ぶぎーない「つ」→「つ」がわまさひこ
2018年に78歳で鬼籍に入った津川雅彦は有名な俳優なので、イマサラ詳細な経歴を載せる必要もない―だから、自分らしい3項目だけで論じてみたい。
①マキノ姓
祖父は「日本映画の父」と呼ばれた牧野省三、
そのことに誇りを持っていたと思われる津川さんは、自身が映画監督を務める際に「マキノ雅彦」を名乗った。
ところで自分も「牧野」姓であり、
映画の専門学校に通っていたころ、講師陣から「君、ひょっとして…」と問われたことがある。
ハッタリかますには「コトが大き過ぎる」と感じ「いえ、たまたまです」と答えていたが、「えぇじつは、、、」と答えておけばよかったなぁ…と思ったこともあります(^^;)
②多摩大学での特別講義
2002年前後だったか・・・
津川さんが多摩大学の特別講師として授業したことがあって、自分は身分を偽って潜入・笑
警備が厳重になったであろう現代だったら無理だろうね、しかしこれがめっぽう面白かった。
若手俳優だったころはブロマイドの人気が凄くて、ライバルの裕次郎より売れたという。
「だけどね、俺はそのころ、まだ童貞だったんだよ」
構内、しーーーーーん。
「・・・ここ笑うところだから」
しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
「だから笑うところだから」
自分、思わず声に出して笑う。
ココで、津川さんと目があった。
いや、ほんとうだって^^
③北野武への批判
『HANA-BI』(98)がベネチア金獅子に輝いたとき、
「映画は大衆のもの。海外の賞をもらって、本人が悦に浸っているのはどうなのか」
と真っ向批判。
これ自体は「むしろ健全」と思えて大歓迎なのだが、
津川さんが同年に主演したのが東條英機を描く『プライド・運命の瞬間』で、
これがまた、どうにも…という出来であったため、ほとんどのひとが「勝負にならん」と思ってしまったところはあります。
結論。
政治的主張はともかくとして、
俳優としてはバツグンに巧く、とくにラブシーンは私生活もこんな感じなのかな?と思えるほどリアリティがあってさすがだなと思った。
監督作も凡作はひとつもなく、もう少し撮ってほしかったな、、、とも。
ただそれでも、代表作をひとつ挙げろといわれれば、新人のころの『狂った果実』(56)になると思うんですよね。
あすのしりとりは・・・
つがわまさひ「こ」→「こ」んどうまさひこ。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(456)』
2018年に78歳で鬼籍に入った津川雅彦は有名な俳優なので、イマサラ詳細な経歴を載せる必要もない―だから、自分らしい3項目だけで論じてみたい。
①マキノ姓
祖父は「日本映画の父」と呼ばれた牧野省三、
そのことに誇りを持っていたと思われる津川さんは、自身が映画監督を務める際に「マキノ雅彦」を名乗った。
ところで自分も「牧野」姓であり、
映画の専門学校に通っていたころ、講師陣から「君、ひょっとして…」と問われたことがある。
ハッタリかますには「コトが大き過ぎる」と感じ「いえ、たまたまです」と答えていたが、「えぇじつは、、、」と答えておけばよかったなぁ…と思ったこともあります(^^;)
②多摩大学での特別講義
2002年前後だったか・・・
津川さんが多摩大学の特別講師として授業したことがあって、自分は身分を偽って潜入・笑
警備が厳重になったであろう現代だったら無理だろうね、しかしこれがめっぽう面白かった。
若手俳優だったころはブロマイドの人気が凄くて、ライバルの裕次郎より売れたという。
「だけどね、俺はそのころ、まだ童貞だったんだよ」
構内、しーーーーーん。
「・・・ここ笑うところだから」
しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
「だから笑うところだから」
自分、思わず声に出して笑う。
ココで、津川さんと目があった。
いや、ほんとうだって^^
③北野武への批判
『HANA-BI』(98)がベネチア金獅子に輝いたとき、
「映画は大衆のもの。海外の賞をもらって、本人が悦に浸っているのはどうなのか」
と真っ向批判。
これ自体は「むしろ健全」と思えて大歓迎なのだが、
津川さんが同年に主演したのが東條英機を描く『プライド・運命の瞬間』で、
これがまた、どうにも…という出来であったため、ほとんどのひとが「勝負にならん」と思ってしまったところはあります。
結論。
政治的主張はともかくとして、
俳優としてはバツグンに巧く、とくにラブシーンは私生活もこんな感じなのかな?と思えるほどリアリティがあってさすがだなと思った。
監督作も凡作はひとつもなく、もう少し撮ってほしかったな、、、とも。
ただそれでも、代表作をひとつ挙げろといわれれば、新人のころの『狂った果実』(56)になると思うんですよね。
あすのしりとりは・・・
つがわまさひ「こ」→「こ」んどうまさひこ。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(456)』