Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

もう一本!!

2012-06-11 00:15:00 | コラム
<腰痛7日目>

不思議なもので、動き出すと「なんとなく、いける」感じがしてくる。

もちろん、ときどき「腰が抜けそうになる」瞬間が訪れてヒヤッとするのだが、どこからか、ももクロ「あーりん」の「だいじょうぶ♪」という甘~~い励ましの声が聞こえてきて、自分を奮い立たせてくれる。

女子の存在って、でかい? なぁ。

自分の脚を長いこと診てくれている“神”主治医も「もう問題なかろう」といってくれている。
あとは「多少痛くても、慣れるほかない」と。

この主治医はアスリート専門のひとで、神ではあるが同時に鬼でもあり、自己中心的なきらいがある。
こっちが状況を説明しようとしてもそれを遮り、二言目には「オレの話を聞け」。
「責任は取る」とまでいう。

ほんとうか? と思うが、実際、このひとのいうことを聞いてダメになったことがない。

自信満々、このはっきりとした態度は映画監督に向いているかもしれない・・・と、やや強引に話を進めてみる。


さっき、ヤフーのサーフィンをしていたら、「映画監督、なぜモテる?」という記事が載っていた。

高収入ではない、イケメンでもないのに―というわけである。

確かに・・・
古くは高橋伴明が高橋恵子を、
周防正行が草刈民代を、
最近でも石井裕也が満島ひかりを、
園子温が神楽坂恵を、
そして飯塚健はワカパイ井上和香を伴侶にしている。

最後のケースなどは映画小僧に大いなる希望を抱かせる素晴らしい結婚だが、
惚れた女優を起用し続け、彼女らに悉く振られたと「されている」ヒッチコックなどは、あの世から「fuck!」と声を荒げているかもしれない。

ともあれ。
スマートな中年紳士(周防さん)と美女よりかは、奇人(園さん)と美女のほうを応援? したくなるのが映画小僧の性で。

その理想型が新藤・乙羽信子のカップルだったと思われるが、新藤さんは100歳まで生きた。

というわけで今宵は、訃報に触れて労いのことばよりも先に「もう一本撮ってほしかった・・・」と、個人的にショックを受けた映画監督を5人、挙げてみたい。


(1)やっぱり、黒澤明…享年88歳

長生きしたほうだとは思うけれど。
自殺未遂からも、立ち直ったわけだし。

映像化を狙っていた『達磨寺のドイツ人』、ぜひ観たかった。

(2)クシシュトフ・ケシェロフスキ…享年54歳

『トリコロール』のシリーズで有名なポーランド人だが、「次回作が最も気になる」と評価されていたころに急死。
惜しい。

(3)スタンリー・キューブリック…享年70歳

新作完成後の急死。
『A.I.』の準備までしていたのにな。

(4)今村昌平…享年79歳

神代辰巳の最期は壮絶だったが、
誤解を恐れずにいえば、ああいう姿、イマヘイにこそ似合う、、、といっておきたい。

(5)テッド・デミ…享年39歳

名匠ジョナサン・デミの甥。
『ブロウ』(2001)を観ただけで、その才能を確信。

39歳ってさぁ、神は居るのかって思うよね。


※元気の出る曲vol.6・・・『用心棒』テーマ曲




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明日のコラムは・・・

『未定』です。
コメント (2)
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