「―なるほどね」
「…それ、口癖だよね」
「ん?」
「ほんとうに、なるほどって思っていない可能性がある」
ハニーとの会話で、なんとなく「なるほどね」と返したら、そう突っ込まれ、二の句が継げなかった。
たしかにそうだ。
誰と会話を展開するにも、「なるほど」を多用する。
「し過ぎる」くらいに多用する。
ハニーが指摘したとおり、これはたぶん口癖である。
「ヘヴィだ」が口癖の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)のマーティと同様、ただ発しているだけであり、ほんとうに「なるほど」「ヘヴィ」と思っているのかは疑わしい。
まぁでも、それを見抜かれた? としても実害は大したことなさそうなので、改善などは考えないようにしよう。
口癖のひとつやふたつ、みんなあるだろうし。
以前、(冗談抜きで)60秒に1度の割合で舌打ちをするひとに会ったことがあるが、あれは癖になっているのだろうなと思うし、そういうひとに比べれば「なるほど」という口癖なんて可愛いほうだろう、可愛過ぎて抱きしめたくなるくらいだろう。
かーちゃんは、よく「みじめ」というひとだった。
内容は忘れてしまったが、夕飯を作りながら自分に向かって「お母さんは、みじめ」と発する。
これもまた、口癖だったように思う。
なんて返していいか、分からなかった。
だから、ただ苦笑を返していたと記憶する。
なんとかしてあげたいと思ったことはたしかだが、ハナタレ小僧に出来ることなんかない。
先日、久しぶりにかーちゃんの夢を見て、この口癖のことを思い出したんだ。
目覚めて、ほんとうにみじめだと思っていたのかな、、、と考える。
・・・・・。
いやいや、(ほんとうにみじめだったと)考えると、なんだか哀しくなるから、単なる口癖だったんだ―と思うことにしよう。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『やっぱり「ここ」が好き(14)』
「…それ、口癖だよね」
「ん?」
「ほんとうに、なるほどって思っていない可能性がある」
ハニーとの会話で、なんとなく「なるほどね」と返したら、そう突っ込まれ、二の句が継げなかった。
たしかにそうだ。
誰と会話を展開するにも、「なるほど」を多用する。
「し過ぎる」くらいに多用する。
ハニーが指摘したとおり、これはたぶん口癖である。
「ヘヴィだ」が口癖の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)のマーティと同様、ただ発しているだけであり、ほんとうに「なるほど」「ヘヴィ」と思っているのかは疑わしい。
まぁでも、それを見抜かれた? としても実害は大したことなさそうなので、改善などは考えないようにしよう。
口癖のひとつやふたつ、みんなあるだろうし。
以前、(冗談抜きで)60秒に1度の割合で舌打ちをするひとに会ったことがあるが、あれは癖になっているのだろうなと思うし、そういうひとに比べれば「なるほど」という口癖なんて可愛いほうだろう、可愛過ぎて抱きしめたくなるくらいだろう。
かーちゃんは、よく「みじめ」というひとだった。
内容は忘れてしまったが、夕飯を作りながら自分に向かって「お母さんは、みじめ」と発する。
これもまた、口癖だったように思う。
なんて返していいか、分からなかった。
だから、ただ苦笑を返していたと記憶する。
なんとかしてあげたいと思ったことはたしかだが、ハナタレ小僧に出来ることなんかない。
先日、久しぶりにかーちゃんの夢を見て、この口癖のことを思い出したんだ。
目覚めて、ほんとうにみじめだと思っていたのかな、、、と考える。
・・・・・。
いやいや、(ほんとうにみじめだったと)考えると、なんだか哀しくなるから、単なる口癖だったんだ―と思うことにしよう。
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明日のコラムは・・・
『やっぱり「ここ」が好き(14)』