黄金週間の特別企画、第3弾は、映画における「印象的な涙」でいってみよう。
成人以降、対人(人前)で泣いたのは「いちどきり」。
かーちゃんが死んでも人前で涙を流すことはなかったのに、電車のなかで泣いた・・・のは、たしか25歳のころだった。
仕事でチョンボを犯し、落ち込んで電車に乗ったら、座席に座って目を瞑っているおばさんが居た。
そのおばさんが「かーちゃんにそっくり」で、「なにやってんだ、俺…」と思ってしまったんだよね、そうしたら涙が溢れてきて、止めることが出来なかったと。
基本は涙もろいので、映画やスポーツでは、よく泣くほうだ。
もっといえば、「嫌いなタイプの映画でも」泣いちゃったりすることがある。
もらい泣きするタイプゆえ、泣いているキャラクターを延々映されると「伝染」しちゃうのだよねぇ。。。
(1)ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング…『マルホランド・ドライブ』(2001)
「泣きおんな」の歌を聞いて、涙するふたり。
なんだか分からないが、自分も劇場で泣いた。
(2)フィリップ・ナオン…『カノン』(98・トップ画像)
悪態をつくことで自我を保っていた主人公、そのプライドが崩壊する瞬間。
(3)主婦のかたたち大勢…『生きる』(52)
葬儀につめかける彼女たちを見て、遺族は故人のほんとうの姿を知る。
(4)岸部一徳…『死の棘』(90)
妻(松坂慶子)に浮気を責められ、子どものように泣く夫。
(5)シェリル・リー…『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(92)
リンチは、泣きの演出が巧いということか。
物語としては完全に破綻しているが、ラストシーンの美しさは90年代で五指に入るだろう。
(6)原田美枝子…『愛を乞うひと』(98)
「思いっきり、泣いてもいいんだよ」
(7)ジャッキー・チェン…『ファーストミッション』(85)
観返してみたら、ぜんぜん泣けなかった。
でも小学生のころは、成龍の泣きの演技に感銘を受けた。
(8)小林薫…『コキーユ』(99)
人目もはばからず泣いてくれて、ヒロイン(風吹ジュン)も、うれしかったんじゃないか。
(9)ジャック・ペラン…『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)
完璧なラストシーンに酔いしれ、気持ちよく泣こうじゃないか。
(10)ロバート・デ・ニーロ…『レイジング・ブル』(80)
独房の壁に、自分の拳を打ちつける。
でも拳は痛くない、こころが痛いんだ・・・。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『黄金週間映画企画(4)たべるひと』
成人以降、対人(人前)で泣いたのは「いちどきり」。
かーちゃんが死んでも人前で涙を流すことはなかったのに、電車のなかで泣いた・・・のは、たしか25歳のころだった。
仕事でチョンボを犯し、落ち込んで電車に乗ったら、座席に座って目を瞑っているおばさんが居た。
そのおばさんが「かーちゃんにそっくり」で、「なにやってんだ、俺…」と思ってしまったんだよね、そうしたら涙が溢れてきて、止めることが出来なかったと。
基本は涙もろいので、映画やスポーツでは、よく泣くほうだ。
もっといえば、「嫌いなタイプの映画でも」泣いちゃったりすることがある。
もらい泣きするタイプゆえ、泣いているキャラクターを延々映されると「伝染」しちゃうのだよねぇ。。。
(1)ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング…『マルホランド・ドライブ』(2001)
「泣きおんな」の歌を聞いて、涙するふたり。
なんだか分からないが、自分も劇場で泣いた。
(2)フィリップ・ナオン…『カノン』(98・トップ画像)
悪態をつくことで自我を保っていた主人公、そのプライドが崩壊する瞬間。
(3)主婦のかたたち大勢…『生きる』(52)
葬儀につめかける彼女たちを見て、遺族は故人のほんとうの姿を知る。
(4)岸部一徳…『死の棘』(90)
妻(松坂慶子)に浮気を責められ、子どものように泣く夫。
(5)シェリル・リー…『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(92)
リンチは、泣きの演出が巧いということか。
物語としては完全に破綻しているが、ラストシーンの美しさは90年代で五指に入るだろう。
(6)原田美枝子…『愛を乞うひと』(98)
「思いっきり、泣いてもいいんだよ」
(7)ジャッキー・チェン…『ファーストミッション』(85)
観返してみたら、ぜんぜん泣けなかった。
でも小学生のころは、成龍の泣きの演技に感銘を受けた。
(8)小林薫…『コキーユ』(99)
人目もはばからず泣いてくれて、ヒロイン(風吹ジュン)も、うれしかったんじゃないか。
(9)ジャック・ペラン…『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)
完璧なラストシーンに酔いしれ、気持ちよく泣こうじゃないか。
(10)ロバート・デ・ニーロ…『レイジング・ブル』(80)
独房の壁に、自分の拳を打ちつける。
でも拳は痛くない、こころが痛いんだ・・・。
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明日のコラムは・・・
『黄金週間映画企画(4)たべるひと』