~年末特別企画、その四~
※まだ年末とはいえないけれど、仕事が立て込んでいるため「早めに」この企画をスタートさせます。
数多くの映画のなかから、個人的にお気に入りのシーンを「動画つき」でご紹介!
『3-4X10月』(90)
監督名の表記がまだ「ビートたけし」だったころの、北野武・監督第2作。
個人的には、この映画こそ北野映画の最高傑作だと思っている。
無気力、おまけに「ひ弱そう」に見えるのに、チンピラに殴りかかろうとする不思議キャラを、軍団の柳ユーレイが好演。
いちばん好きなシーンは、おそらく異業種の監督でなければ撮れなかったであろう、スナックでの暴力シーン。
調子っぱずれのダンカンのカラオケ(=『悪女』)をBGMに、俳優ビートたけしが暴力を振るい、その後始末を渡嘉敷トカちゃんが引き受ける―しかも、ユーモアを交えて。
ATGがあったころの野心的な監督であれば撮りそうな絵かもしれない・・・と一瞬思うが、いやいや、やっぱり、映画をきちんと学んだひとであれば、こんなことはしないと思うんだ。
だからみんな、北野武にびっくりしたんだよ。
『アウトレイジ』も充分面白いんだけれどね、ただ、オドロキはありません。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『やっぱり「ここ」が好き(13)』
※まだ年末とはいえないけれど、仕事が立て込んでいるため「早めに」この企画をスタートさせます。
数多くの映画のなかから、個人的にお気に入りのシーンを「動画つき」でご紹介!
『3-4X10月』(90)
監督名の表記がまだ「ビートたけし」だったころの、北野武・監督第2作。
個人的には、この映画こそ北野映画の最高傑作だと思っている。
無気力、おまけに「ひ弱そう」に見えるのに、チンピラに殴りかかろうとする不思議キャラを、軍団の柳ユーレイが好演。
いちばん好きなシーンは、おそらく異業種の監督でなければ撮れなかったであろう、スナックでの暴力シーン。
調子っぱずれのダンカンのカラオケ(=『悪女』)をBGMに、俳優ビートたけしが暴力を振るい、その後始末を渡嘉敷トカちゃんが引き受ける―しかも、ユーモアを交えて。
ATGがあったころの野心的な監督であれば撮りそうな絵かもしれない・・・と一瞬思うが、いやいや、やっぱり、映画をきちんと学んだひとであれば、こんなことはしないと思うんだ。
だからみんな、北野武にびっくりしたんだよ。
『アウトレイジ』も充分面白いんだけれどね、ただ、オドロキはありません。
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明日のコラムは・・・
『やっぱり「ここ」が好き(13)』