Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画監督別10傑(46)ロバート・アルトマン

2019-04-15 00:10:00 | コラム
~ロバート・アルトマンのキャリア10傑~

(当然)新作が発表されることはないのに、なぜか「自分のなかでは」生きていると錯覚してしまう。

そんなアルトマン御大は、10年以上前に鬼籍に入っている。

享年81歳・・・なぜなんだろう、信じられないなぁ!!


アルトマン映画の一大特徴といえば、群像劇。
次に、シニカルな眼差し。

けれども生粋の冷笑家だったわけではなく、浮き沈みを経験した結果、そんなスタイルに「落ち着いた」といえるのかもしれない。


(1)『ショート・カッツ』(94)

レイモンド・カーヴァーによるいくつかの短編をヒントに群像劇を紡いでみせた、アルトマンの集大成。

PTAことポール・トーマス・アンダーソンの『マグノリア』(99)は、あきらかにこの映画を参考にしている。

アンディ・マクドゥエル、マシュー・モディン、ティム・ロビンス、ジュリアン・ムーア、アン・アーチャー、ジェニファー・ジェイソン・リー、クリス・ペン、リリ・テイラー、マデリーン・ストー、フランシス・マクドーマンド、そしてトム・ウェイツ。
渋いオールスターキャスト全員が熱演、ベネチア映画祭で金獅子グランプリのほか、急遽「出演者全員賞」が授与されたのも納得の完成度。



(2)『ザ・プレイヤー』(92)

理想が現実に呑み込まれるさまを皮肉たっぷりに描き、ハリウッドの一側面を浮かび上がらせる。



巨大スタジオに翻弄された過去を持つアルトマンの、ルサンチマンで出来上がった映画なのかな。

それにしても、冒頭の長回しは気持ちよくって何度も観てしまう。

(3)『M★A★S★H マッシュ』(70)

朝鮮戦争を舞台にしたブラックコメディだが、アルトマンの映画のなかではクセが弱めで、初級篇にぴったりかもしれない。

事実かどうかは分からないが、劇中のなかで初めて「fuck」ということばが使われた映画と「されている」。

(4)『ナッシュビル』(75)

自分にとっての初アルトマン作品。

脚本さえしっかりしていれば群像劇は上手に撮れる・・・と思っていたのだが、いやいや、これは空間演出というのも大事な要素になってくるな、アルトマンは特殊な才能を持っていたのだ―ということが、この映画を観ればはっきり分かると思う。



(5)『ロング・グッドバイ』(73)

私立探偵フィリップ・マーロウが登場するレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説を映画化、独自のタッチが光り、主に作家のあいだで信奉者の多い傑作。

ちょっと笑ってしまうのが、チンピラの役で無名だったころのシュワ氏が登場しているところ。

(6)『ゴスフォード・パーク』(2001)

オスカー脚本賞に輝いた、群像ミステリー。

QTやPTAの映画にもいえることだが、多くの名優たちが全幅の信頼を寄せて物語の世界に身をゆだねている―だからこそ、観ている側も心地よくなれるのだろうね。

(7)『ストリーマーズ 若き兵士たちの物語』(83)

ベトナム戦争を描いた舞台劇を忠実に映画化。

日本では未公開だったものの、『ショート・カッツ』によるアルトマン再評価の波を受けて94年に劇場公開された。

それにしてもマシュー・モディンは、兵士の役が似合う。

(8)『プレタポルテ』(94)

服飾業界を描いた(これまた)群像劇。

けれども結末は予想どおりの展開で、ちょいとパンチが弱いかな。



(9)『クッキー・フォーチュン』(99)

世間体を気にし過ぎた一家が、老婆クッキーの自殺を殺人と偽装したことから起こる騒動を軽快に描く。

相変わらず全出演者が好演しているが、なかでもリヴ・タイラーとジュリアン・ムーアが素晴らしい。



(10)『ゴッホ』(90)

不遇の天才画家を、兄弟という視点で捉え直す。

アルトマンにしては正攻法だが、ファン・ゴッホを演じるティム・ロスの熱演により見応えは充分。

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明日のコラムは・・・

『Watches』
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2019-04-14 00:10:00 | コラム
少し落ち着いたものの、前澤ZOZO代表がやんややんやとメディアを賑わせているのは個人的には面白い。

キャラが立っているからね。
立っているひとは好き嫌い分かれるものだが、自分は「たいがい好き。」になる。

キャラが立っているにもかかわらず「どうかな…」と思ってしまったのは、堀江くんと橋下徹くらいかもしれない。
両者とも、喧嘩になった際のことばづかいで「底が見えたな」と思ったので。

喧嘩するならするで、それさえ楽しませてくれなきゃ。
オオシマと野坂さんの喧嘩は面白かったでしょ?


それは置いておいて、自分はZOZOTOWNユーザーではない。

いちども買い物したことがない。
サイトも覗いたことがない。

毛嫌いしているわけではなく、その機会がなかっただけ。


そんなわけできょうは、自分が好んでいる・信用している企業あるいはブランドを10社(? で、いいかな)挙げてみましょう。


(1)adidas

かっけー! CMだよね。



(2)アイリスオーヤマ

デザインがよいうえに安いときたもんだ。

ここ数年は、家電製品といえばアイリスと決めている。

(3)JT

喫煙者だからね、応援するに決まってる。



(4)Lenovo

ウチの3台目・4台目・5台目(現在)のパソコンが、そう。

(5)Microsoft

Windowsユーザーです。

いまさらAppleユーザーにはなれないし。。。

(6)三井住友銀行

上京して初めて作った口座なので。

そのときはまだ、住友銀行だったけれど。

(7)WOWOW

野心的な番組創りの姿勢。



インディーズの映画プロダクションみたいだ。

(8)幻冬舎

売れる見込みがあり、なおかつ「やや」スパイシーな本を出せる強み。

(9)シマノ

チャリダーとして、ここのブレーキ技術がいちばん信用出来る。

(10)宝島社…トップ画像

ほぼ毎年、センスのある広告を発表している。

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『映画監督別10傑(46)ロバート・アルトマン』
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横浜だったらチャリで行くで~♪

2019-04-13 00:10:00 | コラム
21日の日曜日、MMA興行『RIZIN』の今年初となるナンバーシリーズ『RIZIN.15』が開催される。

現時点では全13試合、まあまあなカードをそろえており、これはスタートの遅さを挽回するねらいがあるのかなって思う。

場所は聖地「たまアリ」ではなく、横浜アリーナ。




アリーナだったら愛車のロードバイクで疾走すれば60分も要さない、久し振りにチャリで行こうかな。


さて。
バラさんこと榊原RIZIN代表が先週、メディアを(軽く)賑わせた。

ボクシングの英雄パッキャオと(なんらかの)契約を交わしたから。




自分も「今度は誰を当てるんだ!?」と興奮したが、じつは本人がリングに上がるわけではなく、パッキャオの推薦選手がRIZINのリングにやってくるという話だった。

まぁ慎重で頭のいいボクサーだから、冷静に考えれば本人がMMAやキックボクシングに挑戦することなどあり得ないしね、
ボクシングをするにしたって、この短期間で「納得のいく相手」を用意出来るとは思えない、
人騒がせといえばそうだが、バラ代表にはこういう「カブキクセ」があり、ハマれば大衆の支持を得られるものの、ほとんどは「その逆」になってしまうんだな。

(日本の)MMAが全盛期だった15年前ほど、受け手は辛抱強くない。

そのへんの感覚を頭に入れて、もうちょい計画的に動こうねバラさん。


タレント不足という深刻な問題があり、MMAだけでなくキックボクシングなどを取り入れる必要があることはファンも納得している。

けれどもRIZINはあくまでもMMA興行であるはずなので、そのへんのとこよろしく!!




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『brand』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(288)

2019-04-12 00:10:00 | コラム
ちゃー「じ」→「じ」どうしゃ(自動車)

若い世代の「車離れ」が加速しているってね。

とはいえそれが顕著なのは、東京に暮らすアンチャンネーチャンの話ではないのか。

たとえば。
わが故郷・群馬県館林市では、なにをするにも車が必要。

チャリダーを自称する自分だって、それは東京に居るからつづけていられるのであって、もし地元に住んでいたら早いうちに免許を取っていたと思う。(そう、免許さえ持っていないのだった)

それは郊外に住むひとだって同様なのではないか。
車がないと、ショッピングモールに行くのだって容易ではないところがあるものね~。

だから若いひと全体で見れば「車離れ」は加速しているのだろうが、必要なところに住んでいるアンチャンネーチャンは高校卒業後にすぐ車ほしがるだろうし、いつの時代だって「ある一定数の走り屋気質」のアンチャンも居る。


さてチャリダーかつ無免許の自分でも、かっけー! と思う車くらいはある。

以下は、映画のなかで登場した「個人的に印象に残り、かっけー!」と思った10台の自動車である。


『ブリット』(68)

「68年型フォード・マスタングGT390」

マックィーンが乗っているから、余計にかっけー! のだろうね。




『バットマン』(89)

ゴツすぎる気もするが、ヒーローはこのくらいのに乗らないと。


『レインマン』(88)

「ビューイック・ロードマスター」

チャーリー「…父さんは、ボクに触らせてもくれなかった」


『グラン・トリノ』(2008)

イーストウッド演じるキャラクターと重なる存在感。




『サンダーアーム/龍兄虎弟』(87)

「三菱ミラージュスパイダー」

成龍が目指すアクションに適したデザイン。




『コブラ』(86)

「50年マーキュリーカスタム」

ああいう格好をした中年じゃないと似合わないだろうな。


『007』シリーズ

・・・といえば、

「アストンマーチン」


『ルパン三世 カリオストロの城』(79)

「フィアット500」

宮崎爺がまだ爺でなかったころの作品なので、想像力は無限に広がり、この車も、もはや車でないような動きまで見せる。

これぞ、アニメーション。


『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)

マーティ「だってこれ、デロリアンでしょ」
ドク「なにがいけない? タイムマシン作るなら、格好いいほうがいいだろう?」




『デス・プルーフinグラインドハウス』(2007…トップ画像)

「シボレー・シェビーII・ノバ」

ノーズで自己主張するダックちゃん(アヒル)もイカシてるぜ!!


次回のしりとりは・・・
じどう「しゃ」→「しゃ」れ。

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『横浜だったらチャリで行くで~♪』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(287)

2019-04-11 00:10:00 | コラム
てぃー「ちゃー」→「ちゃー」じ(チャージ)

チャージ(charge)とは「充電」「補填」「入金」という意味だが、交通系のICカード「Suica」「PASMO」が浸透して以降、日本では「入金」の意味でしか使用されていないかもしれない。

自分も「Suica」の無記名タイプを持っており、電車に乗るときはこれを使用している・・・が、そもそもをいえば電車にはほとんど乗らない。

乗らないにもかかわらず、しょっちゅうチャージしている。

なぜって、松屋やコンビニでも使えるから。

交通系のICカードで、カルビW定食の特盛を食べていると。


そういや『チャージマン研!』(74)というカルトアニメーションがあったが、



なにが「チャージ」だったのだろう、変身のことをそう表現していたのかな。


それはともかく。
起承転結の「転」において、登場人物はなんらかのものを「チャージ」し危機を回避する―ドラマというものをそんな風に説明することだって出来るわけで。

以下は、登場人物たちによる(広義の意味における)「チャージ」行為が登場する映画である。


『ポパイ』(80)

○○で復活!! といえば、やはりほうれん草でパワーアップするポパイでしょう。



実写映画版はシニカルな視点が持ち味の監督ロバート・アルトマンが(なぜか)抜擢され、
ロビン・ウィリアムズが怪演、オリーブ役のシェリー・デュヴァルも頑張っていたけれど、観たひとのほとんどが褒めないという珍品に。

関係者、みんなが気の毒だったな・・・。

『キャリー』(76)

ヒトへの絶望と怒りを燃料にして、自身の能力(=テレキネシス)を最大限に発揮するキャリー。



悲劇にはちがいないが、正直スカっとしたよね。

『ロッキー2』(79)

「勝って!」

モノなんか要らない。

愛するひとが目覚め、勝ってくれとヒトコトいうだけでロッキーはチャージ完了なのだ。

『七人の侍』(54)

毎日のごはんだけをギャラとしてもらっている七人の侍たち。

これじゃあモチベーションも上がらんだろうが、彼らに提供する白米のために、百姓たちは「ひえ」で我慢していることを知る。

「この米、おろそかには喰わぬぞ」

こうして侍たちは、百姓たちのために本気を出して戦うのだった。


※久蔵のような剣豪でも、喰うことが出来なかったのかな



『ケープ・フィアー』(91…トップ画像)

自分に有利となる証拠をもみ消した弁護士への復讐。

「あの日」のことを常に思い出し、復讐の炎を燃やし続けたマックスの執念よ!!

あすのしりとりは・・・
ちゃー「じ」→「じ」どうしゃ。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(288)』
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