Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(47)臼田あさ美

2018-02-21 00:10:00 | コラム
84年10月17日生まれ・33歳。
千葉出身。

公式プロフィール


無防備な、ナチュラルなエロさ。

臼田あさ美(うすだ・あさみ)さんは、
正直、ものすごく華があるというわけではないので、彼女の名前で観客を呼び込むことが出来る・・・ということは「なかなか」ないのですが、
その映画キャリアを眺めてみると、いわゆる「ハズレ」は1本くらいしかない―敢えては挙げません―ですし、
とくに去年発表された『南瓜とマヨネーズ』における、日常レベルで感じたことのあるエロスといいますか、



これは本人というより監督が狙ったところだと思います、
だからつまり、彼女のそうした魅力を分かっている監督と組めば、年齢的にも「ちょうどいい感じ?」ですし、もっともっと代表作を生み出していけるのではないでしょうか。

<経歴>

夫はOKAMOTO’Sのドラマー、オカモトレイジ。



割と好きなバンドです、ベースのハマくんばかり注目されてますが。。。


中学生のころにスカウトされ、いわゆる読者モデルとして芸能界デビューする。

雑誌『CanCam』の専属モデルを務めていた2003年頃より、女優のオファーが増えていくようになる。

映画俳優デビューは、2004年の園子温監督作『ノーパンツ・ガールズ~Movie Box-ing2~ 「大人になったら」』。

『ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版』(2004)、『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)、
自分が「あ、この子、いいな。誰なんだろう」と思った『夢の中へ』(2005)、
『この胸いっぱいの愛を』(2005)、『Wanna be FREE!東京ガール』(2006)、『恋空』(2007)。

女優の顔になってきたなぁ! と思えてきたのは『色即ぜねれいしょん』(2009)から。

『ランブリングハート』(2010)、『東京プレイボーイクラブ』(2012)、『キツツキと雨』(2012)、『マメシバ一郎3D』(2012)、『鈴木先生』(2013)、『桜並木の満開の下に』(2013)、『さいはてにて―やさしい香りと待ちながら―』(2015)、『グッド・ストライプス』(2015)。

そして2017年―。
『愚行録』と『南瓜とマヨネーズ』に出演。

前者は、気が滅入るのに読むことをやめられない「イヤミス」小説の映画化作品。



「ああいう死にかたって、夏原さんらしいなって思ったんですよ」

臼田さんはキーパーソンと呼ぶべき女性を好演、ある意味で、受け手が最も共感し易いキャラクターだったと思います。

そして後者では、隙がある、、、というか「あり過ぎる」ヒロインを自然体で演じ、映画小僧のリビドーを刺激する。


うん、よいですね。
本人が自覚していないような、自然なエロス。

しばらく、こっち路線でいってほしいのですが、どうでしょう?

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(48)内田有紀』
コメント (1)
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