56年10月4日生まれ・66歳。
オーストリア出身。
QTことタランティーノの最も優れたところは、
ストーリーテリングではなく、
耳のよさ(=選曲)でもなく、
そのキャスティング・センスにあるのではないか。
英語表記は「あのワルツ=waltz」と同じになる素敵な俳優・ヴァルツは、舞台の世界ではそれなりに名の通ったひと、、、だったかもしれないが、映画の世界では無名にちかかった。
そもそも映画キャリアなんて、ないに等しかったし。
そんなヴァルツがQTに見初められ、オスカー俳優になったときすでに50歳を過ぎていた、なんとまぁ夢のある話でしょうか!
<経歴>
70年代後半より、舞台俳優として活動をスタート。
映画俳優デビュー作は、82年の『トルスタンとイゾルデ』。
こちら観ていないので、なんともいえません(^^;)
そこから「だ~~~~~いぶ」年月が流れ、
2009年、QTによる「歴史修正主義」映画『イングロリアス・バスターズ』でナチス親衛隊ハンス・ランダを怪演、
これにより、オスカー助演賞を受賞する。
(カンヌの演技賞も受賞)
ブラピのスター性、メラニー・ロランの麗しさをも凌駕するインパクトでしたもん、このひとすげぇ!QTさすがだ!!みたいな。
オスカー効果は絶大で、次々にオファーが舞い込むようになり・・・
『グリーン・ホーネット』(2011)、『おとなのけんか』(2011)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)などに出演、
いずれもさすがの演技、ただハンス・ランダが強烈に過ぎて。
と思っていた矢先に再びQTがヴァルツを起用、
『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)で賞金稼ぎを好演、2度目のオスカー助演賞を獲得する。
映画としては『イングロリアス・バスターズ』のほうが好みだけれど、ヴァルツが演じたキャラクターとしては『ジャンゴ』のほうが深くて好きかな^^
撃たれたとき、ジャンゴ同様に哀しかったし。。。
ではヴァルツは、今後もQTの映画でしか輝けないのか??
否。
『ビッグ・アイズ』(2014)を経た2015年、『007 スペクター』で悪役フランツを演じて絶賛を浴びる。
※『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)にも出演。
近作に、『ダウンサイズ』(2017)や『アリータ:バトル・エンジェル』(2018)など。
若手ではないのでガツガツした感じはしませんが、3~4年にいちどのペースで代表作が生まれている気がします。
演技力は周りが引くくらいですから、要はホンの問題。
がんばれ監督さん、すんごい才能を持て余していてはいけないよ!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(69)クリストファー・ウォーケン』
オーストリア出身。
QTことタランティーノの最も優れたところは、
ストーリーテリングではなく、
耳のよさ(=選曲)でもなく、
そのキャスティング・センスにあるのではないか。
英語表記は「あのワルツ=waltz」と同じになる素敵な俳優・ヴァルツは、舞台の世界ではそれなりに名の通ったひと、、、だったかもしれないが、映画の世界では無名にちかかった。
そもそも映画キャリアなんて、ないに等しかったし。
そんなヴァルツがQTに見初められ、オスカー俳優になったときすでに50歳を過ぎていた、なんとまぁ夢のある話でしょうか!
<経歴>
70年代後半より、舞台俳優として活動をスタート。
映画俳優デビュー作は、82年の『トルスタンとイゾルデ』。
こちら観ていないので、なんともいえません(^^;)
そこから「だ~~~~~いぶ」年月が流れ、
2009年、QTによる「歴史修正主義」映画『イングロリアス・バスターズ』でナチス親衛隊ハンス・ランダを怪演、
これにより、オスカー助演賞を受賞する。
(カンヌの演技賞も受賞)
ブラピのスター性、メラニー・ロランの麗しさをも凌駕するインパクトでしたもん、このひとすげぇ!QTさすがだ!!みたいな。
オスカー効果は絶大で、次々にオファーが舞い込むようになり・・・
『グリーン・ホーネット』(2011)、『おとなのけんか』(2011)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)などに出演、
いずれもさすがの演技、ただハンス・ランダが強烈に過ぎて。
と思っていた矢先に再びQTがヴァルツを起用、
『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)で賞金稼ぎを好演、2度目のオスカー助演賞を獲得する。
映画としては『イングロリアス・バスターズ』のほうが好みだけれど、ヴァルツが演じたキャラクターとしては『ジャンゴ』のほうが深くて好きかな^^
撃たれたとき、ジャンゴ同様に哀しかったし。。。
ではヴァルツは、今後もQTの映画でしか輝けないのか??
否。
『ビッグ・アイズ』(2014)を経た2015年、『007 スペクター』で悪役フランツを演じて絶賛を浴びる。
※『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)にも出演。
近作に、『ダウンサイズ』(2017)や『アリータ:バトル・エンジェル』(2018)など。
若手ではないのでガツガツした感じはしませんが、3~4年にいちどのペースで代表作が生まれている気がします。
演技力は周りが引くくらいですから、要はホンの問題。
がんばれ監督さん、すんごい才能を持て余していてはいけないよ!!
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(69)クリストファー・ウォーケン』