Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

My Favorite Things

2018-07-21 00:10:00 | コラム
原稿を滅多に落とさない(ボツにならない)自分であるが、先週はたてつづけに2つ落とし、さすがに凹んだ。

ボス曰く「どうした? バランス悪いだろう。偏っているところがお前のスタイルだけど、これじゃあ偏り過ぎだよ」


いつもどおり、ことばを組み立てただけなのに・・・。


こんなときは自分にとってのお気に入り・好物をひたすら想像し、気持ちをアゲていくしかない。


というわけで、きょうはそんな感じで。


<果物>

(1)桃

(2)ブドウ

(3)グレープフルーツ


<野菜>

(1)トマト

(2)キャベツ

(3)スイカ・・・いちおう野菜、にしておこう


<肉>

(1)鶏

(2)牛

(3)豚


<焼肉:牛>

(1)トモサンカク

(2)タン

(3)ハラミ


<焼き鳥>

(1)かわ

(2)つくね

(3)なんこつ


<寿司>

(1)ハマチ

(2)中トロ

(3)サーモン


<女子の髪型>

(1)黒髪ぱっつんロング

(2)ツインテール

(3)肩ラインボブ


<女子の脚>

(1)ひざのうら

(2)ふくらはぎ

(3)くるぶし


<モビルスーツ>

(1)グフ

(2)ゲルググ

(3)シャアザク


<酒>

(1)ビール

(2)ハイボール

(3)ワイン


<アスリート>

(1)モハメド・アリ

(2)桜庭和志

(3)伊藤智仁


<作家>

(1)夏目漱石

(2)松尾スズキ

(3)川端康成


<音楽>

(1)『Creep』(Radiohead)

(2)『テクノポリス』(YMO)

(3)『Jumpin’ Jack Flash』(ザ・ローリング・ストーンズ)


・・・我ながら単純だが、ようし元気が出てきたぞ!!




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明日のコラムは・・・

『映画監督別10傑(22)北野武』
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にっぽん女優列伝(70)乙羽信子

2018-07-20 00:10:00 | コラム
24年10月1日生まれ・94年12月22日死去、享年70歳。
鳥取出身。

新藤兼人について語ろうとすれば「もれなく」乙羽信子(おとわ・のぶこ)さんがついてくるし、
その逆も同様で、つまりふたりでひとつ、
乙羽さんについて語ることは、新藤監督について語ることと同意なのでした。



監督主演の名コンビであり、夫婦でもあるふたり。

オオシマと小山明子の関係性にちかいような気がしますが、このふたりとの決定的なちがいは、
乙羽さんは新藤監督のことを「先生」と呼び、新藤監督は乙羽さんのことを「乙羽くん」といっていたところでしょう。

現代の夫婦では無理があるけれど、このふたりに関しては似合うなぁ、、、とは思います。


ふたりはいくつもの野心作を生み出してきましたが、その最高傑作は、まちがいなく『裸の島』(60)だと思います。



ほぼ台詞なしの疑似ドキュメンタリーを成功させるために、乙羽さんは「静かに」大熱演、キャリアで最高の演技を披露しています。


ただ最もポピュラーな作品となると、こちらになるかもしれません。
遺作ですしね。


※110秒かけた予告編なのに、結局どんな物語なのか「はっきり分からないところ」がすごい



<経歴>

宝塚歌劇団27期生。
同期生に、越路吹雪、月丘夢路ら。

50年、宝塚を退団し大映に。
デビュー当時のキャッチフレーズは、「百萬弗のゑくぼ」。

なるほど、かわいい感じがしますし、漢字で表現すると雰囲気があってよいですね。

映画俳優デビュー作は、50年の『處女峰』。
脚本は、28年後に旦那になる新藤兼人によるものでした。

新藤監督には最初は恋情というより「共鳴」にちかいところがあったようで、52年、新藤による自主映画『原爆の子』の出演を大映の猛反対を聞かずに決断、これがきっかけで大映を退社しました。


以下、新藤とのタッグ作品をまとめて。

『愛妻物語』(51)
『縮図』(53)
『どぶ』(54)
『銀心中』(56)
『女優』(56)
『悲しみは女だけに』(58)
『第五福竜丸』(59)
『裸の島』(60)
『人間』(62)
『母』(63)
『鬼婆』(64)
『藪の中の黒猫』(68)
『触角』(69)
『裸の十九才』(70)
『讃歌』(72)
『心』(73)
『絞殺』(79)
『北斎漫画』(81)
『落葉樹』(86)
『ブラックボード』(86)


つぎに、新藤監督以外の作品を。
溝口健二や稲垣浩、川島雄三から成瀬巳喜男、現代の監督では大林宣彦にも起用される人気ぶりでした。


『宮城広場』(51)、『月の渡り鳥』(51)、『誰が私を裁くのか』(51)、『お遊さま』(51)、
『安宅家の人々』(52)、『夜明け前』(53)、『千羽鶴』(53)、『大阪の宿』(54)、『美女と怪龍』(55)、
『太夫さんより 女体は哀しく』(57)、『柳生武芸帳 双龍秘剣』(58)、『暖簾』(58)、『野良猫』(58)、『貸間あり』(59)、
『秋立ちぬ』(60)、『永遠の人』(61)、『猟銃』(61)、『世界大戦争』(61)、『愛情の系譜』(61)、『台所太平記』(63)、『香華』(64)、『大根と人参』(65)、『暴れ豪右衛門』(66)、『赤毛』(69)。

『恍惚の人』(73)、『しあわせ』(74)、『事件』(78)、
『思えば遠くへ来たもんだ』(80)、『俺とあいつの物語』(81)、『天国にいちばん近い島』(84)、『夜叉』(85)、『植村直己物語』(86)、『二十四の瞳』(87)。

94年12月22日、肝硬変で死去。
肝臓癌を患っていました、享年は70歳。

遺作は旦那による『午後の遺言状』(95)。


本人も旦那も、遺作であることを確信して撮ったといわれています。

現代では「ちと早い」気もしますが、大往生だよあなぁ、、、と思います。

合掌。


次回のにっぽん女優列伝は、尾野真千子さんから。

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明日のコラムは・・・

『My Favorite Things』
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にっぽん女優列伝(69)奥貫薫

2018-07-19 00:10:00 | コラム
70年11月22日生まれ・47歳。
東京出身。

自分が高校生のころにはすでに芸能人で、その存在は知っていましたし、あぁキュートなひとだなぁと顔と名前をはっきり覚えました。

が、奥貫薫(おくぬき・かおる)さんを女優として認識するのはもっとずっとあとで、97年の『ラヂオの時間』からでしたね。

正直、「タレントさんが演技やってみました」みたいな感じかなと思っていたらば、それから継続的に映画に出演、現在は中堅女優のひとりといっていいポジションを獲得しています。


そういえば写真集も買ってました、自分。



※現在公開中、とても共感を覚えた青春映画です。
薫さんは、ヒロインのママを好演。



<経歴>

夫は、俳優の小木戸利光。

たいへんなイケメンさんです。



86年―『ヤングジャンプグランプリ』で大賞を受賞、グラビア活動を始める。

このころは「奥田かおる」という芸名だったと思います、彼女見たさに『ヤンジャン』を立ち読みした記憶がうっすらと残っていますね。


アイドル冬の時代といわれる80年代後半、8人組のアイドルグループ「エンジェルス」の一員として本格的に芸能活動を始める。

※どの子か、分かりますよね?



自分が「お!」と思ったのは、テレビ朝日で放送されていた「なんでもランキング」番組『はなきんデータランド』(89~96)。

映画興行ランキングのコーナーなどで、元気に「今週の1位は・・・」などとレポートしていました。


以下、映画のキャリアに絞って・・・。

映画俳優デビュー作は、89年の『バトルヒーター』。

爆風スランプのメンバーが主演したコメディ―なんだか時代を感じさせますが、けっこう面白かったと記憶しています。

そこから空白の期間? を経て97年、三谷幸喜の初監督作品『ラヂオの時間』で西村雅彦の恋人を演じる。


『リング0 バースデイ』(2000)、『化粧師 KEWAISHI』(2002)、『竜二Forever』(2002)、
『ドラゴンヘッド』(2003)、『ゲロッパ!』(2003)、『半落ち』(2004)、『恋愛小説』(2004)、『下弦の月~ラスト・クォーター』(2004)、『お父さんのバックドロップ』(2004)、
『北の零年』(2005)、『メールで届いた物語』(2005)、『カーテンコール』(2005)、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)、『ピーナッツ』(2006)、『県庁の星』(2006)、『放郷物語 THROWS OUT MY HOMETOWN』(2006)、『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006)、『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006)、
『叫』(2007)、『あしたの私のつくり方』(2007)、『彩恋 SAI-REN』(2007)、『HERO』(2007)・・・という具合に、主演を張ることは「まず、ない。」ものの、毎年必ずスクリーンに顔を出す安定のキャリアを築いていきます。

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)で旦那さんと出会い、しかし結婚して以降もペースを崩さずに女優でありつづける。

『映画 クロサギ』(2008)、『奈緒子』(2008)、『シャカリキ!』(2008)、『旅立ち~足寄より~』(2008)、
『余命』(2009)、『蟹工船』(2009)、『女の子ものがたり』(2009)、『今度は愛妻家』(2010)、
『セイジ ―陸の魚―』(2012)、『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』(2013)、『小指ラプソディ』(2014)、『岸辺の旅』(2015)、『桜ノ雨』(2016)、『恋妻家宮本』(2017)、
そして最新作は『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018)。

ひとつくらい「堂々の主演作」があってもいいと思うのですけれど、どうなのでしょう。

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明日のコラムは・・・

女優列伝、3連続です。
『にっぽん女優列伝(70)乙羽信子』
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にっぽん女優列伝(68)荻野目慶子

2018-07-18 01:15:51 | コラム
64年9月4日生まれ・53歳。
熊本出身。


公式プロフィール



再ブレイク中の荻野目洋子の姉、荻野目慶子(おぎのめ・けいこ)さんのことが好きです。

容姿も声も、そいでもって波乱に満ちたキャリアも好き。

不倫相手だった映画監督が彼女の部屋で首つり自死、
その数年後、深作欣二にほとんど強引に関係を迫られ再び不倫。

一時は精神的に不安定になりながらも復活、石井隆が紡ぐ物語のヒロイン・名美を地でいくイキザマを自著『女優の夜』(幻冬舎)で告白、強いなぁ女優だなぁ! と思います。

好き嫌いというか賛否は分かれるでしょうけれどね、ただ自分は大好きであると。


※みんな、月でした



<経歴>

小学6年のころに「劇団ひまわり」に入団、子役としてキャリアを築いていく。

映画俳優デビュー作は、77年の『獄門島』。

『海潮音』(80)、
『南極物語』(83)ではイメージソングも担当、

※このころの写真は、妹さんにそっくりですね



しかし本編のテーマ曲をヴァンゲリスが担当していたため、慶子さんの歌はそれほど話題になりませんでした。


『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(90)、『陽炎』(91)。

このあたりで、前述した恋人の自死事件が起こり、メディアの格好の餌食となる。


92年、深作監督と出会い『いつかギラギラする日』でヒロインを演じる。



いわゆる「ウザいキャラ」でしたが、スキャンダル報道にファック・ユーするかのような熱演で胸がすきましたね。


『高校教師』(93)、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)、
『皆月』(99)、『三文役者』(2000)、
『完全なる飼育 女理髪師の恋』(2004)、『ベロニカは死ぬことにした』(2006)、『幽閉者 テロリスト』(2007)、『次郎長三国志』(2008)、『鎧 サムライゾンビ』(2009)、『山形スクリーム』(2009)。

「業」にちかいものを感じさせる「映画」女優さんですから、慶子さんのそうした体質を理解している監督と組むと、印象に残る演技を披露してくれます。

思ったほど映画の代表作が多くないのは、そこに気づいている創り手が少ないということでしょうか。

気づき易い、、、と思うのですけれどね。

最新作は、『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)。

最大の見せ場はキョンキョンと慶子さんの演技対決であり、つまり行定勲監督は、慶子さんの体質・魅力に気づいているということなのでしょう。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(69)奥貫薫』
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ready!!

2018-07-17 08:43:36 | コラム
起床する。

映画音楽を聴きながら洗濯物を取り込む。

洗顔する。

新聞を読む。

コーヒー飲みながら煙草を吸い、軽くネットサーフィン。

飯を喰う。

歯を磨く。

シャワーを浴びる。

リュックに着替えなどを詰め込む。

チャリの空気圧をチェックし、出発。


取材などで外出する場合の、これが大体の出発までの流れ。

通勤通学しているひとと、あまり変わらないと思う。


だるい日もあるでしょう、
しかし1日のスタート、つまり「よーい、どん!」であるからして、リズミカルかつ、キレのある感じにしたいよね。

『ベイビー・ドライバー』(2017)の冒頭のように、1日のスタートはゴキゲンでありたい。




個人的に印象に残っている映画の「よーい、どん!」を、あとふたつほど。


リズミカルとはいえないが、これ彼にとってのルーティンになっているのだろうな・・・と思わせるのが、『セブン』(95)のサマセット(モーガン・フリーマン)。

きょう着ていくスーツなどは用意されていて、ホコリをはらい、それを羽織り、

ポケットにナイフやハンカチ、刑事のバッジを入れ、



そうして最後に電気のスイッチを切る。


もうひとつは、『コマンドー』(85)の出動シーン。



このあと彼は、娘がどこに監禁されているかも判明していないのに、すべての建物を爆破していくっていうね笑


どうですか、みなさん。

3連休明けだし。
あいかわらず暑いし。

少しでもだるさが抜けるよう、きょうはこんなコラムにしてみましたとさ。

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明日のコラムは・・・

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