Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間映画企画(8)うむひと

2017-05-07 00:10:00 | コラム
黄金週間の特別企画、最後は「映画における、印象的な出産・誕生その他」でいこう。


出産に立ち会ったことはないし、当然、出産したこともない、、、というか、性別的に出産は不可能。

この時点で、女性に敵わないなって思うわけですよ。

女性の映画監督が増えてきたとはいえ、8~9割が男であるというのが現状。
彼らが捉える出産の描写だって迫真性に富むものかもしれないが、女性でしか辿り着けないところがあるような気がして。

生々しい描写にはなると思うけれど、女性の映画監督には、ぜひそのあたりに挑戦してほしい。


(1) アンゲラ・ヴィンクラー…『ブリキの太鼓』(79・トップ画像)

放火魔を「スカートのなかに」かくまい、それで出来たのが、主人公オスカルのママである。

(2)エイリアン・クィーン…『エイリアン2』(86)

クィーンにとっては、かわいいかわいい子どもたちにちがいない。




(3)グレン・クローズ…『ガープの世界』(82)



生殖行為としてのセックスしかしたくない―そう思っていた主人公の母が、取った行動とは。

(4)パトリシア・アークエット…『インディアン・ランナー』(91)

感動的な出産シーンではあるのだが、観慣れていない自分にとっては、なかなかの衝撃度だった。

しかも演じたのが、まだ「ロザンナの妹」としか知らなかった、可憐なパトリシアであったし!

(5)二木てるみ…『春駒のうた』(86)

学校の映画鑑賞会で観る。

物語は忘れたが、冒頭の出産シーンでどよめきが起こったことだけは「はっきりと」覚えている。

ガキなんて、そんなものですよ。

(6)タリア・シャイア…『ロッキー2』(79)

(エイドリアンの)難産が過ぎて、トレーニングに身が入らないロッキー。

(7)グウィネス・パルトロー…『セブン』(95)

「もし子どもを産むんだったら・・・思いっ切り甘やかせてやれよ」




(8)リンダ・ハミルトン…『ターミネーター』(84)

ラストシーン。



ジョン・コナーのママだもん、そりゃあ強いよ。

(9)シャーリーズ・セロン…『サイダーハウス・ルール』(99)

中絶の問題を扱った、もっと多くのひとに観てほしい傑作。

(10)ヴァネッサ・マーシル…『ザ・ロック』(96)



「さっきの話、ほんとう? こんな時代に生まれてくる子どもたちが可哀想って」
「あのときは、そう思ったというだけの話だよ」
「あのときって、ほんの7秒前のことばよ!」

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明日のコラムは・・・

『いってきます(あす、だけど)』
コメント (1)
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