Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

DCあるある^^

2022-07-22 00:10:00 | コラム
ちょうどいま、「午前十時の映画祭」で『ブレードランナー』(82)が上映されているので。


いわゆる「オリジナル」と「ディレクターズ・カット」(以下DC、あるいはファイナル・カット)どっちがいいのか問題。


これね、映画好きとしてなかなか複雑なものなんですよ。
その作品を愛しているからこそピンとこないDCも多く。
その監督を愛しているからこそDCを理解したいという思いもあって。

『コマンド―』(85)までDCあるんだよ、あれの何に追加部分が必要なんじゃ?(^^;)


作品を愛していれば何度でも観るでしょう。
つまり、その作品の内容だけではなく「リズム」も愛しているというわけで。
DCは、そのリズムを壊してしまう。

DCに触れ、あれ、こんなリズム・テンポだったっけ? という強烈な違和感。

結論。

『アマデウス』(84)は、気持ちは分かるけど「なし」。
『地獄の黙示録』(79)も、気持ちは「おおいに」分かるけど「ビミョー」。

『ブレードランナー』だけ、例外的に「あり!」なんじゃないかと。


そういえば。
わが国でDCを発表する監督って、ほぼ居ない。

出来に納得していない監督だって居るはずなのに!!

黒澤さんが生きていたら、『白痴』(51)はン時間のDCを発表しそうだけど。。。^^




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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(13)香川京子』
コメント (2)
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