59年7月26日生まれ・63歳。
アメリカ出身。
語りがいがあるのに、厄介だなぁと思う映画人。
その割に、語り手は饒舌になったりして??
たとえばロマン・ポランスキーにウディ・アレンに、今夜の主役スペイシーなどなど。
ほんとうは、喜んでる?
んなことはないが、なんというか自分たち?は才能のある映画人を待っているわけで聖人君子を期待しているわけではない。
ないが、じゃあ犯罪者でもいいのかというと、そんなこともなく。
スペイシーの件は、ジャニーズの性加害事件とそっくりで。
相違点は、本人が生きているか否か、、、ということくらいかもしれない。
この件については後述、
少なくともスペイシーの演技が極上級であることは疑いようがなく、とくに95年の活躍はすごかった。
<経歴>
ジュリアード学院中退。
しばらくは舞台で活動し、映画界への参入は80年代後半から。
『心みだれて』(86)の端役、
『ワーキング・ガール』(88)や『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女』(90)を観直してみると「お、居る居る! まだまだ目立った役柄ではないけれど、達者な演技をしている!」ことが確認出来ます。
飛躍の年は、前述したように95年から。
はっきりいえば、この年が映画俳優デビューといっていいのかと。
犯罪劇『ユージュアル・サスペクツ』ではキーパーソンとなるカイザー・ソゼを好演、オスカー助演賞に輝く。
地下鉄サリン事件の影響を受け、米国以上に日本でヒットしたとされる『アウトブレイク』、
そして『セブン』では、シリアルキラーのジョン・ドゥを迫力たっぷりに演じる。
この1年だけでも、スペイシーはハリウッド史に名を刻むのではないかしら。。。
イヤな検事を演じる『評決のとき』(96)、
スター気取りの刑事を好演した『L.A.コンフィデンシャル』(97)、
サミュエル・L・ジャクソンと共演したサスペンス『交渉人』(98)、
オスカー主演賞に輝くシニカルなコメディ『アメリカン・ビューティー』(99)。
出る映画すべてが話題となり、なおかつハズレ知らず。
敵など居ない状態で、97年には『アルビノ・アリゲーター』で監督デビューも果たしました。
あまり観られていない作品かと思われますが、いやこれ、悪くないんじゃないかな。
(2004年には監督第2作『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』を発表)
21世紀に突入しても好調を維持、
『ペイ・フォワード 可能の王国』(2000)、
ジュリアン・ムーアと共演したラッセ・ハルストレム監督作『シッピング・ニュース』(2001)、
死刑制度を問うアラン・パーカーの『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003)、
レックス・ルーサーを「ジーン・ハックマン風」に熱演した『スーパーマン リターンズ』(2006)、
『モンスター上司』(2011)、『エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~』(2015)。
しかし。
『ベイビー・ドライバー』(2017)で相変わらず好演したあたりで・・・
複数の俳優から、かつて性的暴行を受けたと告発を受け刑事事件となる。
その一部は告訴を取り下げられたものの、
22年、男性3人に対する4件の性的暴行の罪で訴追される。(現在も継続中)
これを受け、数々の企画や制作中の映画がお蔵入り状態に。
ほとんどの出演シーンが撮影済みだった『ゲティ家の身代金』(2017)にいたっては、クリストファー・プラマーを代役として撮り直しされ公開。
つまり現在は「容疑者」であり、映画活動を展開出来る状態にはないと。
推定無罪だからなんともいえないけれど・・・
まちがいなく才能に溢れたひとだから、残念です。
ひたすら、残念です。。。。。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(85)ケビン・ベーコン』
アメリカ出身。
語りがいがあるのに、厄介だなぁと思う映画人。
その割に、語り手は饒舌になったりして??
たとえばロマン・ポランスキーにウディ・アレンに、今夜の主役スペイシーなどなど。
ほんとうは、喜んでる?
んなことはないが、なんというか自分たち?は才能のある映画人を待っているわけで聖人君子を期待しているわけではない。
ないが、じゃあ犯罪者でもいいのかというと、そんなこともなく。
スペイシーの件は、ジャニーズの性加害事件とそっくりで。
相違点は、本人が生きているか否か、、、ということくらいかもしれない。
この件については後述、
少なくともスペイシーの演技が極上級であることは疑いようがなく、とくに95年の活躍はすごかった。
<経歴>
ジュリアード学院中退。
しばらくは舞台で活動し、映画界への参入は80年代後半から。
『心みだれて』(86)の端役、
『ワーキング・ガール』(88)や『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女』(90)を観直してみると「お、居る居る! まだまだ目立った役柄ではないけれど、達者な演技をしている!」ことが確認出来ます。
飛躍の年は、前述したように95年から。
はっきりいえば、この年が映画俳優デビューといっていいのかと。
犯罪劇『ユージュアル・サスペクツ』ではキーパーソンとなるカイザー・ソゼを好演、オスカー助演賞に輝く。
地下鉄サリン事件の影響を受け、米国以上に日本でヒットしたとされる『アウトブレイク』、
そして『セブン』では、シリアルキラーのジョン・ドゥを迫力たっぷりに演じる。
この1年だけでも、スペイシーはハリウッド史に名を刻むのではないかしら。。。
イヤな検事を演じる『評決のとき』(96)、
スター気取りの刑事を好演した『L.A.コンフィデンシャル』(97)、
サミュエル・L・ジャクソンと共演したサスペンス『交渉人』(98)、
オスカー主演賞に輝くシニカルなコメディ『アメリカン・ビューティー』(99)。
出る映画すべてが話題となり、なおかつハズレ知らず。
敵など居ない状態で、97年には『アルビノ・アリゲーター』で監督デビューも果たしました。
あまり観られていない作品かと思われますが、いやこれ、悪くないんじゃないかな。
(2004年には監督第2作『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』を発表)
21世紀に突入しても好調を維持、
『ペイ・フォワード 可能の王国』(2000)、
ジュリアン・ムーアと共演したラッセ・ハルストレム監督作『シッピング・ニュース』(2001)、
死刑制度を問うアラン・パーカーの『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003)、
レックス・ルーサーを「ジーン・ハックマン風」に熱演した『スーパーマン リターンズ』(2006)、
『モンスター上司』(2011)、『エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~』(2015)。
しかし。
『ベイビー・ドライバー』(2017)で相変わらず好演したあたりで・・・
複数の俳優から、かつて性的暴行を受けたと告発を受け刑事事件となる。
その一部は告訴を取り下げられたものの、
22年、男性3人に対する4件の性的暴行の罪で訴追される。(現在も継続中)
これを受け、数々の企画や制作中の映画がお蔵入り状態に。
ほとんどの出演シーンが撮影済みだった『ゲティ家の身代金』(2017)にいたっては、クリストファー・プラマーを代役として撮り直しされ公開。
つまり現在は「容疑者」であり、映画活動を展開出来る状態にはないと。
推定無罪だからなんともいえないけれど・・・
まちがいなく才能に溢れたひとだから、残念です。
ひたすら、残念です。。。。。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(85)ケビン・ベーコン』