33年11月21日生まれ、81歳。
広島出身。
公式プロフィール
怪優と呼ばれるひとが居ます。
定義は「あって、ないようなもの」ですが、いっつも特異なキャラクターを演じる俳優、、、ということになるのかな。
海外でその筆頭といえば、ナスターシャ・キンスキーの父さんクラウス・キンスキー。
ちがうんじゃ? という声も聞こえてきそうですが、自分にとってはドナルド・サザーランドも怪優のひとり。
わが国でいえば、昔は伊藤雄之助、
いまは平幹二朗(ひら・みきじろう)さんでしょうか。
え?
竹中直人とかは?
う~ん、ちがうと思います。
このひとは怪優ではなく、コメディリリーフともうしましょうか。
平さんは「ふつう」のキャラクターも演じますがね、なんというか、雰囲気があり過ぎて、結果「ふつうでない」感じになってしまうという、じつは不器用なんじゃないかと思わせる不思議な俳優さんです。
それにしても。
「ひら」さんも居れば、「たいら」さんも居るし。
日本語って苗字って、つくづく難しいですね。
平幹二朗さんに関しては、「たいら・みきじろう」のほうが雰囲気にあっている? 感じもするのですけれどね~。
<経歴>
元嫁は女優の佐久間良子、長男は俳優の平岳大。
映画少年として「監督になりたい」という夢は持っていたものの、どうしたらいいか分からない。
「とりあえず…」という気持ちで俳優座養成所の五期生になる。
同期に、のちに監督となる藤田敏八、脚本家となるジェームス三木が居たそうですから、平さんの選択も間違いではなかったのですね。
56年に俳優座の座員となり、初舞台を踏む。
映画俳優デビュー作は、同年公開の『森は生きている』。
63年―五社英雄が演出したテレビドラマのシリーズ、『三匹の侍』の「一匹」としてレギュラー出演を果たして知名度が全国区となる。
基本は舞台のひとであり、蜷川幸雄とコンビを組んだ作品が最も有名ですが、テレビ・映画にも積極的に参加、
それでも映画における代表作となると、なかなか難しいのですが・・・う~ん、『他人の顔』(66)あたりになるのかなぁ。
以下、映画キャリアを。
『天草四郎時貞』(62)、『千姫と秀頼』(62)、『髑髏銭』(62)、『源九郎義経』(62)、
『宮本武蔵 二刀流開眼』(63)と『宮本武蔵 一乗寺の決斗』(64)、
映画版の『三匹の侍』(64)、『座頭市関所破り』(64)、『暖流』(66)、『千羽鶴』(69)。
『歌麿 夢と知りせば』(77)、『徳川一族の崩壊』(80)、『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(81)、『誘拐報道』(82)、『天城越え』(83)、『彩り河』(84)、『食卓のない家』(85)、『早春物語』(85)、
ある意味で怪優がオールスター共演を果たした『帝都物語』(88)、
『優駿 ORACION』(88)、『ZIPANG』(90)、『RAMPO』(94)、『シャ乱Qの演歌の花道』(97)。
『ピストルオペラ』(2001)、『熊本物語』(2002)、『オペレッタ狸御殿』(2005)、『GOEMON』(2009)、『十三人の刺客』(2010)、『蜘蛛の糸』(2011)、『永遠の0』(2013)、そして最新作が『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(2014)。
もう80代。
でも。あと10年は元気で居てくれそうな雰囲気があります。
なんてたって、怪優なのですからね!!
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
3連続でいきます、
『にっぽん男優列伝(287)平田満』
広島出身。
公式プロフィール
怪優と呼ばれるひとが居ます。
定義は「あって、ないようなもの」ですが、いっつも特異なキャラクターを演じる俳優、、、ということになるのかな。
海外でその筆頭といえば、ナスターシャ・キンスキーの父さんクラウス・キンスキー。
ちがうんじゃ? という声も聞こえてきそうですが、自分にとってはドナルド・サザーランドも怪優のひとり。
わが国でいえば、昔は伊藤雄之助、
いまは平幹二朗(ひら・みきじろう)さんでしょうか。
え?
竹中直人とかは?
う~ん、ちがうと思います。
このひとは怪優ではなく、コメディリリーフともうしましょうか。
平さんは「ふつう」のキャラクターも演じますがね、なんというか、雰囲気があり過ぎて、結果「ふつうでない」感じになってしまうという、じつは不器用なんじゃないかと思わせる不思議な俳優さんです。
それにしても。
「ひら」さんも居れば、「たいら」さんも居るし。
日本語って苗字って、つくづく難しいですね。
平幹二朗さんに関しては、「たいら・みきじろう」のほうが雰囲気にあっている? 感じもするのですけれどね~。
<経歴>
元嫁は女優の佐久間良子、長男は俳優の平岳大。
映画少年として「監督になりたい」という夢は持っていたものの、どうしたらいいか分からない。
「とりあえず…」という気持ちで俳優座養成所の五期生になる。
同期に、のちに監督となる藤田敏八、脚本家となるジェームス三木が居たそうですから、平さんの選択も間違いではなかったのですね。
56年に俳優座の座員となり、初舞台を踏む。
映画俳優デビュー作は、同年公開の『森は生きている』。
63年―五社英雄が演出したテレビドラマのシリーズ、『三匹の侍』の「一匹」としてレギュラー出演を果たして知名度が全国区となる。
基本は舞台のひとであり、蜷川幸雄とコンビを組んだ作品が最も有名ですが、テレビ・映画にも積極的に参加、
それでも映画における代表作となると、なかなか難しいのですが・・・う~ん、『他人の顔』(66)あたりになるのかなぁ。
以下、映画キャリアを。
『天草四郎時貞』(62)、『千姫と秀頼』(62)、『髑髏銭』(62)、『源九郎義経』(62)、
『宮本武蔵 二刀流開眼』(63)と『宮本武蔵 一乗寺の決斗』(64)、
映画版の『三匹の侍』(64)、『座頭市関所破り』(64)、『暖流』(66)、『千羽鶴』(69)。
『歌麿 夢と知りせば』(77)、『徳川一族の崩壊』(80)、『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(81)、『誘拐報道』(82)、『天城越え』(83)、『彩り河』(84)、『食卓のない家』(85)、『早春物語』(85)、
ある意味で怪優がオールスター共演を果たした『帝都物語』(88)、
『優駿 ORACION』(88)、『ZIPANG』(90)、『RAMPO』(94)、『シャ乱Qの演歌の花道』(97)。
『ピストルオペラ』(2001)、『熊本物語』(2002)、『オペレッタ狸御殿』(2005)、『GOEMON』(2009)、『十三人の刺客』(2010)、『蜘蛛の糸』(2011)、『永遠の0』(2013)、そして最新作が『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(2014)。
もう80代。
でも。あと10年は元気で居てくれそうな雰囲気があります。
なんてたって、怪優なのですからね!!
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
3連続でいきます、
『にっぽん男優列伝(287)平田満』