Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間映画企画(3)なくひと

2017-05-02 00:10:00 | コラム
黄金週間の特別企画、第3弾は、映画における「印象的な涙」でいってみよう。


成人以降、対人(人前)で泣いたのは「いちどきり」。

かーちゃんが死んでも人前で涙を流すことはなかったのに、電車のなかで泣いた・・・のは、たしか25歳のころだった。

仕事でチョンボを犯し、落ち込んで電車に乗ったら、座席に座って目を瞑っているおばさんが居た。
そのおばさんが「かーちゃんにそっくり」で、「なにやってんだ、俺…」と思ってしまったんだよね、そうしたら涙が溢れてきて、止めることが出来なかったと。


基本は涙もろいので、映画やスポーツでは、よく泣くほうだ。

もっといえば、「嫌いなタイプの映画でも」泣いちゃったりすることがある。
もらい泣きするタイプゆえ、泣いているキャラクターを延々映されると「伝染」しちゃうのだよねぇ。。。


(1)ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング…『マルホランド・ドライブ』(2001)

「泣きおんな」の歌を聞いて、涙するふたり。

なんだか分からないが、自分も劇場で泣いた。




(2)フィリップ・ナオン…『カノン』(98・トップ画像)

悪態をつくことで自我を保っていた主人公、そのプライドが崩壊する瞬間。

(3)主婦のかたたち大勢…『生きる』(52)

葬儀につめかける彼女たちを見て、遺族は故人のほんとうの姿を知る。

(4)岸部一徳…『死の棘』(90)

妻(松坂慶子)に浮気を責められ、子どものように泣く夫。

(5)シェリル・リー…『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(92)

リンチは、泣きの演出が巧いということか。

物語としては完全に破綻しているが、ラストシーンの美しさは90年代で五指に入るだろう。



(6)原田美枝子…『愛を乞うひと』(98)

「思いっきり、泣いてもいいんだよ」

(7)ジャッキー・チェン…『ファーストミッション』(85)

観返してみたら、ぜんぜん泣けなかった。

でも小学生のころは、成龍の泣きの演技に感銘を受けた。



(8)小林薫…『コキーユ』(99)

人目もはばからず泣いてくれて、ヒロイン(風吹ジュン)も、うれしかったんじゃないか。

(9)ジャック・ペラン…『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)

完璧なラストシーンに酔いしれ、気持ちよく泣こうじゃないか。




(10)ロバート・デ・ニーロ…『レイジング・ブル』(80)

独房の壁に、自分の拳を打ちつける。

でも拳は痛くない、こころが痛いんだ・・・。

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明日のコラムは・・・

『黄金週間映画企画(4)たべるひと』
コメント (1)
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