Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(49)鈴木砂羽

2023-04-05 00:10:00 | コラム
~鈴木砂羽のキャリア10傑~

砂羽さん50歳、映画キャリアはスタートが(はっきりいって)頂点で、あとは助演でスパイスになる役割というか。

充分に存在感があって効果的だとは思うのだけれど、主演でいけるはずなのになぁ!!

石井隆が健在であるうちに、いちど組んでほしかったかも。。。



(1)『愛の新世界』(94)



主演デビューのインパクトが強烈過ぎて、映画の代表作といえばやっぱりコレになるでしょう。

「ヘアが見えるだけで、えばるな」という辛口意見も聞かれたが、表現史において特筆すべきターニングポイントだったことはたしか。

「売り」は「ヘア」だったかもしれない、しかし物語もそれに負けぬ面白さがあった。



(2)『闇の子供たち』(2008)

人身売買や幼児売買春を告発した梁石日による社会派小説を阪本順治が映画化、こういう作品こそ潤沢な資金できっちり描くべきだが予算少なかったのだろうな…と思わせるところが難点か。
でも、志の高い映画ではあると思う。


(3)『赤い文化住宅の初子』(2007)

タナダユキが監督した青春映画。
繊細な描写の積み重ねで、脆くて強い青春の輝きを捉えて好感触。

砂羽さんは、ヒロインの母親を演じる。


(4)『俺物語!!』(2015)

『別冊マーガレット』に連載されていた人気漫画を鈴木亮平主演で映画化。

そう、砂羽さんはママ役が多いのよね。



(5)『大コメ騒動』(2021)

最新作。
米騒動の発端となった「越中女房一揆」を、本木克英が描く。



(6)『裸足のピクニック』(92)

矢口史靖が注目を受けることになった、PFFスカラシップ作品。

これが、砂羽さんの映画俳優デビュー作。
主演ではなく、ヒロインを憎む同級生役でした。


(7)『東京日和』(97)

荒木経惟・荒木陽子の関係性を、竹中直人が描く。

アラーキーだもん、そりゃ砂羽さんが出ないとね^^


(8)『劒岳 点の記』(2009)

はっきりいって木村大作の映画は相性が悪そう、、、なのだが(^^;) 映像の力はびしびし感じられます。



(9)『遠くの空に消えた』(2007)

田舎を舞台にした奇妙なSFで、これを行定勲が撮っているのもよく考えたら不思議なのだけれど、愛嬌もあって憎めない小品。


(10)『力道山』(2006)

もっと話題になってもよかった、力道山の伝記映画。

砂羽さんが演じた沖浜子は、岸恵子がモデルになっている。

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明日のコラムは・・・

『ぶつぶついっていた、朝(^^;)』
コメント
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