~マリオ・カサールのキャリア10傑~
伊達男って感じもするし、なんとなくマッチョな感じもする。
レバノン出身のカサールは、主に80~90年代に大作を多くプロデュース。
(70歳になった現在は、ほぼ引退状態)
プロダクション「トライスター」や「カロルコ・ピクチャーズ」のロゴを見ただけでワクワクする向きも居ることでしょう、
自分もドンピシャ世代なので、「とりあえずこのひとの名前があればアタリ」という感覚を持っている。
しかし。
オオアタリしたビッグバジェットがあるにも関わらず、カロルコってすぐに倒産してしまうのだよね。
分からんもんだなぁ。。。
(1)『ターミネーター2』(91)
パート1と同じくらいの支持を受ける大ヒット作。
このシーンの後半に出てくる眼鏡の日本人は編集者・小峯隆生で、キャメロン監督に気に入られ「突然」出演が決まったというが、ということはカサールもOKを出したということか。
(2)『ランブリング・ローズ』(91)
いっぽうで、こんなに地味で意欲的な作品も創っている。
素晴らしい映画ですよ、性欲過多のヒロイン(ローラ・ダーン)を優しく見つめる佳作。
(3)『クリフハンガー』(93)
スライにとっては、久しぶりの成功作となったアクション。
(4)『トータル・リコール』(90)
『T2』に本作にと、この時代、ビッグバジェットといえば、スピルバーグ印か、カサール印かだった。
ブラッカイマーがエンジン全開になるのは、これのちょっとあとだしね。
(5)『ジョニー・ハンサム』(89)
ミッキー・ローク主演でひとつといわれれば、自分は迷うことなくこれを挙げる。
一般的な評価は必ずしも高くはないが、ウォルター・ヒルの演出はキレがあるし、ロークだけでなくモーガン・フリーマンや、最高で最悪なビッチを演じるエレン・バーキンがじつにいい。
(6)『勝利への脱出』(81)
スライやマイケル・ケイン、そしてペレまで出演したスポーツ×脱獄の映画。
決着のつけかた、なるほどと思ったね。すごく興奮した。
(7)『ランボー』(82)
スライとシュワ氏のちがいは、筋肉量ではなく、前者には「哀切」が似合う―というところ。
そういう意味で、きちんとしたキャスティング会議を経たのだと思う。
(8)『レッドブル』(88)
ねっ。
シュワ氏、こういうの似合うもん。
仏頂面でも、なんとなくユニークだよね。
(9)『ロリータ』(97)
キューブリック版より、エイドリアン・ライン版を支持。
それはもう、この子に尽きますよ。
(10)『ジェイコブス・ラダー』(90)
ベトナム後遺症の悪夢を歪んだ映像美で描く、エイドリアン・ラインの佳作。
最近になって一部で再評価されているようで、そう、このころのライン監督ってノッていたんだよなぁ!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『ひとつもリアルタイムで観ることは出来てない…けれど』
伊達男って感じもするし、なんとなくマッチョな感じもする。
レバノン出身のカサールは、主に80~90年代に大作を多くプロデュース。
(70歳になった現在は、ほぼ引退状態)
プロダクション「トライスター」や「カロルコ・ピクチャーズ」のロゴを見ただけでワクワクする向きも居ることでしょう、
自分もドンピシャ世代なので、「とりあえずこのひとの名前があればアタリ」という感覚を持っている。
しかし。
オオアタリしたビッグバジェットがあるにも関わらず、カロルコってすぐに倒産してしまうのだよね。
分からんもんだなぁ。。。
(1)『ターミネーター2』(91)
パート1と同じくらいの支持を受ける大ヒット作。
このシーンの後半に出てくる眼鏡の日本人は編集者・小峯隆生で、キャメロン監督に気に入られ「突然」出演が決まったというが、ということはカサールもOKを出したということか。
(2)『ランブリング・ローズ』(91)
いっぽうで、こんなに地味で意欲的な作品も創っている。
素晴らしい映画ですよ、性欲過多のヒロイン(ローラ・ダーン)を優しく見つめる佳作。
(3)『クリフハンガー』(93)
スライにとっては、久しぶりの成功作となったアクション。
(4)『トータル・リコール』(90)
『T2』に本作にと、この時代、ビッグバジェットといえば、スピルバーグ印か、カサール印かだった。
ブラッカイマーがエンジン全開になるのは、これのちょっとあとだしね。
(5)『ジョニー・ハンサム』(89)
ミッキー・ローク主演でひとつといわれれば、自分は迷うことなくこれを挙げる。
一般的な評価は必ずしも高くはないが、ウォルター・ヒルの演出はキレがあるし、ロークだけでなくモーガン・フリーマンや、最高で最悪なビッチを演じるエレン・バーキンがじつにいい。
(6)『勝利への脱出』(81)
スライやマイケル・ケイン、そしてペレまで出演したスポーツ×脱獄の映画。
決着のつけかた、なるほどと思ったね。すごく興奮した。
(7)『ランボー』(82)
スライとシュワ氏のちがいは、筋肉量ではなく、前者には「哀切」が似合う―というところ。
そういう意味で、きちんとしたキャスティング会議を経たのだと思う。
(8)『レッドブル』(88)
ねっ。
シュワ氏、こういうの似合うもん。
仏頂面でも、なんとなくユニークだよね。
(9)『ロリータ』(97)
キューブリック版より、エイドリアン・ライン版を支持。
それはもう、この子に尽きますよ。
(10)『ジェイコブス・ラダー』(90)
ベトナム後遺症の悪夢を歪んだ映像美で描く、エイドリアン・ラインの佳作。
最近になって一部で再評価されているようで、そう、このころのライン監督ってノッていたんだよなぁ!!
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明日のコラムは・・・
『ひとつもリアルタイムで観ることは出来てない…けれど』