若いころに比べ、鏡に向き合うことが多くなった。
洒落っ気というのとはちがう。
だっておかしいでしょう、それは若者の特権みたいなものだし。
肌の衰えや、白髪のチェック?
ちがう気がするが、あるいは、そうなのかもしれない。
そう、自分でもよく分からんのだが、確実に鏡と向き合う時間が増えた。
家にある鏡。
風呂場に、壁掛け用のがひとつ。
手鏡が、ひとつ。
そして置き型の拡大鏡が、ひとつ。
化粧もしないのに拡大鏡? と突っ込まれることも多いが、いや、取材先でもらったものでね。
鼻毛チェックの際、ひじょうに便利だけど、そーとー高いものだから、メーカーさんも鼻毛チェックに使われるとは思ってもみなかったろう。
そこできょうは、映画のなかで印象的に使用されている鏡の10傑を展開してみよう。
キャラクターたちの真の姿は、フィルムに映る鏡のなかにこそあるのかも・・・。
(1)『タクシードライバー』(76)
スコセッシびいきの自分でなくとも、これは上位に入るだろう。
(2)『トゥルー・ロマンス』(93)
鏡と対峙したときにだけ会える、憧れのエルビス。
(3)『黒い雨』(89)
髪が抜けていく矢須子(田中好子)を捉える。
(4)『吾輩はカモである』(33)
鏡を使った「芸」の、古典。
(5)『燃えよドラゴン』(73)
クライマックスの鏡の世界を再現するべく、自宅を改造したファンが居たとか居ないとか。
(6)『殺しのドレス』(80)
エレベーターのミラーをあんな風に小道具にするなんて、さすがデ・パルマ。
(7)『アメリカン・サイコ』(91)
真のナルシストは、自身の性行為さえ見たいのだ。
(8)『存在の耐えられない軽さ』(88)
レナ・オリンの、完璧なスタイル。
(9)『フェイス/オフ』(97)
鏡に映るは、自身か、敵か。
(10)『プレシャス』(2009)
詳しくは書かないが、ヒロインがお洒落をしようと努めるシーン。
このワンショット、健気で健気で、泣けてくる。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『爪っぽっちの愛情』
洒落っ気というのとはちがう。
だっておかしいでしょう、それは若者の特権みたいなものだし。
肌の衰えや、白髪のチェック?
ちがう気がするが、あるいは、そうなのかもしれない。
そう、自分でもよく分からんのだが、確実に鏡と向き合う時間が増えた。
家にある鏡。
風呂場に、壁掛け用のがひとつ。
手鏡が、ひとつ。
そして置き型の拡大鏡が、ひとつ。
化粧もしないのに拡大鏡? と突っ込まれることも多いが、いや、取材先でもらったものでね。
鼻毛チェックの際、ひじょうに便利だけど、そーとー高いものだから、メーカーさんも鼻毛チェックに使われるとは思ってもみなかったろう。
そこできょうは、映画のなかで印象的に使用されている鏡の10傑を展開してみよう。
キャラクターたちの真の姿は、フィルムに映る鏡のなかにこそあるのかも・・・。
(1)『タクシードライバー』(76)
スコセッシびいきの自分でなくとも、これは上位に入るだろう。
(2)『トゥルー・ロマンス』(93)
鏡と対峙したときにだけ会える、憧れのエルビス。
(3)『黒い雨』(89)
髪が抜けていく矢須子(田中好子)を捉える。
(4)『吾輩はカモである』(33)
鏡を使った「芸」の、古典。
(5)『燃えよドラゴン』(73)
クライマックスの鏡の世界を再現するべく、自宅を改造したファンが居たとか居ないとか。
(6)『殺しのドレス』(80)
エレベーターのミラーをあんな風に小道具にするなんて、さすがデ・パルマ。
(7)『アメリカン・サイコ』(91)
真のナルシストは、自身の性行為さえ見たいのだ。
(8)『存在の耐えられない軽さ』(88)
レナ・オリンの、完璧なスタイル。
(9)『フェイス/オフ』(97)
鏡に映るは、自身か、敵か。
(10)『プレシャス』(2009)
詳しくは書かないが、ヒロインがお洒落をしようと努めるシーン。
このワンショット、健気で健気で、泣けてくる。
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明日のコラムは・・・
『爪っぽっちの愛情』