとんどの作品で「そんな感じ」のキャラを好演しています。
じゃあ演技ではなく地じゃないか・・・なんてことも考えますが、いやいや、そんなイメージのために生じる哀感などをじつに細やかに演じ、こういうひとが「ある種の物語」に必要とされるペーソスを担っている、ということなんじゃないでしょうか。
※この映画では、心霊研究家を演じている
<経歴>
中学生のころにNHKの『中学生日記』(76~78)に出演、演じることに喜びを見出す。
高校を卒業後に「劇団青年座」の研究所に入所、ここで演技の基礎を学ぶ。
元は舞台畑のひとですが、自分は映画のことしか分からないので映画限定で。
映画俳優デビュー作は、87年の『キクロプス CYCLOPS』。
飯田譲治による、SF的な短編でした。
『12人の優しい日本人』(91)でピザの配達人を演じて以降、
『ラヂオの時間』(97)では鈴木京香の旦那、『みんなのいえ』(2001)ではマンション管理人など「なにかしらの役」で三谷映画をサポートし、それは『THE 有頂天ホテル』(2006)、『ザ・マジックアワー』(2008)、『ステキな金縛り』(2011)という具合に現在もつづく。
『私立探偵 濱マイク』のシリーズでも好演し、
『我が人生最悪の時』(93)、『遙かな時代の階段を』(94)、『罠』(96)に連続出演。
『濱マイク』はテレビ版も創られましたが、それぞれのエピソードで監督が変わるという野心的な企画でした。
あの青山真治まで演出を担当して映画小僧は熱狂したのだけれど、視聴率を含めて評判は芳しくありませんでした。
逆にいえば映画小僧が熱狂すればするほど、テレビドラマは当たらないのかもしれません。
おととい終了した、『ゴーイングマイホーム』(=是枝裕和)のように。
そのほかの作品に・・・
『マルタイの女』(97)、『のど自慢』(99)、『ekiden 駅伝』(2000)、『ウォーターボーイズ』(2001)、『ココニイルコト』(2001)、『ドラゴンヘッド』(2003)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『あしたの私のつくり方』(2007)、『東京少女』(2008)、『風が強く吹いている』(2009)。
10年代に入ってもキャリアは好調で、『BANDAGE』(2010)、『太平洋の奇跡 ―フォックスと呼ばれた男―』(2011)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(2012)と話題作がつづきます。
そして最新作は、イーストウッド「最高傑作」のリメイク『許されざる者』(2013)。
どの役をやるのでしょう、権威に媚びる作家かな? ちょうどいいと思うのですけれど。
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