Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

轟、音。

2012-06-15 00:15:00 | コラム
<とりあえず、腰痛は回復>

そんなわけで「ほぼ」完全復帰。
コルセットは外し、激しい動き? をするときだけ、特製ゴムバンドを巻きつけている。

Tシャツ野郎だからね、自慢のTシャツを目立たせたいので、ワイヤーもゴムも邪魔なのだ。

とりあえず回復祝いとして企画しているのが、7月4日に実施されるというケンタッキーフライドチキンの「食べ放題」である。(画像は、評判悪くて1度しか起用されなかった「バドミントン」潮田玲子によるCMのワンショット。自分は好きだけどね)

そこそこ儲かっている「はず」なのだから、マンスリー企画にすれば? と思うがね。
社長の柔軟な発想に期待しようか、たとえば食べ残したチキンはひとつ100円として震災の義援金に充てるとかさ。

ともかく毎月食べ放題みたいなことをしている自分にとって、この長い年月はずっとトレーニングだったのだ、、、と解釈出来るわけで、この日に実力を発揮出来ないでどうする? ってな話である。

価格は1200円、制限時間は45分。
よっし、5000円分はクリア出来るよう身体を整えておこう。

あぁ楽しみだ。


ところで。
原稿書きの日常だから休養中でなくとも家にこもっていることが多く、気づかないのも妙といえばそうなのだが、休養中にモノスゴ気になったことは戦闘機の轟音である。

厚木に近いからね町田は、しょうがないのかもしれないが、
地響きをともなう大音量は、映画館の最新設備以上の迫力で「戦争か!?」と錯覚してしまうほど。

速度が上がれば上がるほど音は鋭く大きくなる―と、誰かに聞いたことがあったが、そんなものなのだろうか。
敢えて「音を強調」させることで、我々に軍の存在というものを意識させているのではないか、、、と、勘繰ってしまう。

その理由までは、エロ本野郎には分からないけれども。


ミリタリーの分野は、詳しくはない。
ないが、米映画『トップガン』(86)で、旧ソ連のミグを「平気で」撃ち落とすシーンを観て嫌な気分になったことはある。
米映画で育った自分だが、いやそういう人間だからこそ愛だけでなく「憎」も抱くのもかもしれない、とにかくハリウッドのそういうところが嫌いだ。


そういった現実というものを抜きにして、戦闘機のフォルムだけを眺めると、確かに格好いい。
そんなわけできょうは、印象的な戦闘機が登場する映画を。


(1)『スカイ・クロラ』(2008)

変人・押井守のアニメーション大作。
リアリティのある戦闘機の描写は素晴らしかったが、出てくるキャラクターに「血」が通っていないような気がした・・・。

(2)『ファイナル・カウントダウン』(80)

戦争×SF(タイプスリップ)という組み合わせが新鮮だった、支持者の多い佳作。

トムキャット VS ゼロ戦という夢の対決? が実現。

(3)『トラ・トラ・トラ!』(70)

「黒澤降板」として映画史に残る超大作。

真珠湾攻撃の全容を描き、少なくとも『パールハーバー』(2001)なんかよりは見応えがある。

(4)『アイアン・イーグル』(85)

能天気という点では『トップガン』と同種だが、
この物語には突き抜けた「軽さ」がある。

(5)『紅の豚』(92)

戦闘機ではなく、飛行艇(=水面発着が可)だが。
宮崎アニメには必ず「飛翔」と「破壊」が描かれるというが、それが強調された作品でもある。


・・・・・というわけで、あすより通常コラムに戻します。


※元気の出る曲vol.10・・・『行くぜっ! 怪盗少女』




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満身創痍って格好いいから、そうでもないけど満身創痍といってみる

2012-06-14 00:15:00 | コラム
<腰痛10日目>

癖になるのがイヤだから、コルセットを外して動き回ってみる。
敢えて危険な体勢で、自慰を試みる。

うん、よろし。

仕事も腰痛以前のペースに戻った。
キャンセルが続くと仕事が入ってこなくなる・・・と恐れたが、そうでもないので一安心。

というわけで、腰痛によるコラム特別篇も明日で終了。


しかしながら。
腰の調子が戻ってきたと思ったら、左足首の靭帯の痛みまで戻ってきやがった。
このドサクサのあいだによくなるかもしれない・・・と、甘~い予想をしていたのだけれどもね。

何度もいっているが・・・
自分が負う外的な傷は、勲章だと思っているような馬鹿丸出し野郎である。

女子のかさぶたと自分の複雑骨折、社会的に許されるのは絶対に後者なんだって。

そんなわけだから傷・怪我自慢は自分の得意とするところだが、
では女子の包帯や眼帯姿、絆創膏とか貼っているのを見たりすると萌えるのかというと、「社会的に許されるのは後者」といっているように、そういう趣味はない。そういうジャンルのAVも、積極的には観ない。

観ないのだが、好きな女優さんがそういうジャンルに出演した場合のみ、仕方なく観てみる。
しかし萌えないし興奮もしない。
単に可哀想だなぁと思ってしまう。

だからそこらへんを突き詰めたSMの世界に自分が入っていくことは、まず「ない」と思われる。


満身創痍―タイトルにも書いたが、えらく格好いいフォルムである。
もし牧野光永にペンネームをつけるとしたら、満身創痍がいい。少なくとも竹脇無我より格好いいんじゃないか。(すげーな無我さん、一発で変換出来た!)

全身傷だらけであること。転じて、徹底的にいためつけられること―と、『大辞泉』は明解に解説してくれている。

今宵は、そんな傷だらけの登場人物が活躍する映画を。


(1)『鉄男』(89)

「鉄の侵食で鉄化」というより、鉄と同居することになった男の不条理劇。
最後のほうは「もうどうにでもなれ」と思うだろうが、頬のあたりに金属チックなニキビ? が出来る前半のほうが痛そう。

(2)『月光の囁き』(99)

プレイ―つまり擬似性交としての傷つくり。
繰り返すが、そういう趣味はない。
ないが、最近、気持ちは分かるようになった。

主演のつぐみ、いつの間にかAV女優になっていたこと、知ってた?

(3)『ダークマン』(90)

包帯キャラのキング。
サム・ライミ監督の「かぶき」っぷりは相変わらずだが、このころは地味俳優と認識されていたリーアム・ニーソンが大暴れ。

痛快だ。
このあと、オスカー・シンドラーを演じることも含めて。

(4)『プラネット・テラーinグラインドハウス』(2007…トップ画像)

脚にマシンガン。
この漫画的発想だけで創られたような、愛すべきB級作品。

いっつもタランティーノばかりが目立ってしまうが、ロバート・ロドリゲスも信用のおける職人だ。

(5)『用心棒』(61)

いろいろとリンチに遭う主人公。
いちばんひどいのは、チェ・ホンマンとジャイアント馬場を足したような大男(=羅生門綱五郎 こんなヤツ)にメチャクチャやられるところ。


※元気の出る曲vol.9・・・塚本晋也と組む「ヘンタイ作曲家」石川忠による、『鉄男』サウンドトラック




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ちょっとや そっとじゃ

2012-06-13 00:15:00 | コラム
<腰痛9日目>

腰をちょっとなめていたか、調子に乗ってコルセットを外してアレヤコレヤをやってみたら、途端にガクンガクンと「落ち」そうになった。

あぁ冷や汗。
「びびり」過ぎてもいけないのだろうが、自分の力を過信し過ぎるのもどうかということか。
ここいらへん、いい歳なんだから学ばないとね。

というわけで、まだ完治というわけにはいかなそう。

中村あゆみじゃないが、
腰の痛みは「ちょっとや そっとじゃ」ということなんだろう、
そうであればこっちだって「ちょっとや そっとじゃ」と、折れないこころを持たねばね。

ところで、ゲイではない―という前置きをして話を進めるが、周囲にじゃれついてくる同性多し。
皆に「腰が・・・」といっているわけではないので、知らないヤツは背後から攻めて? くる。

自分の過剰な防御に触れ、そこで初めて不調と気づくらしい。
相手が女子だったらね、多少痛くても防御なんかしないわけなのだが。


防御。
防御といえば、きのうのサッカー日本代表の試合、、、と、やや強引に話を転がしてみる。

とくに前半、豪州の攻めは激しかったねぇ。

総合格闘技MMAの世界でもそうだが、レフリングのレベルが(各国によって)差異があり過ぎるのは問題、、、かもしれない。

天候に左右される、あるいはホーム/アウェイで試合展開ががらりと変わるのは仕方がないにしても、
「審判に恵まれる」かどうかというのは、選手の実力とは完全に無関係な話になるわけで。

ロスタイム終了直前のフリーキック/ホイッスルを指しているわけだが、
まぁでもじつは? こういうことをナンヤカンヤアレヤコレヤいっているのは周りだけで、当人たちは「それはそれ」と割り切っていたりする。

そこで躓いていたら先に進めない、
ヤワじゃないよウチら、まさに「ちょっとや そっとじゃ」ということか。

かなり強引だが、そんなわけできょうのセレクトは「ちょっとや そっとじゃ」めげない映画のキャラクターたちを。


(1)『暴力脱獄』(67)

脱獄モノの主人公は「めげない」タイプばかりだが・・・
そのなかでキングを選出するとなれば、やはりポール・ニューマンが演じたルークだろう。

(2)『太陽を盗んだ男』(79…トップ画像)

主人公を演じる「原爆作った」ジュリーではなく、彼を追う菅原文太(山下警部)のほう。
警視庁の人間ではなく、じつはゾンビ。

沢山銃弾を受けるのに、それでも死なないのだから。
スーパークール!!

(3)『七人の侍』(54)

「勝ったのは、百姓たちだ」と勘兵衛(志村喬)がいうように、百姓たち全員。

(4)『ロッキー』(76)

ベタだが、これは外せない。
トレーナーのミッキーが「もう立つな」というのに、立つんだなこれが。

(5)『モダン・タイムス』(36)

精神をやられても誤認逮捕されても働けなくても、夢と笑顔を忘れずに前進する。

『タクシードライバー』(76)とこの映画を観れば、自分はいつだって元気になれる。


※元気の出る曲vol.8・・・きょうは当然、これでしょう。音が飛ぶ映像だが・・・いやしかし、改めて聞くと、あゆみさんってけっこう音痴だな汗 『ちょっとや そっとじゃ CAN’T GET LOVE』




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ゆり、イカ。

2012-06-12 00:15:00 | コラム
<腰痛8日目>

きょうが「とーちゃん」の69歳の誕生日なので、「山崎」製のハイボールセットを郵送する。
けっこうな重さだが、徒歩で郵便局まで行けたということは、腰はもう大丈夫ということなんだろう。

靴下も難なく履けるようになったし、
くしゃみも怖くないし、
尻も拭ける。
寝転んでAVを観ながらナニをナニしても無問題。

よっし、完治ということにしておこう。

あす、ふつうにジョギング出来たらコルセットともバイバイしてみようか。


録画はしたけれど、触れる時間の取れなかったテレビ番組が、ハードディスクにごっそり。
本意ではないが、それらを二倍速で鑑賞。

夏目三久が司会を務める『ナツメのオミミ』には、映画監督の河瀬直美が出ていた

その作風どおり「消費主義からの脱却を―」というようなことを語っていたが、処女作からのブレのなさは尊敬に値するし、このまま突っ走ってほしいと思う、、、いっぽうで、よし、じゃあ自分は消費主義を突き詰めてみようか・・・と気持ちを新たにする。

『情熱大陸』には、ももクロの戦友である音楽プロデューサー「ヒャダイン」こと前山田健一が出ていた。
期待どおり? ちょっと頭がおかしい感じで、あぁなるほど、打ち込みで音楽を創るひとはこんな風なのだろうな・・・と、ちょっと安心した。


それにしても。
国内でもいろんなことがあって笑顔で居続けることは難儀だが、
シリアの虐殺報道に触れるたび、暗澹とした気分に襲われる。

こんな時代に、、、と思うが、
そういえばアキ・カウリスマキの新作映画『ル・アーヴルの靴みがき』は、「こんな時代だからこそ、、、」という想いから「敢えて」創られた希望の物語だったか。


過酷だが、それでも生きる―今宵は、そんな映画をセレクト。


(1)『EUREKA』(2000…トップ画像)

「生きろとはいわん、ばってん死なんでくれ!」―この台詞に尽きる。

(2)『カッコーの巣の上で』(75)

マクマーフィーの息の根を止めたチーフの、生きようとするパワーは凄まじい。

(3)『アンダーグラウンド』(95)

地上では、いつも争いが。
地下に閉じこもっていたくもなるよ。

(4)『どこまでもいこう』(99)

子どもの世界だって、闘いがあるのだ。

(5)『レイジング・ブル』(80)

「―そこでパリサイ人たちは盲人であったひとを、もう一度呼んでいった。
“神に栄光を帰するがよい。あのひとが罪人であることは私たちには分かっている”
すると彼はいった。
“あの方が罪人であるかどうか私は知りません。ただひとつのことだけ知っています。

私は盲であったが、今は見えるということです”」

『新約聖書 ヨハネによる福音書 第9章24-26』より。


つまり、そういうこと? なんだな。

たぶんこのあたり、スコセッシの新作『沈黙』でも触れてくるはず。


※元気の出る曲vol.7・・・マイケル・ナイマンの名曲の数々




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もう一本!!

2012-06-11 00:15:00 | コラム
<腰痛7日目>

不思議なもので、動き出すと「なんとなく、いける」感じがしてくる。

もちろん、ときどき「腰が抜けそうになる」瞬間が訪れてヒヤッとするのだが、どこからか、ももクロ「あーりん」の「だいじょうぶ♪」という甘~~い励ましの声が聞こえてきて、自分を奮い立たせてくれる。

女子の存在って、でかい? なぁ。

自分の脚を長いこと診てくれている“神”主治医も「もう問題なかろう」といってくれている。
あとは「多少痛くても、慣れるほかない」と。

この主治医はアスリート専門のひとで、神ではあるが同時に鬼でもあり、自己中心的なきらいがある。
こっちが状況を説明しようとしてもそれを遮り、二言目には「オレの話を聞け」。
「責任は取る」とまでいう。

ほんとうか? と思うが、実際、このひとのいうことを聞いてダメになったことがない。

自信満々、このはっきりとした態度は映画監督に向いているかもしれない・・・と、やや強引に話を進めてみる。


さっき、ヤフーのサーフィンをしていたら、「映画監督、なぜモテる?」という記事が載っていた。

高収入ではない、イケメンでもないのに―というわけである。

確かに・・・
古くは高橋伴明が高橋恵子を、
周防正行が草刈民代を、
最近でも石井裕也が満島ひかりを、
園子温が神楽坂恵を、
そして飯塚健はワカパイ井上和香を伴侶にしている。

最後のケースなどは映画小僧に大いなる希望を抱かせる素晴らしい結婚だが、
惚れた女優を起用し続け、彼女らに悉く振られたと「されている」ヒッチコックなどは、あの世から「fuck!」と声を荒げているかもしれない。

ともあれ。
スマートな中年紳士(周防さん)と美女よりかは、奇人(園さん)と美女のほうを応援? したくなるのが映画小僧の性で。

その理想型が新藤・乙羽信子のカップルだったと思われるが、新藤さんは100歳まで生きた。

というわけで今宵は、訃報に触れて労いのことばよりも先に「もう一本撮ってほしかった・・・」と、個人的にショックを受けた映画監督を5人、挙げてみたい。


(1)やっぱり、黒澤明…享年88歳

長生きしたほうだとは思うけれど。
自殺未遂からも、立ち直ったわけだし。

映像化を狙っていた『達磨寺のドイツ人』、ぜひ観たかった。

(2)クシシュトフ・ケシェロフスキ…享年54歳

『トリコロール』のシリーズで有名なポーランド人だが、「次回作が最も気になる」と評価されていたころに急死。
惜しい。

(3)スタンリー・キューブリック…享年70歳

新作完成後の急死。
『A.I.』の準備までしていたのにな。

(4)今村昌平…享年79歳

神代辰巳の最期は壮絶だったが、
誤解を恐れずにいえば、ああいう姿、イマヘイにこそ似合う、、、といっておきたい。

(5)テッド・デミ…享年39歳

名匠ジョナサン・デミの甥。
『ブロウ』(2001)を観ただけで、その才能を確信。

39歳ってさぁ、神は居るのかって思うよね。


※元気の出る曲vol.6・・・『用心棒』テーマ曲




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