55年1月18日生まれ・68歳。
アメリカ出身。
以前はケビン「コストナー」とも表記されたコスナーは、80年代に最も映画を浴びていた自分世代のスターのひとり。
フロンティアスピリットを謳ったり、野球愛に溢れる映画に主演したり、ケネディ暗殺を徹底検証する映画に出たりと、一時期の活躍について北野武は「大統領を目指しているんじゃないの」などと突っ込んでいたけれど、それもちょっと分かるキャリア構築でありました。
まずはなんといっても、モルツのCMだったのよね…って、あらためて観たらコレ、歌もコスナー本人?
<経歴>
映画俳優デビュー作になるはずだった『女優フランシス』(82)は、編集時にほぼほぼカットされ「幻の出演作」に。
不幸?はつづき、『再会の時』(83、監督ローレンス・カスダン)でも同じような扱いを受ける。
その罪滅ぼしもあったのか、カスダンは『シルバラード』(85)に起用、この西部劇の佳作で注目を受けてオファーが舞い込むようになる。
この85年はターニングポイントだったようで・・・
インディーズながら、ミニシアターブームにも乗り日本でもスマッシュヒットを記録した『ファンダンゴ』、
そしてテレビシリーズ『世にも不思議なアメージング・ストーリー』の第1シーズン第5話、「最後のミッション」に出演。
好評を受け、このエピソードはのちに映画版のエピソードに加えられました。
87年、デ・パルマにとっても挑戦であったろう『アンタッチャブル』でエリオット・ネスに抜擢される。
ここから93年までが、コスナーの絶頂期といえるのかも。
どんでん返しばかりが騒がれたが全体の創りも素晴らしかったサスペンス『追いつめられて』(87)、
『さよならゲーム』(88)、『フィールド・オブ・ドリームス』(89)といった野球モノ。
マデリーン・ストーがひたすら美しかった『リベンジ』(90)、
そして、堂々たる初監督作品『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(90)でオスカー作品賞・監督賞ほかを受賞する。
『ロビン・フッド』(91)、
オリバー・ストーン入魂の大傑作『JFK』(91)、
ホイットニー・ヒューストンと共演した大ヒット作『ボディガード』(92)、イーストウッド爺に起用された『パーフェクト・ワールド』(93)など、向かうところ敵なし状態。
しかし西部劇の大作『ワイアット・アープ』(94)が思うような興行成績を残せなかったことからキャリアは傾きはじめ、
つづく『ウォーターワールド』(95)も赤字映画と総スカンを喰らう。
観直してみると、つまらなくはないのですよ。
けっして。
たしかに、ムダに金はかかったとは思いますが。。。
以降は、若干の成功と失敗を繰り返すキャリアに。
ゴルフの世界を描いた『ティン・カップ』(96)、
監督第2作『ポストマン』(97)、『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』(99)、キューバ危機を描いた佳作『13デイズ』(2000)、
『コーリング』(2002)、ほとんど話題にならなかった監督第3作『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』(2003)、『守護神』(2006)。
2013年―『マン・オブ・スティール』でスーパーマン(クラーク・ケント)の養父を好演、
『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)でも同キャラクターを担当する。
ほかの出演作に、『エージェント:ライアン』(2014)や『ザ・テキサス・レンジャーズ』(2019)など。
枯れるにはまだ若い、もう一花咲かせてください!!
次回の列伝は、ケビン・スペイシーさんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『やはり、外では強くなる^^』
アメリカ出身。
以前はケビン「コストナー」とも表記されたコスナーは、80年代に最も映画を浴びていた自分世代のスターのひとり。
フロンティアスピリットを謳ったり、野球愛に溢れる映画に主演したり、ケネディ暗殺を徹底検証する映画に出たりと、一時期の活躍について北野武は「大統領を目指しているんじゃないの」などと突っ込んでいたけれど、それもちょっと分かるキャリア構築でありました。
まずはなんといっても、モルツのCMだったのよね…って、あらためて観たらコレ、歌もコスナー本人?
<経歴>
映画俳優デビュー作になるはずだった『女優フランシス』(82)は、編集時にほぼほぼカットされ「幻の出演作」に。
不幸?はつづき、『再会の時』(83、監督ローレンス・カスダン)でも同じような扱いを受ける。
その罪滅ぼしもあったのか、カスダンは『シルバラード』(85)に起用、この西部劇の佳作で注目を受けてオファーが舞い込むようになる。
この85年はターニングポイントだったようで・・・
インディーズながら、ミニシアターブームにも乗り日本でもスマッシュヒットを記録した『ファンダンゴ』、
そしてテレビシリーズ『世にも不思議なアメージング・ストーリー』の第1シーズン第5話、「最後のミッション」に出演。
好評を受け、このエピソードはのちに映画版のエピソードに加えられました。
87年、デ・パルマにとっても挑戦であったろう『アンタッチャブル』でエリオット・ネスに抜擢される。
ここから93年までが、コスナーの絶頂期といえるのかも。
どんでん返しばかりが騒がれたが全体の創りも素晴らしかったサスペンス『追いつめられて』(87)、
『さよならゲーム』(88)、『フィールド・オブ・ドリームス』(89)といった野球モノ。
マデリーン・ストーがひたすら美しかった『リベンジ』(90)、
そして、堂々たる初監督作品『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(90)でオスカー作品賞・監督賞ほかを受賞する。
『ロビン・フッド』(91)、
オリバー・ストーン入魂の大傑作『JFK』(91)、
ホイットニー・ヒューストンと共演した大ヒット作『ボディガード』(92)、イーストウッド爺に起用された『パーフェクト・ワールド』(93)など、向かうところ敵なし状態。
しかし西部劇の大作『ワイアット・アープ』(94)が思うような興行成績を残せなかったことからキャリアは傾きはじめ、
つづく『ウォーターワールド』(95)も赤字映画と総スカンを喰らう。
観直してみると、つまらなくはないのですよ。
けっして。
たしかに、ムダに金はかかったとは思いますが。。。
以降は、若干の成功と失敗を繰り返すキャリアに。
ゴルフの世界を描いた『ティン・カップ』(96)、
監督第2作『ポストマン』(97)、『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』(99)、キューバ危機を描いた佳作『13デイズ』(2000)、
『コーリング』(2002)、ほとんど話題にならなかった監督第3作『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』(2003)、『守護神』(2006)。
2013年―『マン・オブ・スティール』でスーパーマン(クラーク・ケント)の養父を好演、
『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)でも同キャラクターを担当する。
ほかの出演作に、『エージェント:ライアン』(2014)や『ザ・テキサス・レンジャーズ』(2019)など。
枯れるにはまだ若い、もう一花咲かせてください!!
次回の列伝は、ケビン・スペイシーさんから。
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明日のコラムは・・・
『やはり、外では強くなる^^』