ひーろーえい「が」→「か」にばりずむ(カニバリズム)。
愛情表現としては「食べてしまいたいくらい、好き」とはいうけれど、
実際にヒトを食べるヒトは「ほとんど」居ない。
「皆無」とはいえないところがミソ、、、ではあるものの、ゲテモノ料理を紹介するテレビ番組だって、「この食材は、ヒトです」といった時点でNGが入る。
ヒトが美味いかどうかは、とりあえず佐川一政(=パリ人肉食事件)に聞くほかない。
しかしこのひとだって実際にヒトの肉を食べたのかは、結局は分からない。自分で食べたといっているだけだから。
というわけで、人肉食(カニバリズム)の話。
まぁどうせ食すのだったら、やっぱり女子のほうがいいよね・・・とは思う。
おっぱいか、ふとももね。
食材として考えると筋肉が締まっている男子のほうが美味のような気もするが、とにかく見た目がさ。
そういえば少し前に、自分の性器を喰わせた日本人がニュースになっていたっけ。
提供したそのひともすごいが、喰ったひとたちのほうがチャレンジャーだなぁ。
「これは自分のムスコの一部です」と、明かされたうえで口に入れたわけだから。
映画『生きてこそ』(93)ではないけれど、
飢えの果てに・・・というのなら、仕方がない面はあるだろう、
しかし嗜好として食すという行為は、そーとーにアブノーマルだと思う。
美味いかどうかの一点だけで捉えれば、どうやら不味いらしいし。
不味いとされるものを敢えて食すというのは、食欲だけでは説明のつかぬ、なんらかの快楽があるということなのだろう。
誰もが想起するカニバリズム映画は、たぶん『羊たちの沈黙』(90)。
キーパーソンとなるレクター博士、「アイツの肝臓を喰ってやった」とかいってクラリスを脅しているし。
実際に起こったとされる事件(人肉パイ)を下敷きにしたのは、ミュージカル仕立ての『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(97)。
ほかに『ラビナス』(99)などもカニバリズムを描いてはいるものの、
決定打といえるのが『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)、そしてトップ画像の『ゆきゆきて、神軍』(87)なのではないか。
ヘンタイ淀川長治がこよなく愛したピーター・グリーナウェイ、このひとを一躍有名にした『コックと泥棒、その妻と愛人』は、
ある種の「罰」として、人肉が提供されている。
そういう物語に興味のないひとでも、ゴルチエの衣装やマイケル・ナイマンの音楽、レンブラント・ライトなど見どころが多く、これはあらゆるひとに薦められる作品、、、なのだが、
『ゆきゆきて、神軍』に関しては、観るひとにはある程度の覚悟が要求されると思う。
ドキュメンタリー映画の大傑作、しかし、
戦争当時の上官を殴る主人公・奥崎謙三のキャラクター性が突出「し過ぎて」いるため、最後まで観ていられないひとがけっこう多いのだ。
ちなみに、うちのとーちゃんは途中で挫折。
友人Hは感銘を受け、映画監督を志し始めた。
いずれにせよ極端な反応ばかりで、「まぁまぁ」という感想はあり得ぬ創りなのである。
そんな悪魔のようなキャラクターが追及する問題こそ、戦争当時に発生したとされる人肉食事件。
好きは大好き、嫌いは大嫌いになる映画だが・・・
ビッグバジェットの映画に飽きたというひと、チャレンジしてみないかい?
次回のしりとりは、
かにばりず「む」→「む」らきよしろう。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『縮みゆくおとこ』
愛情表現としては「食べてしまいたいくらい、好き」とはいうけれど、
実際にヒトを食べるヒトは「ほとんど」居ない。
「皆無」とはいえないところがミソ、、、ではあるものの、ゲテモノ料理を紹介するテレビ番組だって、「この食材は、ヒトです」といった時点でNGが入る。
ヒトが美味いかどうかは、とりあえず佐川一政(=パリ人肉食事件)に聞くほかない。
しかしこのひとだって実際にヒトの肉を食べたのかは、結局は分からない。自分で食べたといっているだけだから。
というわけで、人肉食(カニバリズム)の話。
まぁどうせ食すのだったら、やっぱり女子のほうがいいよね・・・とは思う。
おっぱいか、ふとももね。
食材として考えると筋肉が締まっている男子のほうが美味のような気もするが、とにかく見た目がさ。
そういえば少し前に、自分の性器を喰わせた日本人がニュースになっていたっけ。
提供したそのひともすごいが、喰ったひとたちのほうがチャレンジャーだなぁ。
「これは自分のムスコの一部です」と、明かされたうえで口に入れたわけだから。
映画『生きてこそ』(93)ではないけれど、
飢えの果てに・・・というのなら、仕方がない面はあるだろう、
しかし嗜好として食すという行為は、そーとーにアブノーマルだと思う。
美味いかどうかの一点だけで捉えれば、どうやら不味いらしいし。
不味いとされるものを敢えて食すというのは、食欲だけでは説明のつかぬ、なんらかの快楽があるということなのだろう。
誰もが想起するカニバリズム映画は、たぶん『羊たちの沈黙』(90)。
キーパーソンとなるレクター博士、「アイツの肝臓を喰ってやった」とかいってクラリスを脅しているし。
実際に起こったとされる事件(人肉パイ)を下敷きにしたのは、ミュージカル仕立ての『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(97)。
ほかに『ラビナス』(99)などもカニバリズムを描いてはいるものの、
決定打といえるのが『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)、そしてトップ画像の『ゆきゆきて、神軍』(87)なのではないか。
ヘンタイ淀川長治がこよなく愛したピーター・グリーナウェイ、このひとを一躍有名にした『コックと泥棒、その妻と愛人』は、
ある種の「罰」として、人肉が提供されている。
そういう物語に興味のないひとでも、ゴルチエの衣装やマイケル・ナイマンの音楽、レンブラント・ライトなど見どころが多く、これはあらゆるひとに薦められる作品、、、なのだが、
『ゆきゆきて、神軍』に関しては、観るひとにはある程度の覚悟が要求されると思う。
ドキュメンタリー映画の大傑作、しかし、
戦争当時の上官を殴る主人公・奥崎謙三のキャラクター性が突出「し過ぎて」いるため、最後まで観ていられないひとがけっこう多いのだ。
ちなみに、うちのとーちゃんは途中で挫折。
友人Hは感銘を受け、映画監督を志し始めた。
いずれにせよ極端な反応ばかりで、「まぁまぁ」という感想はあり得ぬ創りなのである。
そんな悪魔のようなキャラクターが追及する問題こそ、戦争当時に発生したとされる人肉食事件。
好きは大好き、嫌いは大嫌いになる映画だが・・・
ビッグバジェットの映画に飽きたというひと、チャレンジしてみないかい?
次回のしりとりは、
かにばりず「む」→「む」らきよしろう。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『縮みゆくおとこ』