~荻野目慶子のキャリア10傑~
ティッピ・ヘドレンはヒッチコックのストーキング的「交際の強要」を断固拒否し、後半のキャリアが潰えたといわれていて。
いっぽう慶子さんは深作欣二と「ずぶずぶ」の関係を10年ほどつづけた、、、とされていて。
『女優の夜』を読むと、
深作監督が現役の若手監督だったとすると、きっともう映画を撮れないだろうな…と思わせるほど「最初の関係はヒッチコック的」ではあるのだが、
慶子さんが、男を破滅に導く負のエロスを有していたともいえて、まぁここいらへんをモラルで語ろうとすると無理が生じるよね。
けっして深作監督「擁護」ではない、ただティッピが「もう過去のこと」とヒッチコックを断罪することをしないのと同様に、慶子さんは深作監督を許しているのかも…なんて想像してみたり。
ということを書かずにはいられないほど、10傑には深作監督の姿がちらつくのです。
(1)『いつかギラギラする日』(92)
闇雲なエネルギーに満ちていて、細かいところを突っ込むのは無粋でしょう。
「わたしを見て!」な慶子さんのキャラは完璧に似合っていて、かわいかった。
(2)『皆月』(99)
奥田瑛二の妻を好演。
目立つのは吉本多香美のほうだが、狭い風呂でのセックスシーンにありがとう!といった映画青年なのでした(^^;)
(3)『三文役者』(2000)
殿山泰司の半生を描いた新藤兼人の佳作。
慶子さんは、ヒロインのキミエを「大」好演。
(4)『獄門島』(77)
俳優デビュー作。
それは、妹・洋子さんも同様。
(5)『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)
深作監督の映画としては弱いが、高岡早紀のおっぱいに救われた笑
でもね。
情念を押し出すなら、早紀⇔慶子の役を入れ替えたほうがよかったと思うのです。
(6)『南極物語』(83)
イメージングも担当。
かわいい^^
(7)『海潮音』(80)
いかにもATG産らしい実験作で、ただ「この子で一本撮ってみたい」と思わせる魅力が、少女・荻野目慶子にはあったのでしょうね~。
(8)『山形スクリーム』(2009)
竹中直人監督作。
端役だがけっこう目立っているし、竹中さんとは相性がよいみたいなので、また監督作か、俳優としての共演作を観たい。
(9)『次郎長三国志』(2008)
マキノ雅彦(津川雅彦)監督作。
津川さんならではのキャスティングが光り、慶子さんはもちろん前田亜季、竹内力、蛭子能収など脇役陣に触れているだけで飽きない。
・・・割には、あまり観られていない作品かな?
(10)『ベロニカは死ぬことにした』(2005)
若かったら慶子さんが演じていたような「なんとなく死にたくなった」ヒロインを、真木よう子が熱演。
慶子さんは精神病院の婦長役。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『誘惑に負けた(^^;)』
ティッピ・ヘドレンはヒッチコックのストーキング的「交際の強要」を断固拒否し、後半のキャリアが潰えたといわれていて。
いっぽう慶子さんは深作欣二と「ずぶずぶ」の関係を10年ほどつづけた、、、とされていて。
『女優の夜』を読むと、
深作監督が現役の若手監督だったとすると、きっともう映画を撮れないだろうな…と思わせるほど「最初の関係はヒッチコック的」ではあるのだが、
慶子さんが、男を破滅に導く負のエロスを有していたともいえて、まぁここいらへんをモラルで語ろうとすると無理が生じるよね。
けっして深作監督「擁護」ではない、ただティッピが「もう過去のこと」とヒッチコックを断罪することをしないのと同様に、慶子さんは深作監督を許しているのかも…なんて想像してみたり。
ということを書かずにはいられないほど、10傑には深作監督の姿がちらつくのです。
(1)『いつかギラギラする日』(92)
闇雲なエネルギーに満ちていて、細かいところを突っ込むのは無粋でしょう。
「わたしを見て!」な慶子さんのキャラは完璧に似合っていて、かわいかった。
(2)『皆月』(99)
奥田瑛二の妻を好演。
目立つのは吉本多香美のほうだが、狭い風呂でのセックスシーンにありがとう!といった映画青年なのでした(^^;)
(3)『三文役者』(2000)
殿山泰司の半生を描いた新藤兼人の佳作。
慶子さんは、ヒロインのキミエを「大」好演。
(4)『獄門島』(77)
俳優デビュー作。
それは、妹・洋子さんも同様。
(5)『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)
深作監督の映画としては弱いが、高岡早紀のおっぱいに救われた笑
でもね。
情念を押し出すなら、早紀⇔慶子の役を入れ替えたほうがよかったと思うのです。
(6)『南極物語』(83)
イメージングも担当。
かわいい^^
(7)『海潮音』(80)
いかにもATG産らしい実験作で、ただ「この子で一本撮ってみたい」と思わせる魅力が、少女・荻野目慶子にはあったのでしょうね~。
(8)『山形スクリーム』(2009)
竹中直人監督作。
端役だがけっこう目立っているし、竹中さんとは相性がよいみたいなので、また監督作か、俳優としての共演作を観たい。
(9)『次郎長三国志』(2008)
マキノ雅彦(津川雅彦)監督作。
津川さんならではのキャスティングが光り、慶子さんはもちろん前田亜季、竹内力、蛭子能収など脇役陣に触れているだけで飽きない。
・・・割には、あまり観られていない作品かな?
(10)『ベロニカは死ぬことにした』(2005)
若かったら慶子さんが演じていたような「なんとなく死にたくなった」ヒロインを、真木よう子が熱演。
慶子さんは精神病院の婦長役。
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明日のコラムは・・・
『誘惑に負けた(^^;)』