Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(130)

2015-07-17 16:06:46 | コラム
がーど「まん」→「まん」ぷく

20代のころに比べれば食が細くはなったけれども、未だ自称・大食漢である。

41歳でも、食に性にがっついている、、、と。

だから、自分用に出されたものを残すことが出来ない。
出来ないというか、残す自分が許せない。

あぁ、プライドなんてないような気がしていたけれども、ここにあったんだね。

量もヒトナミ以上だと思うが、食べるスピードも早い。
感覚的にはカウンターで食べる牛丼、これをどの食事でも取り入れようとするから、まぁ見た目は上品ではないわな。

たとえばカレー。
理想は、冷たいご飯と熱いカレーの組み合わせ。
両方とも熱いと、ガツガツいけないじゃん!!

自分がゆっくり食べるシチュエーションとは、たぶんデートのときか、通夜における精進落としくらいではないだろうか。


で、映画のお話。

「げっぷが出るほど」たらふく食べるシーン、キャラクターで浮かぶもの。

まずは『千と千尋の神隠し』(2001…トップ画像)のイントロダクション。

千尋の両親がばくばく食べて、豚になってしまう。



強烈なインパクトを残すのは、「大食」の罪で殺される『セブン』(95)の男。

犯人ジョン・ドゥは「あいつを見たら、誰もが食欲を失う」といったが、ほんとうにそうだろう。



大量の料理(ここではスパゲッティ)に顔を埋めて死ぬのであれば、自分はやっぱりチキンがいいかなぁ。。。


変化球を織り交ぜながらつづけてみよう。

脳味噌が食べたいとヒトを襲い続けるのは、『バタリアン』(85)のゾンビたち。



『モダン・タイムス』(36)で、チャーリーが「覚悟のうえで」無銭飲食をするシーン。
同じ無銭飲食なら、『ドランクモンキー/酔拳』(78)の成龍も負けてなかった。

『岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説』(2001)における「がつがつ感」も素晴らしい。

ちょっと、食べ物をこぼし過ぎだけれども笑


ふつう食事のシーンは観ているほうも刺激を受けて腹が減るものだが、これはちょっと・・・というのをふたつほど。

『少林サッカー』(2001)で、デブが仲間の顔や靴に落ちた生卵をすするシーン。

なんともいえない不愉快さ、でもそれが極まっているので笑ってしまう。

あと、女体盛りなんてどこの世界でおこなわれているのか―と思うのだが、
海外進出した日本企業を舞台とする『ライジング・サン』(93)では、女子のハダカの上に寿司が乗せられているシーンが出てくる。

これについて、女性蔑視だとか、日本を間違った認識で捉えているとか、いろんな意見があると思うが・・・
率直にいって、食欲と性欲をいっぺんに解消する行為って、いいものかね? と。

「別々に楽しんでこそ」でしょ? みたいな。

両方とも好きだしがっつきたいが、なんか無粋な感じがするのだよね。


結論。
金を持ち過ぎたヤツの食や性のスタイルって、洗練されそうだけど、少なくとも映画の世界ではそうじゃない。

観ているほうに羨ましさを感じさせてくれないと、、、ねぇ!!





次回のしりとりは・・・
まんぷ「く」→「く」らいむむーびー。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『とうとうウォシュレット』

コメント (3)
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