Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

punch、、、ららら~♪

2012-06-24 01:00:00 | コラム
30~31歳のころ、私服保安員(万引きGメン)をやっていたことは何度も記している。

忙しい店長の代わりに「保安」を任されているわけで、事案は窃盗だけとは限らない。
たとえば品物を壊したりするデストロイヤー系? の犯行を確認することもするし、
近年とくに多いのは、盗撮の取り締まりである。

淫靡さはなく、むしろ健康的なイメージを抱く「パンチラ」だが、それを「こっそり」「なんとなく」見るのは「ぎりぎりセーフ」かもしれない、しかし撮ってしまうのは弁解のしようがない犯罪だろう。

盗撮が特殊なものではなく一般的な犯罪として拡大したのはもちろん、携帯電話/デジカメの普及による。

テクニシャンであればメール打つ振りをして撮影することも可能で、彼ら(100%「男のみ」と断定しても問題なかろう)を現行犯逮捕するのは、なかなかに難儀である。
窃盗よりも恥ずかしい行為であることは確かで、素直に捕まってくれるヤツは居ないし。
つまり「それなりの抵抗」を覚悟して声をかけなければならず、第一声と見た目により「オメーより強いんだ、正しいんだ」ということを印象づける必要がある、ゆえに自分は帽子を目深に被って「ヘラヘラした目」を隠し、無精髭を生やしていたのだった。(辞めるまでに7人の盗撮犯を捕まえたが、なぜか? 辞めてからも5人ほど捕まえちゃっている。イケメンくんも居て、「なんで? 不自由しないでしょ?」などと思ったものだった)


そういえば盗聴の映画は山ほど(=コッポラの『カンバセーション』(73)、『トリコロール/赤の愛』(94)、傑作『善き人のためのソナタ』(2006))あるが、盗撮の映画は少ない。

映画小僧が真っ先に挙げるのは、怪作『愛のむきだし』(2009=トップ画像)だろう。

ネクラといえる性犯罪を素材に、純愛を描く―たいしたもんです、園監督は。


パンチラは好きだ。
大好き、といっていい。

もちろん撮ることはしないし、「どこかにパンチラはないですか~?」みたいな怪しい動きを見せることもしない。
しないが、チャンスとあれば「ごく自然に、見えちゃった」というミエミエな演技で視線を動かすことは多い。
見えたら得した気分になり、1日をハッピーに過ごせる。
見えなかったら欲求だけが残り、
帰宅後にAVを観るか、
ハニーは文句をいわないひとなので、台所に侵入? し、寝転んでパンチラを思う存分眺めたりする。

まぁ、社会的に許される範囲内のヘンタイということなんだろう。


そういえば先日の『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)で、
『ミニスカートの幾何学による、階段においてギリギリ安全なスカート丈の証明』
という阿呆な企画を、えらく真面目に取り上げていた。

科学者を自称するひとが、数式を用いて「この階段では、このくらいの長さであればパンチラは発生しない」ということを証明していくのである。

面白かった。

見えそうで見えない―そこにこそロマンがあると、科学者はいう。

確かにそうで、小林よしりんもかつて「そこに文化が介在しないと、男は不能になる」と名言を放っていた。

まもなく梅雨があけて、本格的な夏が始まる。

パンチラには男と女の攻防があるはずで、
女子が積極的になる世の中は歓迎だが、パンチラだけは「見ていいよ」ではなく「見ちゃダメ」という態度を取ってほしい、そうでなければ得した気分にもなり難い・・・と思うのだが、どのくらいの男子がこの意見に賛成してくれるのだろうか。





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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(5)』

コメント (1)
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