59年1月16日生まれ・58歳
米国ニューヨーク出身、京都育ち
公式プロフィール
高校の修学旅行は、定番の京都・奈良でした。
もちろん太秦にも行ったのですが、そこで映画の撮影(観光サービス?)をしていたのが、池上季実子(いけがみ・きみこ)さん。
ガキ相手にサービス? してくれたということもあり、ずっと好きな女優さんのひとりです。
進歩的というか、少し先をいく女性キャラクターを演じるのが巧いひと、、、という印象。
それはたぶん、『太陽を盗んだ男』(79)の「ゼロ」を好演していたからでしょう。
70年代当時から女性のディスクジョッキーは居ましたが、それを演じられる女優さんは少なかった。
しかも、たったひとりで原爆を作った男を愛し、エールを送るという難しいキャラクターでしたもの。
※ちょっと胡散臭いディレクターを演じた、風間杜夫もえがった。
<経歴>
母親は、八代目・坂東三津五郎の次女。
商社勤めの父親の関係で、幼少期をニューヨークで過ごす。
進歩的な感じは、この背景によるものかもしれません。
NHKのスタジオ見学に行った際にスカウトされ、女優の道に。
芸能界デビューは、74年のドラマ『まぼろしのペンフレンド』(NHK)。
翌年、『はだしの青春』(75)で映画デビューを果たす。
映画オンリーの記述に行く前に、ドラマをひとつだけ。
ほかにも相応しい作品があるのでしょうが、このひとの代表作といえば、世代的に『男女7人夏物語』(86、TBS)になりますね。
桃子(大竹しのぶ)の米国行きを許した良介(明石家さんま)を理解出来ず、終盤に食ってかかる千明を好演していました。
ここからは、映画オンリーで。
その前に唐突に? 水着のポスターをひとつ。
さて、いきましょう笑
『おれの行く道』(75)、『あにいもうと』(76)、『恋の空中ぶらんこ』(76)。
大林宣彦の初監督作品『HOUSE ハウス』(77)ではヌードも披露、
池上さんのほかにも大場久美子など、当時を代表する美少女が沢山出てきて、彼女たちを拝むだけでも一見の価値がある快作でした。
『冬の華』(78)、『日蓮』(79)を経て、前述した『太陽を盗んだ男』に出演。
ジュリーの(抜けた)髪の毛を掴んだまま、海に投げ落とされるシーンが印象的でしたね。
80年代前半、絶頂期に。
『陽暉楼』(83)、『化粧』(84)、『危険な女たち』(85)、『華の乱』(88)と、ひじょうに「らしい」キャラクターを熱演してビッグインパクトを残す。
この流れで90年代の映画にも多数出演・・・すると思われていましたが、主な活動を2時間ドラマに移し、映画出演は激減してしまいます。
しんどかったのでしょうか、残念ですね。
『江戸城大乱』(91)、『子連れ狼 その小さき手に』(93)、『極道の妻たち リベンジ』(2000)、
劇場公開の最新作が、2010年の『苦い蜜』。
艶っぽさは未だ健在、だからスクリーンで存分に? 拝みたいものです。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(21)池脇千鶴』
米国ニューヨーク出身、京都育ち
公式プロフィール
高校の修学旅行は、定番の京都・奈良でした。
もちろん太秦にも行ったのですが、そこで映画の撮影(観光サービス?)をしていたのが、池上季実子(いけがみ・きみこ)さん。
ガキ相手にサービス? してくれたということもあり、ずっと好きな女優さんのひとりです。
進歩的というか、少し先をいく女性キャラクターを演じるのが巧いひと、、、という印象。
それはたぶん、『太陽を盗んだ男』(79)の「ゼロ」を好演していたからでしょう。
70年代当時から女性のディスクジョッキーは居ましたが、それを演じられる女優さんは少なかった。
しかも、たったひとりで原爆を作った男を愛し、エールを送るという難しいキャラクターでしたもの。
※ちょっと胡散臭いディレクターを演じた、風間杜夫もえがった。
<経歴>
母親は、八代目・坂東三津五郎の次女。
商社勤めの父親の関係で、幼少期をニューヨークで過ごす。
進歩的な感じは、この背景によるものかもしれません。
NHKのスタジオ見学に行った際にスカウトされ、女優の道に。
芸能界デビューは、74年のドラマ『まぼろしのペンフレンド』(NHK)。
翌年、『はだしの青春』(75)で映画デビューを果たす。
映画オンリーの記述に行く前に、ドラマをひとつだけ。
ほかにも相応しい作品があるのでしょうが、このひとの代表作といえば、世代的に『男女7人夏物語』(86、TBS)になりますね。
桃子(大竹しのぶ)の米国行きを許した良介(明石家さんま)を理解出来ず、終盤に食ってかかる千明を好演していました。
ここからは、映画オンリーで。
その前に唐突に? 水着のポスターをひとつ。
さて、いきましょう笑
『おれの行く道』(75)、『あにいもうと』(76)、『恋の空中ぶらんこ』(76)。
大林宣彦の初監督作品『HOUSE ハウス』(77)ではヌードも披露、
池上さんのほかにも大場久美子など、当時を代表する美少女が沢山出てきて、彼女たちを拝むだけでも一見の価値がある快作でした。
『冬の華』(78)、『日蓮』(79)を経て、前述した『太陽を盗んだ男』に出演。
ジュリーの(抜けた)髪の毛を掴んだまま、海に投げ落とされるシーンが印象的でしたね。
80年代前半、絶頂期に。
『陽暉楼』(83)、『化粧』(84)、『危険な女たち』(85)、『華の乱』(88)と、ひじょうに「らしい」キャラクターを熱演してビッグインパクトを残す。
この流れで90年代の映画にも多数出演・・・すると思われていましたが、主な活動を2時間ドラマに移し、映画出演は激減してしまいます。
しんどかったのでしょうか、残念ですね。
『江戸城大乱』(91)、『子連れ狼 その小さき手に』(93)、『極道の妻たち リベンジ』(2000)、
劇場公開の最新作が、2010年の『苦い蜜』。
艶っぽさは未だ健在、だからスクリーンで存分に? 拝みたいものです。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(21)池脇千鶴』