Cape Fear、in JAPAN

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令和版・海外俳優列伝(65)クリス・ペン

2023-04-07 00:10:00 | コラム
65年10月10日生まれ・2006年1月24日死去、享年40歳。
アメリカ出身。

少年時代から俳優ではあったものの、持ち味を活かして通受けするようになったのは30代に入ってから。

やっとハネた!!
という矢先に、急死。

40歳ですよ、あなた。
ショックだったなぁ、クリス・ペンはそんなひとです。


※なんといっても、みんなを仕切るナイスガイ・エディでしょう



<経歴>

父親は映画監督のレオ・ペン、そして兄ショーンはご存じ「元おさわがせ」俳優。
もう「おさわがせ」を冠さなくてよいよね^^



映画俳優デビュー作は、83年のコッポラによる青春映画『ランブルフィッシュ』。
友人だったミッキー・ロークがコッポラに推したのだとか?

翌年の『ザ・ワイルド・ライフ』(84)で初主演を果たし、
同年には大ヒット作『フットルース』(84)にも出演、

※まだシュッとしている!!



『ペイルライダー』(85)、
ショーンと共演した『ロンリー・ブラッド』(86)など出演作は途切れないものの、兄に比べたらパッとせず。。。

それが原因か、
このころクスリにハマって私生活は荒れに荒れていたそうで。

転機が訪れるのは90年代に入ってから。
『モブスターズ/青春の群像』(91)を経た92年、QTの伝説的処女作『レザボア・ドッグス』で強盗団の「ボスの息子」を熱演し多くの映画ファンの目にとまる。

アルトマンの最高傑作『ショート・カッツ』(93)、


『トゥルー・ロマンス』(93)の刑事、『3人のエンジェル』(95)や『狼たちの街』(96)などなどなどなど、
キャリアって不思議ですよね、たったひとつの作品で好転/暗転してしまうのだもの!

ヴェネツィア国際映画祭で助演賞を取った快作『フューネラル』(96)、


巧妙な脚本が売りの『ライアー』(97)、『ラッシュアワー』(98)、
このころはテレビシリーズなどでもレギュラーが次々と決まり、兄と並ぶ異色の俳優として常に新作が注目されるように。

しかし・・・。

2006年1月24日、自宅で遺体が発見される。
死因は、心臓肥大と薬物だったとか・・・。

遺作は、2006年の『ダーウィン・アワード』。

ひたすら哀しかったことを覚えています。

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(66)クリスチャン・スレーター』
コメント
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