47年10月24日生まれ・75歳。
アメリカ出身。
シリアスもコメディも出来る、これ俳優の理想。
多くの俳優がそれをこなしている「ように見える」けれど、「このひとは、やっぱりコッチのほうが…」と思うことも多いでしょう。
ケビン・クラインは、あまり「コッチのほうが…」といわれない稀有なひと。
アパルトヘイトの問題を追う新聞記者を演じても、熱帯魚を喰う変人を演じても、大統領のそっくりさんを演じても、ダグラス・フェアバンクス演じても説得性を与えてくれる。
そりゃ、16歳下のフィービ・ケイツが惚れるのも頷けます^^
※貴重な日本版予告編
<経歴>
前述したように、奥様はフィービー。
ジュリアード音楽院卒業。
舞台からキャリアをスタートさせ、その後スクリーンの世界へ。
実質的な映画俳優デビュー作は、82年の『ソフィーの選択』。
公開当時は話題になったけれど、割と忘れられた映画ではないかしら。
ホロコーストを題材とした、メリル・ストリープだけでなく、アラン・J・パクラ監督にとっても代表作だと思います。
『再会の時』(83)、『シルバラード』(85)を経た87年、巨匠リチャード・アッテンボローによる『遠い夜明け』に主演。
黒人解放活動家スティーヴ・ビコ(演じるは、ブレイク前のデンゼル・ワシントン)と友情を築く新聞記者を好演し知名度を上げる。
翌年、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)のキチガイ演技で(なんと!)オスカー助演賞を受賞。
大好きな映画です、コメディジャンルでオールタイムベストかも^^
ブラックコメディの快作『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(90)、
『ソープディッシュ』(91)、味わい深い人間ドラマ『わが街』(91)、
アッテンボローの演出に失望したひとは多かった、しかし俳優陣はみんな健闘していたチャップリンの伝記映画『チャーリー』(92)、
そして「替え玉がホンモノより優秀だった」という「よくある話」を上質なコメディに仕立てた傑作『デーヴ』(93)、
※この予算をひねり出すシーンとか、すごくよく出来ている
『フレンチ・キス』(95)、
現代の家庭がいかに壊れていく、、、いや「すでに壊れていたか」をクールに描いた『アイス・ストーム』(97)、
「ワンダとダイヤ」組が再結集した『危険な動物たち』(97)、
『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(99)。
『アニバーサリーの夜に』(2001)、『海辺の家』(2001)、
ロバート・アルトマンの遺作になった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006)、
『ラブ・ダイアリーズ』(2008)、『抱きたいカンケイ』(2011)、『美女と野獣』(2017)などなど、前世紀に比べると2000年代以降に新たな代表作が生まれていないのが寂しいですね。
最新作は、2021年の『幸せは、ここにある』。
ここいらで、事実上の引退をしている奥さんとの共演作もありでは??と思うのは、フィービーにとっては迷惑な話かな。。。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(83)ケビン・コスナー』
アメリカ出身。
シリアスもコメディも出来る、これ俳優の理想。
多くの俳優がそれをこなしている「ように見える」けれど、「このひとは、やっぱりコッチのほうが…」と思うことも多いでしょう。
ケビン・クラインは、あまり「コッチのほうが…」といわれない稀有なひと。
アパルトヘイトの問題を追う新聞記者を演じても、熱帯魚を喰う変人を演じても、大統領のそっくりさんを演じても、ダグラス・フェアバンクス演じても説得性を与えてくれる。
そりゃ、16歳下のフィービ・ケイツが惚れるのも頷けます^^
※貴重な日本版予告編
<経歴>
前述したように、奥様はフィービー。
ジュリアード音楽院卒業。
舞台からキャリアをスタートさせ、その後スクリーンの世界へ。
実質的な映画俳優デビュー作は、82年の『ソフィーの選択』。
公開当時は話題になったけれど、割と忘れられた映画ではないかしら。
ホロコーストを題材とした、メリル・ストリープだけでなく、アラン・J・パクラ監督にとっても代表作だと思います。
『再会の時』(83)、『シルバラード』(85)を経た87年、巨匠リチャード・アッテンボローによる『遠い夜明け』に主演。
黒人解放活動家スティーヴ・ビコ(演じるは、ブレイク前のデンゼル・ワシントン)と友情を築く新聞記者を好演し知名度を上げる。
翌年、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)のキチガイ演技で(なんと!)オスカー助演賞を受賞。
大好きな映画です、コメディジャンルでオールタイムベストかも^^
ブラックコメディの快作『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(90)、
『ソープディッシュ』(91)、味わい深い人間ドラマ『わが街』(91)、
アッテンボローの演出に失望したひとは多かった、しかし俳優陣はみんな健闘していたチャップリンの伝記映画『チャーリー』(92)、
そして「替え玉がホンモノより優秀だった」という「よくある話」を上質なコメディに仕立てた傑作『デーヴ』(93)、
※この予算をひねり出すシーンとか、すごくよく出来ている
『フレンチ・キス』(95)、
現代の家庭がいかに壊れていく、、、いや「すでに壊れていたか」をクールに描いた『アイス・ストーム』(97)、
「ワンダとダイヤ」組が再結集した『危険な動物たち』(97)、
『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(99)。
『アニバーサリーの夜に』(2001)、『海辺の家』(2001)、
ロバート・アルトマンの遺作になった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006)、
『ラブ・ダイアリーズ』(2008)、『抱きたいカンケイ』(2011)、『美女と野獣』(2017)などなど、前世紀に比べると2000年代以降に新たな代表作が生まれていないのが寂しいですね。
最新作は、2021年の『幸せは、ここにある』。
ここいらで、事実上の引退をしている奥さんとの共演作もありでは??と思うのは、フィービーにとっては迷惑な話かな。。。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(83)ケビン・コスナー』