にっぽん女優列伝（２０８）戸田恵子

５７年９月１２日生まれ・６２歳。
名古屋出身。

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戸田恵子（とだ・けいこ）さんといえば―自分の世代にとっては、やっぱり『機動戦士ガンダム』（79～80、テレビ朝日系）のマチルダさんの声。


個人的にはミハル推しですが、アムロやカイが夢中になるのも分かる魅力的なキャラクターでした。

自分より下の世代のひとにとっては、アンパンマンでしょうか。

女優である前に、声優さんなのですよね。
それがいつしか女優・声優両方をこなすようになり、そのどちらにおいても結果を残しているって、すんばらしいことだと思います。


※ガンダムでは挿入歌も担当、とても重要な局面で流れる名曲です


＜経歴＞

小学生のころにＮＨＫの『中学生群像』（69～72…のちの『中学生日記』）などに出演、１６歳のころには「あゆ朱美」の芸名で演歌歌手デビューを果たす。

鳴かず飛ばずの数年間を過ごしたのち、野沢那智が主宰する「劇団薔薇座」へ研究生として入団する。
ここで演技力を磨き、少しずつ仕事が増えていきます。

７８年、天才・富野喜幸（富野由悠季）による『無敵鋼人ダイターン３』（テレビ朝日）のコマンダー・ドイル役でアニメ声優デビューし、次作『機動戦士ガンダム』でマチルダを担当、声優としてグンと知名度が上がった。

以降の、声優・ナレーターとしての活躍は割愛。
ここからは、映画にしぼって・・・の前に、テレビドラマをひとつだけ、『ショムニ』シリーズ（98～、フジテレビ）がありましたね。
きっちりとは観ていませんでしたが、江角マキコや櫻井淳子の脚をチェック？するために、ときどきチャンネルをあわせていました。

あ、戸田さんも素敵でしたよ、もちろん笑

実質的な映画俳優デビュー作は、９４年の『毎日が夏休み』の教師役。

三谷幸喜組の一員として、
『ラヂオの時間』（97）、『みんなのいえ』（2001）、『ＴＨＥ 有頂天ホテル』（2006）、『ザ・マジックアワー』（2008）、『ステキな金縛り』（2011）、『清須会議』（2013）に出演。

三谷映画を批判する立場にありますが、戸田さんがどうこうというわけではありません笑



ほかの出演作に・・・
『ＧＴＯ』（99）、
『クイール』（2004）、『いぬのえいが』（2005）、『ワルボロ』（2007）、『母べえ』（2008）、『トロと旅するＴＨＥ ＭＯＶＩＥ』（2009）、『６０歳のラブレター』（2009）、
『劇場版ＴＲＩＣＫ 霊能力者バトルロイヤル』（2010）、『白夜行』（2011）、『洋菓子店コアンドル』（2011）、『幸運の壺 Ｇｏｏｄ Ｆｏｒｔｕｎｅ』（2012）、『劇場版 ＳＰＥＣ～天～』（2012）、『さよならドビュッシー』（2013）、『二流小説家 シリアリスト』（2013）、『恋とオンチの方程式』（2014）、『悼む人』（2015）、『笑う招き猫』（2017）、そして最新作は『グッドバイ～嘘からはじまる人生喜劇～』（2020）。


これだけつづくガンダムのシリーズ、スピンオフ映画のひとつとして、マチルダさんを追いかける物語があってもいいのではないでしょーか？


次回のにっぽん女優列伝は、富田靖子さんから。

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明日のコラムは・・・

『２プッシュと半。』