74年1月30日生まれ・49歳。
イギリス出身。
そこそこ長いキャリアを築いている俳優さんで、初期のころとだいぶイメージが変わったなぁ、、、と思うひと。
その筆頭はマシュー・マコノヒーで、
2番目にくるのがベールくんかな。
誕生日ちかい同年なので、くんづけでいきます^^
利発そうな少年が、いつしか性格俳優に。
『ダークナイト』(2008)は命削ったヒース・レジャーばかり言及されるけれど、
初代のマイケル・キートンにしてもベールくんにしても、仮面をかぶっているにも関わらず「存在そのものの悲哀」を感じさせて見事な演技でしたよ、ほんとうに。
<経歴>
13歳のころ、スピルバーグの『太陽の帝国』(87)のオーディションを受け4000人の候補から主人公に選ばれ、幸運な映画俳優デビューを果たす。
『クラッシュ』を著したJ・G・バラードらしからぬ「戦争と少年」を題材とした物語、じつはこれバラードの半自伝小説なんですね。
ベールくんは大注目を集めるも、有頂天にならず「2年ほど学業に専念」したのち再び映画の世界に。
ケネス・ブラナーの異才ぶりがいかんなく発揮された傑作『ヘンリー五世』(89)。
このころ渡米しハリウッドをメインに活動を始め・・・
『スウィング・キッズ』(93)や『若草物語』(94)、『ある貴婦人の肖像』(96)などの話題作に出演、
ちょっと一味ちがうな…と思わせてくれたのがトッド・ヘインズがグラムロックの世界を描いた『ベルベット・ゴールドマイン』(98)で、ここから妙なスイッチ??が入ったのか・・・
「名刺が自分よりオシャレ」というだけで相手を殺してしまうシリアルキラーを好演した『アメリカン・サイコ』(2000)、
『コレリ大尉のマンドリン』(2001)、
ほとんどすべてのガンファイトを自らが演じた『リベリオン』(2002)、
極限まで肉を削ぎ落した『マシニスト』(2004)などで映画ファンのこころを「完全に」つかむ。
さらに2005年より、クリストファー・ノーランによる「バットマン3部作」でブルース・ウェインを演じる。
『バットマン ビギンズ』(2005)
『ダークナイト』(2008)
『ダークナイト ライジング』(2012)
沢山の「仮想」ボブ・ディランが登場する『アイム・ノット・ゼア』(2007)、
『ターミネーター4』(2009)、『パブリック・エネミーズ』(2009)、
そして、『ザ・ファイター』(2010)でオスカー助演賞を受賞する。
才能はあるのに、気性の激しさから何度も過ちを繰り返してしまうボクサーを熱演―うん、受賞も納得。
『金陵十三釵』(2011)、
21世紀のデ・ニーロよろしく肥満体になってみせた『アメリカン・ハッスル』(2013)、
『エクソダス:神と王』(2014)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)、
副大統領チェイニーを怪演、米国の政界の一面を知ることの出来る傑作『バイス』(2018)、
この手の映画としては珍しく興行だけでなく批評面でも成功した『フォードvsフェラーリ』(2019)・・・と、勢いはとどまることを知りません。
近作に『ソー:ラブ&サンダー』(2022)、『アムステルダム』(2022)、『ほの蒼き瞳』(2022)。
2009年―『ターミネーター4』の現場で撮影監督に恫喝しているかのような音声テープが流出、
まぁ当人同士で解決しているそうですし、ベールくんもメディアを通してファンや関係者に謝罪しているのでこれ以上引きずることはなさそうです。
えがった、えがった。
いちどくらいは、そんなこともあると思うんですよね生きていれば。
もちろん、ないにこしたことはないですが^^
次回の列伝は、クリストフ・ヴァルツさんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『ほぼほぼ空き部屋??』
イギリス出身。
そこそこ長いキャリアを築いている俳優さんで、初期のころとだいぶイメージが変わったなぁ、、、と思うひと。
その筆頭はマシュー・マコノヒーで、
2番目にくるのがベールくんかな。
誕生日ちかい同年なので、くんづけでいきます^^
利発そうな少年が、いつしか性格俳優に。
『ダークナイト』(2008)は命削ったヒース・レジャーばかり言及されるけれど、
初代のマイケル・キートンにしてもベールくんにしても、仮面をかぶっているにも関わらず「存在そのものの悲哀」を感じさせて見事な演技でしたよ、ほんとうに。
<経歴>
13歳のころ、スピルバーグの『太陽の帝国』(87)のオーディションを受け4000人の候補から主人公に選ばれ、幸運な映画俳優デビューを果たす。
『クラッシュ』を著したJ・G・バラードらしからぬ「戦争と少年」を題材とした物語、じつはこれバラードの半自伝小説なんですね。
ベールくんは大注目を集めるも、有頂天にならず「2年ほど学業に専念」したのち再び映画の世界に。
ケネス・ブラナーの異才ぶりがいかんなく発揮された傑作『ヘンリー五世』(89)。
このころ渡米しハリウッドをメインに活動を始め・・・
『スウィング・キッズ』(93)や『若草物語』(94)、『ある貴婦人の肖像』(96)などの話題作に出演、
ちょっと一味ちがうな…と思わせてくれたのがトッド・ヘインズがグラムロックの世界を描いた『ベルベット・ゴールドマイン』(98)で、ここから妙なスイッチ??が入ったのか・・・
「名刺が自分よりオシャレ」というだけで相手を殺してしまうシリアルキラーを好演した『アメリカン・サイコ』(2000)、
『コレリ大尉のマンドリン』(2001)、
ほとんどすべてのガンファイトを自らが演じた『リベリオン』(2002)、
極限まで肉を削ぎ落した『マシニスト』(2004)などで映画ファンのこころを「完全に」つかむ。
さらに2005年より、クリストファー・ノーランによる「バットマン3部作」でブルース・ウェインを演じる。
『バットマン ビギンズ』(2005)
『ダークナイト』(2008)
『ダークナイト ライジング』(2012)
沢山の「仮想」ボブ・ディランが登場する『アイム・ノット・ゼア』(2007)、
『ターミネーター4』(2009)、『パブリック・エネミーズ』(2009)、
そして、『ザ・ファイター』(2010)でオスカー助演賞を受賞する。
才能はあるのに、気性の激しさから何度も過ちを繰り返してしまうボクサーを熱演―うん、受賞も納得。
『金陵十三釵』(2011)、
21世紀のデ・ニーロよろしく肥満体になってみせた『アメリカン・ハッスル』(2013)、
『エクソダス:神と王』(2014)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)、
副大統領チェイニーを怪演、米国の政界の一面を知ることの出来る傑作『バイス』(2018)、
この手の映画としては珍しく興行だけでなく批評面でも成功した『フォードvsフェラーリ』(2019)・・・と、勢いはとどまることを知りません。
近作に『ソー:ラブ&サンダー』(2022)、『アムステルダム』(2022)、『ほの蒼き瞳』(2022)。
2009年―『ターミネーター4』の現場で撮影監督に恫喝しているかのような音声テープが流出、
まぁ当人同士で解決しているそうですし、ベールくんもメディアを通してファンや関係者に謝罪しているのでこれ以上引きずることはなさそうです。
えがった、えがった。
いちどくらいは、そんなこともあると思うんですよね生きていれば。
もちろん、ないにこしたことはないですが^^
次回の列伝は、クリストフ・ヴァルツさんから。
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明日のコラムは・・・
『ほぼほぼ空き部屋??』