Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(52)高橋惠子

2023-04-22 00:10:00 | コラム
~高橋惠子のキャリア10傑~

高橋惠子(旧・関根恵子)さん68歳、憧れのひとりであります。

時代がちがえば、制作者はもちろん本人やご家族まで叩かれていたかもしれない、、、っていう危ういキャリアの始まり。

『ブリキの太鼓』(79)の性的な場面に実際の子どもを使ったことで「性虐待」と批判が出ている時代だし、

では良識派と呼ばれるひとの勘違いなのか?というと・・・
オリビア・ハッセーとレナード・ホワイティングは、10代のころに主演した『ロミオとジュリエット』(68)について、不必要なヌードシーンを撮られたと抗議しているわけです、今年。

もはや「そういう世界だから」では済まされなくなってきているのでしょうね・・・。


(1)『DOOR』(88)

旦那・高橋伴明とのタッグでストーカーの恐怖を描いた快作。

最近デジタルリマスター版が公開され鑑賞、あれ・・・こんなに面白かったっけ?^^



(2)『TATTOO<刺青>あり』(82)

ATGが元気だったころの力作で、制作に井筒和幸、主題歌は内田裕也、共演に宇崎竜童とくれば、みなまでいわなくとも内容はなんとなく分かるでしょうよ(^^;)


(3)『おさな妻』(70)

15歳のころの主演作。
3年前の芦田愛菜ちゃんがこの映画に出るか?っていう話です。



(4)『赤い玉、』(2015)

エロスを主題とした奥田瑛二主演作。

監督は旦那だが、惠子さんは出ずっぱりではなく特別出演といった感じ。

その代わり、制作にも携わってます。


(5)『ラブレター』(81)

ノンフィクション『金子光晴のラブレター』を原作とした、にっかつロマンポルノ10周年記念作。

主演は恵子さんだが、ロマンポルノらしくない豪華な共演者陣―加賀まりこ、仲谷昇など―によりスマッシュヒットを記録した。


(6)『高校生ブルース』(70)

鮮烈なデビュー作。




明確なポルノではないが、制作の大映がもう「レモンセックス路線」っていっちゃっているからね!!


(7)『遊び』(71)

野坂昭如の『心中弁天島』を増村保造が映画化、増村の絵作りが冴えわたっている。



(8)『恋文』(85)

主演ショーケンをモデルとした連城三紀彦の原作を神代辰巳が映画化、
神代信者は未だ多いので、そろそろデジタルリマスターで再評価ブームが来てほしい!!


(9)『朝やけの詩』(73)

自然破壊をテーマとした熊井啓らしい社会派、、、なのだが、
話題はなんといっても冒頭、恵子さんが野尻湖を全裸で泳ぐシーンなのです(^^;)


(10)『神田川』(74)

共演に草刈正雄、
ヒット曲のタイトルをそのまま使用しているものの、物語は一切関係がない。


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明日のコラムは・・・

『映画館は無菌室じゃないのでね…』
コメント
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